Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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目次
索引

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1.2.22.1.3 適用先IDの定義
■機能説明
ユーザ資源データを適用するファイルに対する識別子を定義します。この適用先IDの定義は、ユーザ資源を適用するシステムで定義する必要があります。資源配付ではユーザ資源の適用時に、その資源グループ情報として定義されている適用先IDと同じ適用先IDがある場合だけ、ファイルに適用します。
■記述形式
drmsdfn |
-a lib [-f 適用先ディレクトリ名] -l 適用先ID [-S] |
■オプション
- -a lib:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションでは“lib”と指定します。
- -f 適用先ディレクトリ名:
- ユーザ資源の適用先のディレクトリ名を絶対パス名で指定します。ロングファイル名、特殊文字、空白を含むパスを指定する場合は、“"(ダブルコーテーション)”で囲む必要があります。ユーザ資源の適用時には、本オプションで指定されたディレクトリのユーザ名または所属グループ名が適用ファイルに引き継がれます。したがって、ユーザ資源の適用時にはユーザ資源のアクセス・チェックは行いません。また、適用先のディレクトリまたはファイルの属性については、資源登録時と同じになります。
なお、パッケージだけを適用する場合は、本オプションを省略してください。
- -l 適用先ID:
- ユーザ資源データを適用するファイルに対する適用先IDを指定します。適用先IDは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。運用管理サーバからダウンロードされたユーザ資源を適用する場合は、本オプションで指定した適用先IDをもとにして、適用先のファイル名と一致させます。
- -S:
- 適用先ディレクトリが共有ディスクの場合に指定します。本指定で適用処理時にアクセスできない場合は、適用処理をしないで適用正常として扱います。この場合、適用状態(ステータスに出力されるエラーコード)に“SKIP”が設定されます。
■復帰値
- 0:成功
- 定義処理が正常に終了しました。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- 同じ適用先IDが定義されました。定義処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。定義処理ができません。
- 4:プログラム・エラー
- システムにエラーが発生しました。定義処理ができません。
■参照
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Windows NT系 |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- DistributionOperation権限が必要です。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- 適用先IDを二重に定義した場合、エラーメッセージが出力されます。すでに定義している適用先IDを、削除コマンド(drmsdlt)で削除してから再定義してください。
- 適用先IDには、英数字(0〜9、A〜Z、a〜z)と“#”で指定してください。
- 適用先ディレクトリ名には、“/”、“*”、“?”、“%”を使用しないでください。また、“.”の1文字または“..”の2文字だけを使用しないでください。
- パッケージの適用処理では、-fオプションの値は無視されます。
- -fオプションが省略された適用先IDをパッケージ以外のユーザ資源に指定した場合は、適用処理でエラーとなります。
- 適用先としてネットワークドライブは扱っていないため、指定しないでください。
■使用例
適用先IDを“TEXTLIB”、ディレクトリ名を“D:\usr\text”と定義します。
drmsdfn -a lib -l TEXTLIB -f D:\usr\text
■実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
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