Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド> 1.2.22 drmsdfn(定義コマンド)> 1.2.22.1 サーバ用定義コマンド

1.2.22.1.4 RAS接続情報の定義

■機能説明

サーバ-サーバ間の接続で、Windows NT(R)のRAS機能を使用して回線を接続する運用の場合に、RAS接続のためのRAS電話帳エントリ名、ユーザIDなどの情報を定義します。

■記述形式

drmsdfn

-a line [-l 回線種別] -n ノード名 -r RAS電話帳エントリ -u ユーザID [-p パスワード|-P] [-c コメント]

■オプション

-a line:
本コマンドの機能を定義します。本オプションでは、“line”と指定します。
-l 回線種別:
あて先システムと接続する回線種別を指定します。回線種別は、以下のように指定します。
RAS: RAS接続
本オプションを省略した場合は“RAS”が指定されたものとみなします。
-n ノード名:
接続したい相手のノード名を指定します。ノード名は、あて先定義時のノード名または送信時に自動定義されるシステム名を、128バイト以内の文字列で指定します。
-r RAS電話帳エントリ:
RAS電話帳エントリを指定します。RAS電話帳エントリは、リモートアクセスサービス内の電話帳に記述したエントリ名を指定します。本オプションは、エントリに設定した36バイト以内の文字列で指定します。ブランクを含む文字列で指定する場合は、“”(ダブルコーテーション)”で囲んで指定してください。
-u ユーザID:
あて先システムのRASサーバで接続許可されているユーザIDを指定します。ブランクを含む文字列で指定する場合は、“”(ダブルコーテーション)”で囲んで指定してください。本オプションは、RASサーバで接続許可に指定した256バイト以内の文字列で指定します。
-p パスワード:
-uオプションで指定したユーザIDのパスワードを指定します。ブランクを含む文字列で指定する場合は、“”(ダブルコーテーション)”で囲んで指定してください。本オプションは、RASサーバで接続許可に指定した256バイト以内の文字列で指定します。パスワードを省略した場合は、コマンドラインに”Password:”の文字を出力し、パスワード入力を待ちます。この場合、パスワードは画面に表示されません。
-P:
-uオプションで指定したユーザIDにパスワードが設定されていない場合に指定します。本オプションと-pオプションは、同時に指定することはできません。
-c コメント:
利用者の任意なコメントを指定します。コメントは、ASCII(30文字以内)またはシフトJIS(15文字以内)のブランクを含む多国語文字列で指定します。ブランクを含む文字列で指定する場合は、“"(ダブルコーテーション)”で囲んで指定してください。

■復帰値

0:成功
定義処理が正常に終了しました。
3:処理継続不可能な使用者エラー
オプションの指定に誤りがあります。定義処理ができません。
4:プログラム・エラー
システムにエラーが発生しました。定義処理ができません。

■参照

表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

■コマンド格納場所

Windows NT系

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

■使用例

RAS電話帳エントリ神戸にノード名が142.16.7.16であるシステムに、ユーザID“E0175”、パスワード“zzz”、コメント“テスト”で定義します。

drmsdfn -a line -l RAS -r神戸 -n 142.16.7.16 -u E0175 -p zzz -c テスト

■実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。


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