Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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12.5.2.1 データベースからXML文書に変換する場合の処理手順
データベースからXML文書に変換する場合の処理手順を、以下に示します。

- データベースへの接続
データベースへの接続要求を行い、接続を確立します。
- ResultSetオブジェクトの作成
SQLによりデータベース検索を行い、ResultSetオブジェクトを取得します。

XML変換機能は、スクロール可能なResultSetオブジェクトを対象としています。
JDBCで、Statementオブジェクトを作成する場合、ResultSetクラスの定数にTYPE_FORWORD_ONLYを指定すると、XML変換機能はResultSetにデータがない旨のエラーを出力します。
この場合、TYPE_SCROLL_SENSITIVEまたはTYPE_SCROLL_INSENSITIVEを指定してください。
- GeneratorMapオブジェクトの作成
マッピングルールファイルを指定し、GeneratorMapオブジェクトを作成します。
- XMLGeneratorオブジェクトの作成
XMLGeneratorオブジェクトを作成します。
- DocumentFountainオブジェクトの作成
XMLGeneratorオブジェクトの文書生成メソッドcreateDocumentFountain()を呼び出します。その際、引数として、ResultSetオブジェクトおよびGeneratorMapオブジェクトのほかに、出力形式および出力形式に応じた必要な情報を指定します。その結果、DocumentFountainオブジェクトが生成され、アプリケーションに返却されます。
なお、DocumentFountainオブジェクトから取り出すXML文書の出力形式は、この時点で決定されます。
- 出力時の文字コードの設定
アプリケーションから、DocumentFountainオブジェクトの文字コードの設定メソッドsetEncoding()を呼び出し、生成されるXML文書の文字コードを指定します。
文字コードを指定しない場合は、“UTF-8”が指定されたとみなします。
- XML文書の出力
DocumentFountainオブジェクトの文書取出しメソッドgetXMLDocument()を呼び出し、以下のいずれかの形式でXML文書を受け取ります。
- String
- Stream
- ファイル
- DOMツリー
- SAX
なお、1つのResultSetオブジェクトから複数のXML文書を生成する場合は、文書取出しメソッドgetXMLDocument()を複数回呼び出すことで、順にXML文書が生成され、アプリケーションに返却されます。
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