Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第3部 その他のアプリケーション開発> 第12章 XML変換機能> 12.5 アプリケーションの設計> 12.5.2 XML変換機能を用いたアプリケーションの処理手順

12.5.2.1 データベースからXML文書に変換する場合の処理手順

データベースからXML文書に変換する場合の処理手順を、以下に示します。

  1. データベースへの接続
    データベースへの接続要求を行い、接続を確立します。

  2. ResultSetオブジェクトの作成
    SQLによりデータベース検索を行い、ResultSetオブジェクトを取得します。

    XML変換機能は、スクロール可能なResultSetオブジェクトを対象としています。
    JDBCで、Statementオブジェクトを作成する場合、ResultSetクラスの定数にTYPE_FORWORD_ONLYを指定すると、XML変換機能はResultSetにデータがない旨のエラーを出力します。
    この場合、TYPE_SCROLL_SENSITIVEまたはTYPE_SCROLL_INSENSITIVEを指定してください。
  3. GeneratorMapオブジェクトの作成
    マッピングルールファイルを指定し、GeneratorMapオブジェクトを作成します。

  4. XMLGeneratorオブジェクトの作成
    XMLGeneratorオブジェクトを作成します。

  5. DocumentFountainオブジェクトの作成
    XMLGeneratorオブジェクトの文書生成メソッドcreateDocumentFountain()を呼び出します。その際、引数として、ResultSetオブジェクトおよびGeneratorMapオブジェクトのほかに、出力形式および出力形式に応じた必要な情報を指定します。その結果、DocumentFountainオブジェクトが生成され、アプリケーションに返却されます。
    なお、DocumentFountainオブジェクトから取り出すXML文書の出力形式は、この時点で決定されます。

  6. 出力時の文字コードの設定
    アプリケーションから、DocumentFountainオブジェクトの文字コードの設定メソッドsetEncoding()を呼び出し、生成されるXML文書の文字コードを指定します。
    文字コードを指定しない場合は、“UTF-8”が指定されたとみなします。

  7. XML文書の出力
    DocumentFountainオブジェクトの文書取出しメソッドgetXMLDocument()を呼び出し、以下のいずれかの形式でXML文書を受け取ります。

なお、1つのResultSetオブジェクトから複数のXML文書を生成する場合は、文書取出しメソッドgetXMLDocument()を複数回呼び出すことで、順にXML文書が生成され、アプリケーションに返却されます。


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