Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

付録A ディスク容量/データベース領域の見積もり> A.3 クライアントのディスク容量を見積もる

A.3.1 資源配付に必要な資源の見積り(クライアント)

資源配付使用時にクライアントで必要な資源には、次の領域があります。

これらの概要については、“資源配付に必要な資源の見積り(運用管理サーバ)”を参照してください。

◆DRMS管理ファイルの見積もり式

次は資源配付機能を使用する場合にDRMS管理ファイルとして必要なディスク容量の算出式です。

 

クライアントのDRMS管理ファイル容量(単位:Kbyte)
= 管理情報の領域
 + 自システムの資源領域
 + ロギング情報の領域
 + ロールバックの領域
 + インベントリ情報の領域

 

次の条件を前提としています。

管理情報の領域
= 21.0 + メンテナンス版数数×8.0
 + 業務数×1.4 + 資源グループ数×2.4
 + (2.5 + 業務数×0.2 + 資源グループ数×0.2)×
   (メンテナンス版数数 + メンテナンス版数の版数数)

 

自システムの資源領域
= 受信総世代の総データ量×1.2
資源領域の資源は、受信した資源が対象となります。複数世代を一度にダウンロードする場合には、すべての世代のデータ量を足した分の容量が必要になります。
資源は、以下の契機で削除されます。
ロギング情報の領域 = 2268

 

ロールバックの領域
= 適用するスクリプトファイルの最大量
 + 適用スクリプトで適用するデータ量の大きさ
ロールバック用の領域は、ノード変数の設定によって任意のディレクトリに作成することができます。初期値ではDRMS管理ファイルに作成します。

 

インベントリ情報の領域
= (5 + 収集対象ソフトウェア数×0.5
     + 収集対象テキストファイルの行数×0.5
     + (業務数+メンテナンス版数数)×0.8)×2
 + ソフトウェア辞書の容量
ソフトウェア辞書の容量は、1ソフトウェアあたり、0.1〜0.5Kbyte必要です。必要な容量は、ソフトウェア辞書に登録する情報内容により変動します。

◆作業領域の見積もり

使用場所が“指定の作業領域”の場合は、“環境変数TMP”に設定する領域を作業領域として利用します。

作業領域で作成したファイル、ディレクトリは、処理が終了した時点で削除されます。

次は資源配付機能を使用する場合に必要な作業領域のディスク容量の算出式です。アップロード時および適用時のデータ量は、世代単位のデータ量です。ダウンロード時のデータ量は、今回ダウンロードする複数世代のデータ量の合計です。資源を圧縮指定で登録していない場合は、データ量を登録時のデータ量で計算します。

 

クライアントの資源配付作業領域容量(単位:Kbyte)
= 下記の作業容量の最大値

 

処理フェーズ

使用場所

作業容量

サーバへの資源アップロード時

  • 送信ファイル+制御ファイル
  • データ圧縮作業ファイル

指定の作業領域

2 + 資源数×0.12 +
圧縮前のデータ量(Kbyte)の合計

[資源圧縮時]
圧縮後のデータ量(Kbyte)×1

[資源未圧縮時]
なし

サーバからの資源ダウンロード時

指定の作業領域

受信時に管理ファイル内に格納できないデータ量

資源適用時

  • データ伸長作業ファイル

指定の作業領域

[資源圧縮時]
圧縮前のデータ量(Kbyte)×1

[資源未圧縮時]
なし

移入時

  • 移入制御ファイル

指定の作業領域

[メンテナンス版数]
メンテナンス版数の版数最大データ量(Kbyte) + 6(Kbyte)

[個別資源]
3(Kbyte)

備考.資源数は、資源グループの1世代に含まれるファイル数です。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1996-2006