Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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付録A ディスク容量/データベース領域の見積もり | > A.1 運用管理サーバで必要な領域を見積もる |
資源配付使用時に運用管理サーバで必要な資源には、次の領域があります。
保守対象の資源とその管理情報を格納するDRMS管理ファイルの領域が必要です。DRMS管理ファイルは、運用に影響を与えないために単独のドライブとする形態をお勧めします。次の領域が含まれます。
資源配付が一時的に使用する作業領域として必要になります。作業領域として任意のディレクトリ配下を指定することが可能です。
資源配付が使用するディスク容量の配置イメージを、次に示します。
資源配付機能を使用する場合にDRMS管理ファイルとして必要なディスク容量の算出式は次のとおりです。
運用管理サーバのDRMS管理ファイル容量(単位:Kbyte) = 管理情報の領域 + 自システムまたは下位システムへの資源領域 + ロギング情報の領域 + ロールバックの領域 + インベントリ情報の領域
次の条件を前提としています。
一般的にクラスタはNTFSの場合は1 キロバイト、ブロックは0.5 キロバイトで計算します。
各項目ごとの見積もり式は次のとおりです。
管理情報の領域 = 業務数×資源グループ数×0.1 + 適用先ID数×1.1 + (0.2×業務数 + 333)×メンテナンス版数数 + サーバ数×資源グループ/メンテナンス版数数×26.6 + (資源グループ数×4.4 + 下位システムへの配付資源グループ/メンテナンス版数数×2 + 資源グループ/メンテナンス版数数×下位システム数) ×1アロケートサイズ
資源グループ数は、PTF製品数とPUF製品数を含みます。また、世代数は、製品の場合、修正レベル数を含みます。
自システムまたは下位システムへの資源領域 = 資源グループ数×未適用世代数×資源データ量 + メンテナンス版数数×メンテナンス版数の版数数×資源データ量
資源領域の資源は、登録または受信した資源が対象となります。資源領域の情報、および資源は、次の契機で削除されます。
- 自システムの適用資源は、適用が正常に完了した場合または資源保有数(apply_gennum)を超えた場合
- 下位システムへの中継資源は、資源保有数(other_gennum)を超えた場合
- 削除コマンドで資源を削除した場合
受信資源の拡張領域への保管を指定している場合は、次のように獲得されます。
- 一般資源の場合
ここで計算されるディスク容量は、DRMS編集ファイルで定義する、to_storagedir1〜to_storagedir10 で指定されたディレクトリに順次獲得します。
- パッケージの場合
ここで計算されるディスク容量は、to_stagedir1〜to_stagedir10 で指定されたすべてのディレクトリに獲得します。
ロギング情報の領域 = 2068
ロールバックの領域 = 適用するスクリプトファイルの最大量 + 適用スクリプトで適用するデータ量の大きさ
ロールバック用の領域は、ノード変数の設定によって任意のディレクトリに作成することができます。初期値ではDRMS管理ファイルに作成します。
インベントリ情報の領域 = (5 + 収集対象ソフトウェア数×0.5 + 収集対象テキストファイルの行数×0.5 + (業務数+メンテナンス版数数)×0.8)×収集システム数 ×ソフトウェア辞書の容量
ソフトウェア辞書の容量は、1ソフトウェアあたり、0.1〜0.5Kbyte必要です。必要な容量は、ソフトウェア辞書に登録する情報内容により変動します。
使用場所が“指定の作業領域”の場合は、DRMS編集ファイルで定義するwork_dirオプションが示す領域を作業領域として利用します。
使用場所が“システムの作業領域”の場合は、修正データ適用時にシステムが使用する作業領域です。
各作業領域で作成したファイル、ディレクトリは、処理が終了した時点で削除されます。
次は資源配付機能を使用する場合に必要な作業領域のディスク容量の算出式です。データ量は、世代または修正レベル単位のデータ量を使用します。資源を圧縮指定で登録していない場合は、データ量を登録時のデータ量で計算します。
サーバの資源配付作業領域容量(単位:Kbyte) = 下記の作業容量の最大値 または 同時に動作する処理の作業容量の総計
処理フェーズ |
使用場所 |
作業容量 |
|
サーバへの資源送信時 |
送信コマンド実行場所 |
圧縮後のデータ量(Kbyte)×1 |
|
サーバからの資源受信時 |
指定の作業領域 |
圧縮後のデータ量(Kbyte)×2 |
|
クライアントへの資源送信時 |
指定の作業領域 |
2(Kbyte)×同報クライアント数 |
|
クライアントからの資源受信時 |
指定の作業領域 |
圧縮後のデータ量(Kbyte)×1 |
|
サーバへの資源移出時 |
移入コマンド実行場所 |
移出データ量(Kbyte)×1 |
|
指定の作業領域 |
移出データ量(Kbyte)×1 |
||
サーバへのメンテナンス版数移出時 |
移入コマンド実行場所 |
移出データ量(Kbyte)×1 |
|
指定の作業領域 |
移出データ量(Kbyte)×1 |
||
サーバへの資源移入時 |
移入コマンド実行場所 |
移入データ量(Kbyte)×1 |
|
指定の作業領域 |
移入データ量(Kbyte)×1 |
||
サーバへのメンテナンス版数移入時 |
移入コマンド実行場所 |
移入データ量(Kbyte)×1 |
|
指定の作業領域 |
移入データ量(Kbyte)×1 |
||
多階層運用時での資源の自動中継 |
中継サーバ上の指定の作業領域 |
圧縮後のデータ量(Kbyte)×1 |
|
資源登録時 |
登録コマンド実行場所または-Wオプションで指定した場所 |
圧縮前のデータ量(Kbyte)×2 |
|
資源適用時 |
テキスト、バイナリ、スクリプト |
適用コマンド実行場所 |
なし |
指定の作業領域 |
圧縮後のデータ量(Kbyte)×1+圧縮前のデータ量(Kbyte)×2 |
||
メンテナンス版数 |
適用コマンド実行場所 |
なし |
|
指定の作業領域 |
メンテナンス版数のデータ量(Kbyte)×1+メンテナンス版数内の最大世代量(Kbyte)×2 |
||
パッケージ形式の製品、文字パターン、文字セット、フォームオーバレイ、拡張FCBモジュール |
指定の作業領域 |
圧縮前のデータ量(Kbyte)×1 |
|
システム修正データ |
指定の作業領域 |
圧縮前のデータ量(Kbyte)×1 |
|
システムの作業領域 |
圧縮前のデータ量(Kbyte)×1 |
(注)
システム修正データのデータ量については、修正に添付される“修正説明書”を参照してください。
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