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第1章 HTMLページ編集サービスの概要 | > 1.2 HTMLページ編集サービスの機能 |
CORBAオブジェクト連携には、以下の機能があります。
HTMLページ編集サービスは、WWWブラウザとの入出力データを文字列で行います。CORBAオブジェクトとの入出力データにはいくつかのデータ型があるため、WWWブラウザからの処理要求をもとにCORBAオブジェクトを呼び出すときや、CORBAオブジェクトの処理結果をWWWブラウザに返すときにデータ型の自動変換を行います。HTMLページ編集サービスでは、インタフェースリポジトリに登録したCORBAオブジェクトの情報をもとに変換します。
HTMLページ編集サービスは、WWWブラウザからの処理要求をシステムや機種の違いを意識することなく、ネットワーク上に分散したCORBAオブジェクトを実行する機能です。HTMLページ編集サービスは、CORBAオブジェクトの呼び出し方法としてCORBAサービスの提供する動的起動インタフェース(DII:Dynamic Invocation Interface)を使用しCORBAオブジェクトを実行します。なお、HTMLページ編集サービスでは、IDL定義でモジュール宣言が入れ子となっているCORBAオブジェクトの実行はできません。
CORBAオブジェクト情報のキャッシングは、動的起動インタフェースによって得たCORBAオブジェクト情報をHTMLページ編集サービスの内部に保持する機能です。CORBAオブジェクト情報のキャッシングによって、スループット性能を大幅に向上させることができます。CORBAオブジェクト情報のキャッシングを使用するには、HTMLページ編集サービスの環境設定が必要です。
クライアントID通知は、処理要求元のWWWブラウザが識別できるクライアントIDをCORBAオブジェクトに通知する機能です。CORBAオブジェクトは、複数のWWWブラウザからの処理要求に対し、クライアントIDを使用することでWWWブラウザ単位で複数Webページにまたがる一連の処理を行うことができます。クライアントID通知を使用するには、HTMLページ編集サービスの環境設定が必要です。また、クライアントID通知については、クライアントID通知の仕組みを参照してください。
ユーザ認証情報通知は、処理要求元のWWWブラウザが識別できるユーザ認証のユーザ名とパスワードをCORBAオブジェクトに通知する機能です。CORBAオブジェクトは、WWWブラウザからの処理要求に対し、ユーザ認証のユーザ名とパスワードを使用することでWWWブラウザからの処理要求に対しアクセスを制限できます。ユーザ認証情報通知を使用するには、HTMLページ編集サービスの環境設定が必要です。また、ユーザ認証情報通知については、ユーザ認証情報通知の仕組みを参照してください。
HTMLページ編集サービスとCORBAオブジェクトは、ネットワーク上に分散するサーバ上で動作することができます。しかし、サーバのプラットフォームが異なると扱うコード系も異なるため、コード変換が必要となることがあります。HTMLページ編集サービスでは、CORBAサービスの提供するコード変換の機能を使用し、CORBAオブジェクトとの間でコード変換を行います。CORBAサービスの提供するコード変換の機能を使用するには、HTMLページ編集サービスの環境設定が必要です。
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