Interstage Application Server WebGatewayユーザーズガイド
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第2章 HTMLページ編集サービスの環境設定と運用手順> 2.2 HTMLページ編集サービスの環境設定

2.2.2 CORBAオブジェクト定義ファイル

CORBAオブジェクトを呼び出すためのオペレーション定義やブラウザへ返却するためのテンプレートHTMLのファイル名を指定します。CORBAオブジェクト定義ファイルは、HTMLページ編集サービス環境定義ファイルのapl-confに指定したCORBAオブジェクト定義ファイル名です。このファイルの拡張子は".conf"とし、CORBAオブジェクト単位に作成します。

CORBAオブジェクト定義ファイル(例)

### sample.conf ###

exapl:    mdlavfile.intf.func
tmpHTML:  temp\avfile.html; temp\1.html
          temp\2.html
          temp\3.html
choose:   yes
cache_ns: yes
cache_ir: yes

### sample.conf ###

exapl:    mdlavfile.intf.func
tmpHTML:  temp/avfile.html; temp/1.html
          temp/2.html
          temp/3.html
choose:   yes
cache_ns: yes
cache_ir: yes

定義項目一覧

項目

説明

備考

exapl:

CORBAオブジェクトのオペレーション定義を指定します。
記述形式は、"モジュール名.インタフェース名.オペレーション名"で、間にピリオド(.)を指定します。

必須

tmpHTML:

テンプレートHTMLのファイル名を指定します。
テンプレートHTMLの作成については、テンプレートHTMLの作成を参照してください。
テンプレートHTMLを複数記述する場合は、ファイル名の区切り文字としてセミコロン(;)、空白、タブ、改行文字を使用します。 相対パスで指定した場合は、infobj.envで設定した"acstop:"のパスを付加します。

必須

choose:

"yes"または"no(省略値)"を記述します。その他の記述をした場合は無視され、"no(省略値)"の記述と見なします。
yes:CORBAオブジェクトの復帰値よりテンプレートHTMLを選択します。 復帰値として使用できるCORBAデータ型は"文字型"、"文字列型"または"整数型(0〜263-1の範囲)"です。"tmpHTML:"に指定したファイルから"復帰値.htm"または"復帰値.html"と一致するファイルが使用されます。 復帰値と一致しない場合は、"tmpHTML:"に記述されている最初のファイルをテンプレートHTMLとして使用します。
・no:"tmpHTML:"に記述されている最初のファイルをテンプレートHTMLとして使用します。

省略可

sidparm:

InfoProvider ProのWebGateway連携(ID通知型)を使用し、かつCORBAオブジェクトへクライアントIDを通知する場合、CORBAオブジェクトのIDL定義に記述するパラメタ名を指定します。
本オペランドの使い方は、クライアントID通知の仕組みを参照してください。

省略可

cache_ns:

"yes"または"no(省略値)"を記述します。その他の記述をした場合は無視され、"no(省略値)"の記述と見なします。
yes:ネーミングサービスから得たCORBAオブジェクト情報 のキャッシュを行います。
CORBAオブジェクト情報は、 cache_timeで指定した有効期間内保持されます。cache_timeで指定した時間が経過した場合またはWWWサーバが停止した場合には無効になります。
・no: ネーミングサービスから得たCORBAオブジェクト情報 のキャッシュを行いません。

省略可

cache_ir:

"yes"または"no(省略値)"を記述します。その他の記述をした場合は無視され、"no(省略値)"の記述と見なします。
yes:インタフェースリポジトリサービスから得たCORBAオブジェクト情報のキャッシュを行います。
CORBAオブジェクト情報は、 cache_timeで指定した有効期間内保持されます。cache_timeで指定した時間が経過した場合またはWWWサーバが停止した場合には無効になります。
・no:インタフェースリポジトリサービスから得たCORBAオブジェクト情報のキャッシュを行いません。

省略可

cache_time:

"cache_ns:"または"cache_ir:"がyesの場合に有効です。
キャッシュの有効期間を1〜525600の分単位で指定します。
省略値は、1440分です。その他の記述で1以下を指定した場合は1の記述とみなし、また525600以上を指定した場合は、525600の記述と見なします。

省略可

user:

InfoProvider ProのWebGateway連携(ID通知型またはID未通知型)を使用し、かつCORBAオブジェクトへユーザ認証のユーザ名を通知する場合、CORBAオブジェクトのIDL定義に記述するパラメタ名を指定します。
本オペランドの使い方は、ユーザ認証情報通知の仕組みを参照してください。
指定可能な文字列は、128バイト以内でIDL文法の識別子の規定に従います。

省略可

password:

InfoProvider ProのWebGateway連携(ID通知型またはID未通知型)を使用し、かつCORBAオブジェクトへユーザ認証のパスワードを通知する場合、CORBAオブジェクトのIDL定義に記述するパラメタ名を指定します。
本オペランドの使い方は、ユーザ認証情報通知の仕組みを参照してください。
指定可能な文字列は、128バイト以内でIDL文法の識別子の規定に従います。

省略可


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