Interstage Application Server トラブルシューティング集
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第1章 インストール・アンインストール時の異常

1.2 サーバマシン起動時の異常

 ここでは、Interstageのインストール後、サーバマシン起動時に発生したトラブルの事例およびその対処について説明します。

サーバマシン起動時に、イベントログまたはsyslogにメッセージが出力される

 マシン起動時に、イベントログまたはsyslogに以下のメッセージが出力された場合、次に示す2つの原因が考えられます。


 F3FMjs2su: ERROR: 2003: Servlet service failed in the start.

 FJSVjs2su: ERROR: 2003: Servlet service failed in the start.


 以下の対処を行ってください。

Interstage運用管理用Servletサービスで使用するJServlet環境定義ファイルのJDKのパスに誤りがある場合の対処

(1)以下のサービスを停止します。

 1)Interstage運用管理用Servletサービスを停止します。

C:\INTERSTAGE\F3FMjs2su\bin\jssvstop.exe

 拡張システムの場合には、-M systemを指定してください。

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop [-M system]

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop

 2)Interstage運用操作ツール用WWWサーバを停止します。

cd C:\INTERSTAGE\F3FMwww\program
ippstop -f F3FMisgui.dat

 デフォルトシステム

/opt/FSUNprovd/bin/ippstop -f /etc/opt/FJSVisgui/FJSVisgui.dat

 拡張システム

 環境変数“IS_SYSTEM”にシステム名を設定後、以下のコマンドを実行してください。

/opt/FSUNprovd/bin/ippstop -f /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVisgui/etc/FJSVisgui.dat

kill -TERM `cat /var/opt/FJSVisgui/tmp/httpd.pid`

 詳細については、“Interstage運用ガイド”の“Interstage運用操作ツールについて”を参照してください。

(2)JServlet環境定義ファイルの定義項目opmanager.bin、opmanager.envを、JDKをインストールしたパスに従って修正してください。

(3)最後に、サービスを起動します。

 1)Interstage運用管理用Servletサービスを起動します。

C:\INTERSTAGE\F3FMjs2su\bin\jssvstart.exe

 拡張システムの場合には、-M systemを指定してください。

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstart [-M system]

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstart

 2)Interstage運用操作ツール用WWWサーバを起動します。

cd C:\INTERSTAGE\F3FMwww\program
ippstart -f F3FMisgui.dat

 デフォルトシステム

/opt/FSUNprovd/bin/ippstart -f /etc/opt/FJSVisgui/FJSVisgui.dat

 拡張システム

 環境変数“IS_SYSTEM”にシステム名を設定後、以下のコマンドを実行してください。

/opt/FSUNprovd/bin/ippstart -f /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVisgui/etc/FJSVisgui.dat

/usr/sbin/httpd -f /etc/opt/FJSVisgui/httpd_FJSVisgui.conf

 詳細については、“Interstage運用ガイド”の“Interstage運用操作ツールについて”を参照してください。

Interstage運用管理用Servletサービスのサーブレット・コンテナで使用するポート番号が使用中である場合の対処

(1)以下のサービスを停止します。

 1)Interstage運用管理用Servletサービスを停止します。

C:\INTERSTAGE\F3FMjs2su\bin\jssvstop.exe

 拡張システムの場合には、-M systemを指定してください。

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop [-M system]

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop

 2)Interstage運用操作ツール用WWWサーバを停止します。

cd C:\INTERSTAGE\F3FMwww\program
ippstop -f F3FMisgui.dat

 デフォルトシステム

/opt/FSUNprovd/bin/ippstop -f /etc/opt/FJSVisgui/FJSVisgui.dat

 拡張システム

 環境変数“IS_SYSTEM”にシステム名を設定後、以下のコマンドを実行してください。

/opt/FSUNprovd/bin/ippstop -f /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVisgui/etc/FJSVisgui.dat

kill -TERM `cat /var/opt/FJSVisgui/tmp/httpd.pid`

詳細については、“Interstage運用ガイド”の“Interstage運用操作ツールについて”を参照してください。

(2)次に、以下の環境定義ファイルのポート番号を、未使用のポート番号に変更します。

C:\INTERSTAGE\F3FMjs2su\conf\

/opt/FJSVjs2su/conf/

−jsgw.confファイル

Container ID1 ajpv12://localhost:8909/

−jswatch.confファイル

opmanager.port=8909

−jscontainer.xmlファイル

<Parameter name="port" value="8009"/>

(3)最後に、サービスを起動します。

 1)Interstage運用管理用Servletサービスを起動します。

C:\INTERSTAGE\F3FMjs2su\bin\jssvstart.exe

 拡張システムの場合には、-M systemを指定してください。

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstart [-M system]

/opt/FJSVjs2su/bin/jssvstart

 2)Interstage運用操作ツール用WWWサーバを起動します。

cd C:\INTERSTAGE\F3FMwww\program
ippstart -f F3FMisgui.dat

 デフォルトシステム

/opt/FSUNprovd/bin/ippstart -f /etc/opt/FJSVisgui/FJSVisgui.dat

 拡張システム

 環境変数“IS_SYSTEM”にシステム名を設定後、以下のコマンドを実行してください。

/opt/FSUNprovd/bin/ippstart -f /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVisgui/etc/FJSVisgui.dat

/usr/sbin/httpd -f /etc/opt/FJSVisgui/httpd_FJSVisgui.conf

 詳細については、“Interstage運用ガイド”の“Interstage運用操作ツールについて”を参照してください。


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