Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第3部 ファイアウォールとプロキシサーバ> 第9章 J2EEのHTTPトンネリング

9.1 J2EEアプリケーションクライアントでのHTTPトンネリングの使用方法

 J2EEアプリケーションクライアントでHTTPトンネリングを使用する場合は、HTTPトンネリングを処理するゲートウェイをJNDIの環境プロパティで指定します。

 環境プロパティは、以下のいずれかの方法で指定します。

 指定する環境プロパティを下表に示します。

環境プロパティ

意味

HTTPGW

HTTPトンネリングを処理するゲートウェイを指定します。省略時は、HTTPトンネリングを使用しません。

・SSL通信を使用する場合
 https://ホスト名/cgi識別名/ゲートウェイ名
・SSL通信を使用しない場合
 http://ホスト名/cgi識別名/ゲートウェイ名

ホスト名:
 HTMLをダウンロードするWWWサーバを指定します。
cgi識別名:
 WWWサーバを使用する場合、cgiの識別名を指定します。(注1)

 Internet Information Serverを使用する場合、「仮想ディレクトリ」のエイリアス名を指定します。
ゲートウェイ名:

 ODhttp.dll(HTTP-IIOPゲートウェイ)を指定します。

 libOMhttp.so(HTTP-IIOPゲートウェイ)を指定します。

 注1)
詳細については、”WWWサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)”の“CGIアプリケーションの格納場所と識別名”を参照してください。

 コマンドラインでの引数(-D)での記述例を以下に示します。

java -DHTTPGW=http://host/cgi-bin/ODhttp.dll SampleClient

 JNDIの環境プロパティの詳細については、“J2EEユーザーズガイド”の“JNDI環境プロパティの詳細設定”を参照してください。


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