Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第3部 ファイアウォールとプロキシサーバ> 第8章 HTTPトンネリング> 8.2 HTTPトンネリングの環境設定

8.2.1 WWWサーバの環境設定

 HTTPトンネリングを使用する場合のWWWサーバの環境設定について説明します。

HTTP-IIOPゲートウェの構築

 HTTPトンネリングを使用する場合、WWWサーバにHTTP-IIOPゲートウェイを構築する必要があります。以下に手順を説明します。

(1) InfoProvider Proを使用する場合


 以下のファイル(インストールパスはデフォルト)をInfoProvider ProのCGIディレクトリ配下に複写します。

 InfoProvider ProのCGIディレクトリが"C:\wwwhome\cgi-bin"の場合

 copy "C:\INTERSTAGE\ODWIN\bin\httpgw\ODhttp.dll" C:\wwwhome\cgi-bin


 以下のファイル(インストールパスはデフォルト)をInfoProvider ProのCGIディレクトリ配下に複写します。

 /opt/FSUNod/lib/libOMhttp.so

(2) Internet Information Serverを使用する場合

 C:\INTERSTAGE\ODWIN\bin\httpgwディレクトリをInternet Information Serverの「仮想ディレクトリ」として設定します。
 設定手順を以下に示します。

  1. インターネットサービスマネージャを起動します。
  2. 設定対象のWebサイトを選択します。
  3. メニューバーから「動作」を選択します。
  4. プルダウンメニューの中から「新規作成」を選択します。
  5. 「仮想ディレクトリ」を選択します。
  6. 任意のエイリアス名(例:"cgi-bin")を「エイリアス」に設定します。
  7. "C:\INTERSTAGE\ODWIN\bin\httpgw"を「仮想ディレクトリ」として定義します。
  8. 仮想ディレクトリに実行権("実行アクセスを許可する"のチェックボックスにチェックマーク)を設定します。

WWWサーバのSSL環境の設定

 HTTPトンネリングでSSLを使用したセキュアな通信を行う場合は、WWWサーバのSSL環境を使用します。設定方法は、“InfoProvider ProでSSLを利用するための環境設定”を参照してください。

HTMLの作成

 JavaアプレットでHTTPトンネリングを使用する場合、Javaアプレットを実行するHTMLファイルで<applet>タグの<param>タグにパラメタを記述する必要があります。パラメタの詳細は、“HTTPトンネリングの起動方法”を参照してください。

 以下にJavaアプレットを使用する場合のHTMLの記述例を示します。

 <applet code="Sample.class" width=280 height=300>
  <param name=ORB_FJ_HTTP value=yes>
  <param name=ORB_FJ_SSL value=yes>
  <param name=ORB_FJ_HTTPGW value=http://host.com/cgi-bin/ODhttp.dll>
 </applet>

 <applet code="Sample.class" width=280 height=300>
  <param name=ORB_FJ_HTTP value=yes>
  <param name=ORB_FJ_SSL value=yes>
  <param name=ORB_FJ_HTTPGW value=http://host.com/cgi-bin/libOMhttp.so>
 </applet>


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