Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第16章 EJBサービスの基本機能> 16.4 高速呼出し機能

16.4.2 高速呼出し機能を利用するには

 高速呼出し機能を利用するためには、高速呼出しに関連する各EJBアプリケーションを開発し、J2EE Deploymentツール(非サーバ管理モード)で配備を行った後、カストマイズツールで高速呼出し定義を行ってください。

 高速呼出し定義は、高速に呼び出すBeanと高速に呼び出されるBeanの対応関係を定義します。

 以下の場合、高速に呼び出すBeanにSession Bean1を、高速に呼び出されるBeanにSession Bean2、Entity Bean1とEntity Bean2を指定します。

 高速呼出し定義の詳細は、“高速呼出し定義の設定”を参照してください。

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 高速に呼び出されるBeanは、複数の高速に呼び出すBeanから利用されるように定義できます。

 例を以下に示します。この場合、Session Bean1から呼び出されるEntity Bean1と、Session Bean2から呼び出されるEntity Bean1は、それぞれのJavaVM上で動作します。

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■ 高速呼出し機能を利用するBeanの運用

 高速呼出し機能を利用するEJBアプリケーションの起動/停止は、高速に呼び出すBeanを指定して行います。高速に呼び出すBeanを起動/停止することで、高速に呼び出されるBeanを起動/停止することなく、高速に呼び出すBeanから高速に呼び出されるBeanを呼び出すことができます。

■ 高速に呼び出されるBeanの定義情報について

 高速呼出し機能を使用した場合、以下の定義情報については高速に呼び出されるBeanで設定されているものは無視され、高速に呼び出すBeanで設定されているものが有効となります。

 各項目の詳細は“定義情報(1)タグ”または“定義情報(2)タグ”を参照してください。


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