Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド

8.14 セションリカバリ機能

　セションリカバリ機能は、Solaris OEシステム固有の機能です。

　セションリカバリ機能は、サーブレット・コンテナやマシンがダウンした場合、運用中のサーブレット・コンテナがセション情報を引き継ぎ、運用を継続することを可能にする機能です。
　セションリカバリ機能を利用することでサーブレット・コンテナ、あるいはサーバマシンが複数に分散された環境下において、異常発生時に利用中のセション情報を引き継いで利用することが可能となります。

　セション情報は、サーブレット・コンテナ単位で管理しています。
　サーブレット・コンテナがダウンした場合、そのコンテナ内に格納されたセション情報は破棄されてしまいます。

　セションリカバリ機能を有効にすることにより、各サーブレット・コンテナで生成されたセション情報を、Session Registryサーバにバックアップしておき、運用中のサーブレット・コンテナにセション情報をリカバリして引き継ぎ、継続して処理を行うことができます。

• 　本機能は、Interstage Application Server Enterprise Editionで利用することができます。
  　Standard EditionとPlusは、Enterprise Editionと組み合わせることにより、利用することができます。
  　組み合わせの方法については、“製品の組み合わせについて”を参照してください。
• 　本機能を使用する場合はJDK1.3を使用してください。