Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第1部 J2EE共通編> 第2章 J2EEアプリケーションの設計と開発> 2.2 J2EEアプリケーションの開発の流れ

2.2.2 Webアプリケーションの開発手順

 ここではWebアプリケーションの開発に関する手順を示します。

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■Webアプリケーションの開発

 Webアプリケーションの開発を行います。
 リソースおよびEJBの詳細については、“リソースおよびEJBの参照方法”を参照してください。
 Webアプリケーションの詳細については、“Webアプリケーションの開発”を参照してください。
 プログラムとして作成したクラスファイルは、warファイルに格納しパッケージ化します。

■Webアプリケーションの登録

 WebアプリケーションをServletサービスに登録します。WebアプリケーションをServletサービスに登録する手順を次に示します。
 なおJ2EE管理ツールを使用することで、GUI操作によって容易に登録を行ったり、Webアプリケーションの動作環境を設定する定義ファイルを設定することができます。J2EE管理ツールの詳細については、“J2EE管理ツール”を参照してください。

  1. 開発したWebアプリケーションをサーバからアクセスできるディレクトリに転送します。
    Webアプリケーションのディレクトリ構成の詳細については、“Webアプリケーションの開発”を参照してください。
  2. Webアプリケーションの動作環境を設定します。次に示すファイルの設定を行ってください。
    各ファイルの詳細については、“Servletサービスの環境定義ファイル”を参照してください。

■リソースの設定

 Webアプリケーションからリソースを使用する場合には、リソースの設定を行います。
 Webアプリケーションが参照するリソースは、J2EE管理ツール、fjj2eeadminコマンドまたは、JMS運用コマンドを使用して設定します。
 J2EE管理ツール、fjj2eeadminコマンドまたは、JMS運用コマンドの詳細については、それぞれ以下を参照してください。

■名前変換ファイルの設定

 Webアプリケーションからリソースを使用する場合でWebアプリケーションが使用するEJBやリソースの参照名が、実際のJNDI名が異なる時は、名前変換ファイルによりその対応関係を設定します。
 J2EE管理ツールを使用することで、GUI操作によって容易に名前変換ファイルを設定することができます。J2EE管理ツールの詳細については、“J2EE管理ツール”を参照してください。
 オブジェクトの参照および名前変換ファイルの詳細については、“Webアプリケーションの動作環境の設定”または“名前変換定義ファイル”を参照してください。
 Webアプリケーションを構成する要素を次に示します。

構成要素

説明

Webアプリケーション
(ユーザの任意のディレクトリ)

HTMLファイル、イメージファイル、サーブレット、JSPファイルなどのWebリソースから構成されているアプリケーションです。

JServlet環境定義ファイル
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 C:\INTERSTAGE\F3FMjs2\conf\jswatch.conf
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 /etc/opt/FJSVjs2/jswatch.conf

Servletサービスの動作環境を設定するファイルです。
詳細については、“Servletサービスの環境定義ファイル”を参照してください。

サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイル
(使用するWWWサーバによります)

[Interstage HTTP Server の場合]
 WWWサーバの環境定義ファイルで指定(任意)
[InfoProvider Proの場合]image image
 WWWサーバの環境定義ファイルで指定(任意)
[IISの場合]image
 C:\INTERSTAGE\F3FMjs2\conf\jsgw.conf
[Sun ONE Web Server(iPlanet Web Server)の場合]image
 “obj.confファイル”で指定(任意)

サーブレット・ゲートウェイの動作環境を設定するファイルです。
詳細については、“Servletサービスの環境定義ファイル”を参照してください。

サーブレット・コンテナ環境定義ファイル
(JServlet環境定義ファイルで指定(任意))

サーブレット・コンテナの動作環境を設定するファイルです。
詳細については、“Servletサービスの環境定義ファイル”を参照してください。

Webアプリケーション環境定義ファイル
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 Webアプリケーションのルートディレクトリ\WEB-INF\web.xml

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 Webアプリケーションのルートディレクトリ/WEB-INF/web.xml

Webアプリケーションの環境を設定するファイルです。1つのWebアプリケーションに1つのファイルを設定します。
詳細については、“Servletサービスの環境定義ファイル”を参照してください。

リソース

参照可能なリソースには次の種類があります。

  • JDBC
  • JavaMail
  • JMS

詳細については、“JNDI”を参照してください。

名前変換ファイル
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 C:\INTERSTAGE\J2EE\etc\FJWebebeProperties.xml

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 /etc/opt/FJSVj2ee/etc/FJWebebeProperties.xml

参照EJB、参照リソースの名前変換ファイルです。

EJBクライアント配布物
(EJB Deploymentツールの指定ディレクトリ)

EJB Deploymentツールで生成されるインタフェースのスタブなどです。
詳細については、“アプリケーションを開発・テストする”を参照してください。

■アプリケーションのデバッグ

 アプリケーションのデバッグを行います。
 Webアプリケーションのデバッグについては、“Webアプリケーションのデバッグ”を参照してください。


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