Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第8章 HA機能> 8.6 サーチサーバのフェイルオーバ設計

8.6.1 代替searcherを含めたShunsakuのインストールおよびセットアップ

代替searcherを含めたShunsakuのインストールおよびセットアップ手順を以下に説明します。

  1. ディレクタサーバで、以下の作業を行います。

    ディレクタサーバでのインストールおよびセットアップは、通常のインストールおよびセットアップ手順と同様です。

    ディレクタサーバでのインストールおよびセットアップの詳細については、“インストールガイド”の“searcherを別のサーバで運用するシステムのインストールおよびセットアップ”を参照してください。
  2. サーチサーバで、searcherのインストールおよびsearcherのセットアップを行います。
    サーチサーバでのインストールおよびセットアップは、通常のインストールおよびセットアップ手順と同様です。

    サーチサーバでのインストールおよびセットアップの詳細については、“インストールガイド”の“searcherを別のサーバで運用するシステムのインストールおよびセットアップ”を参照してください。
  3. 通常使用するサーチサーバとは異なるサーチサーバに代替searcherをインストールします。
    代替searcherのインストールおよびセットアップは、searcherのインストールと同様です。

  4. システム用動作環境ファイルの編集と配布を行います。
    システム用動作環境ファイルの編集は、conductorを配置するディレクタサーバで行います。
    システム用動作環境ファイルの編集時に代替searcherの情報を追加します。
    代替searcherの情報は、AlternativeSearcherパラメタを追加し、代替searcherのsearcher識別子名、ホスト名またはIPアドレスおよびdirectorからの要求を受け付けるポート番号を指定します。利用可能なdirectorを限定したい場合には、最後にdirector識別子を指定します。

    また、複数のsearcherを配置しているサーチサーバで異常を検出した場合に、サーチサーバ単位でフェイルオーバを行うには、SearcherFailureEscalationパラメタに1を指定します。

    #---代替searcherのサーバ情報---#
    AlternativeSearcher  shuns1w  SchWSvr01  33501  shund1
    AlternativeSearcher  shuns2w  SchWSvr02  33501  shund2
    AlternativeSearcher  shuns3w  SchWSvr03  33501
    
    #---searcher異常時の異常認識範囲---#
    SearcherFailureEscalation   1

    編集後、システム用動作環境ファイルを、全サーバに配布します。

    システム用動作環境ファイル実行パラメタの詳細は、“A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

  5. Shunsakuを起動します。
    代替searcherも通常のsearcherと同様にshunsysstartコマンドを実行することで代替searcherとして起動します。
    shunsysstart -n Shunsakuシステム名

    Shunsakuの起動の詳細は、“3.2.1 起動”を参照してください。

    代替searcherを起動するには、事前にサービスの登録が必要です。

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