MQ連携サービス 説明書 - for Solaris(TM) オペレーティングシステム -
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第3章 環境作成> 3.2 MQDBRIDGEシステムの動作環境> 3.2.3 MQDBRIDGEシステム向けInterstage環境の作成

3.2.3.2 CORBAのイベントチャネル向けの環境

 MQDBRIDGEシステムが動作するために以下のCORBAのイベントチャネル向けの環境を作成する必要があります。

◆CORBAサービスの環境の作

 MQDBRIDGEシステムが動作するために必要なCORBAサービスの環境の作成について説明します。

 詳細については、“Interstage運用ガイド”を参照してください。

 表3.8にCORBAサービスの動作環境の指定項目を示します。その他の指定項目については環境に応じた適切な値を設定してください。

[表 3.8 CORBAサービスの動作環境の指定項目]

パラメタ

指定内容

max_IIOP_resp_con

“MQDBRIDGEシステム数”をユーザの見積り値に加えます。

max_IIOP_resp_requests

“MQDBRIDGEシステム数”をユーザの見積り値に加えます。

max_process

“MQDBRIDGEシステム数”をユーザの見積り値に加えます。

max_IIOP_local_init_requests

“MQDBRIDGEシステム数”をユーザの見積り値に加えます。

◆ノーティフィケーションサービスの環境の作

 MQDBRIDGEシステムが動作するために必要なノーティフィケーションサービスの環境の作成について説明します。

 詳細については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”を参照してください。

 表3.9にノーティフィケーションサービスの構成情報の指定項目を示します。その他の指定項目については環境に応じた適切な値を設定してください。

[表 3.9 ノーティフィケーションサービスの構成情報の指定項目]

パラメタ

指定内容

-dchmax

動的生成のイベントチャネルは使用できないため、設定できません。

-sthinit,-sthmax,-onewayおよび-chksend

pushモデルは使用できないため、設定できません。

◆イベントチャネルの環境の作

 MQDBRIDGEシステムが動作するために必要なイベントチャネルの環境の作成について説明します。

 イベントチャネルの環境はノーティフィケーションサービスの環境を作成した後に作成します。

 詳細については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”を参照してください。

 表3.10にイベントチャネルの環境の指定項目(イベントチャネルのグループの環境指定項目)を示します。その他の指定項目については環境に応じた適切な値を設定してください。

[表 3.10 イベントチャネルの環境の指定項目 (イベントチャネルのグループの環境指定項目)]

パラメタ

指定内容

-type

“mixed”を指定します。

-coninit

“送信に使用するイベントチャネルのグループ数”をユーザの見積り値に加えます。

-supinit

“受信に使用するイベントチャネルのグループ数”をユーザの見積り値に加えます。

-pltime

“0(無限大)”を指定します。

-chkcon

“yes”を指定します。

-sthinit,-sthmax,-onewayおよび-chksend

pushモデルは使用できないため、設定できません。

 表3.11イベントチャネルの環境の指定項目を示します。その他の指定項目については環境に応じた適切な値を設定してください。

[表 3.11 イベントチャネルの環境の指定項目]

パラメタ

指定内容

-g group

“32文字以内の英数字とアンダースコア”でイベントチャネルのグループ名を指定します。

-c channel

“48文字以内の英数字とアンダースコア”でイベントチャネル名を指定します。

-m number

“MQDBRIDGEシステム数”をユーザの見積り値に加えます。

-notify

ノーティフィケーションサービスのイベントチャネルとして生成するように指定します。

-persist mode

“all”を指定します。

-tranまたは-ots

サプライヤおよびコンシューマのイベントチャネルの使用方法により本オプションのいずれかを指定 します。

-ptp

Point-To-Pointモデルとしてイベントチャネルを作成します。本オプションを省略した場合は、メッセージングモデルをMultiCastモデルとして、イベントチャネルを作成します。

 表3.12ユニットを作成する際に考慮が必要なユニットの環境の指定項目を示します。その他の指定項目については環境に応じた適切な値を設定してください。

[表 3.12 ユニットの環境の指定項目]

パラメタ

指定内容

tranmax

“1”をユーザの見積り値に加えます。

sysqnum

“1”をユーザの見積り値に加えます。

tranunitmax

送信ブリッジノードを持つMQDBRIDGEシステム1つあたり
 “(((780+MAX_MESSAGE_SIZE)×2+8)×MAX_MESSAGE_NUMS+940)/16Kバイト”以上必要です。
受信ブリッジノードを持つMQDBRIDGEシステム1つあたり
 “((780+MAX_MESSAGE_SIZE)×MAX_MESSAGE_NUMS+940)/16Kバイト”以上必要です。同時に運用するMQDBRIDGEシステムの各値を合計して指定してください。
合計した値が、tranunitmaxの最大値を超えないように同時に運用するMQDBRIDGEシステム数および起動パラメタのMAX_MESSAGE_SIZE、MAX_MESSAGE_NUMSを調整してください。

syssize

送信ブリッジノードを持つMQDBRIDGEシステム1つあたり
 “((((780+MAX_MESSAGE_SIZE+8)×MAX_MESSAGE_NUMS)+940)×2)”以上必要です。(注)
受信ブリッジノードを持つMQDBRIDGEシステム1つあたり
 “940×2”以上必要です。(注)
 同時に運用するMQDBRIDGEシステムの各値を合計して指定してください。
合計した値が、syssizeの最大値を超えないように同時に運用するMQDBRIDGEシステム数および起動パラメタのMAX_MESSAGE_SIZE、MAX_MESSAGE_NUMSを調整してください。

shmmax

送信ブリッジノードを持つMQDBRIDGEシステム1つあたり
 “(((780+MAX_MESSAGE_SIZE)×3+16)×MAX_MESSAGE_NUMS+1880)×10×2.3”以上必要です。(注)
受信ブリッジノードを持つMQDBRIDGEシステムの場合は
 “((780+MAX_MESSAGE_SIZE)×MAX_MESSAGE_NUMS+1880)×10×2.3”以上必要です。(注)
 同時に運用するMQDBRIDGEシステムの各値を合計して指定してください。
合計した値が、shmmaxの最大値を超えないように同時に運用するMQDBRIDGEシステム数および起動パラメタのMAX_MESSAGE_SIZE、MAX_MESSAGE_NUMSを調整してください。

注) 見積もり値をパラメタに設定する場合は、メガバイトで指定してください。


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