SSF/Backup Facility 運用手引書
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目次
索引

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7.2 バックアップ管理データの保守
以下にバックアップ管理データの保守方法について説明します。
SSF/Backup Facilityは、バックアップ運用情報として各種リポジトリや管理情報を保持しています。それらを総称して、本章ではバックアップ管理データと呼びます。バックアップ管理データは大切な情報であり、長期運用によるリポジトリの容量が不足した場合、および不慮の事故に備え、定期的なバックアップ管理データのバックアップの実施をお勧めします。
以下にバックアップ管理データの種別と契機について示します。
SSF/Backup Facility の
サーバ種別 |
退避対象 |
退避する契機 |
Storageサーバ |
バックアップ管理簿 |
■バックアップ業務終了後
(AdvancedCopy Manager) |
Storageサーバ |
レプリケーション管理簿 |
■レプリケーション業務終了後
(AdvancedCopy Manager) |
Storage管理サーバ |
データベース |
■Storageサーバの追加やデバイス情報の取り込みなど構成情報に変化が生じた時
■バックアップ管理やレプリケーション管理の運用情報に変化が生じた時
(AdvancedCopy Manager) |
Storage管理サーバ/ Storageサーバ |
管理ファイル |
■動作環境に関する設定を変更した時
■テープライブラリに関する設定を変更した時
■バックアップポリシーを追加/削除/変更した時
(ダイレクトバックアップ) |

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- 以降、保守手順のなかでSSF/Backup Facilityのバックアップ管理データの退避先を“/sp/tmp/manage_bk”配下に格納保存するように記載しています。
必要に応じてテープ等(テープライブラリおよびDAT)の記憶媒体に管理することも可能です。 |

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- 一日一回(バックアップ運用完了後など)定期的に実行することをお勧めします。
- (バックアップ管理データの退避の際)既に以前の退避データが存在する場合には、外部ファイル入出力障害等に備えるために、以前の退避データを別管理(アーカイブ)後に、バックアップ管理データの退避をすることをお勧めします。
以下にその手順を示します。
- カレントディレクトリを /sp/tmp に移動します。
# cd /sp/tmp <Return>
- tarコマンドで管理データ退避先をアーカイブファイルに格納します。
※既にmanage_bk_pre.tarファイルがある場合には、削除後に実施してください。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk_pre.tar manage_bk <Return>
- gzipコマンドでアーカイブファイルを圧縮します。
# gzip manage_bk_pre.tar <Return>
- /sp/tmp/manage_bk配下のファイル/ディレクトリを削除します。
# rm -rf /sp/tmp/manage_bk/* <Return>
- バックアップ管理データの退避をします。
※バックアップ管理データの退避の詳細は、本書の「7.2.1.1.1 バックアップ管理データの退避」、「7.2.1.2.1 バックアップ管理データの退避」、「7.2.2.1.1 バックアップ管理データの退避」、または「7.2.2.2.1 バックアップ管理データの退避」を参照してください。
- 上記「5. バックアップ管理データの退避をします」が正常に終了したら、上記「3. gzipコマンドでアーカイブファイルを圧縮します。」で作成された“manage_bk_pre.tar.gz”を削除します。
# rm /sp/tmp/manage_bk_pre.tar.gz <Return>
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7.2.1 シングル構成の場合
SSF/Backup Facility がシングル構成の場合におけるバックアップ管理データの保守について説明します。
7.2.1.1 SSF/Backup Facilityが Storage管理サーバの場合
SSF/Backup FacilityをAdvancedCopy Manager の「Storage管理サーバ」として運用している場合のバックアップ管理データの退避、復元の方法について説明します。
バックアップ管理データの退避方法について説明します。
退避手順は以下の通りです。記述している順に操作を行ってください。
- 業務サーバ側資源のバックアップ
- 業務サーバ側資源のテープへの退避
- データベースのバックアップ
- 各製品のデーモンの停止
- ダイレクトバックアップ資源のバックアップ
- 各製品のデーモンの起動
業務サーバ側の資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)は、SSF/Backup Facility におけるバックアップ管理データの復元において必須となる情報です。
バックアップ業務終了後には、当該情報の消失に備えて、業務サーバ側の資源のバックアップを行います。

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- レプリケーション管理簿のバックアップは、Storage管理サーバのリポジトリをバックアップすることによって実施します。リポジトリのバックアップについては、後述の「データベースのバックアップ」以降を参照してください。
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バックアップ運用を行っている各プラットフォームの業務サーバで、資源のバックアップを行ってください。

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- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
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- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
- 各業務サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 業務サーバ上で swstresbackコマンドを実行し、業務サーバの資源をバックアップします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /sp/tmp/manage_bk <Return>
swstresback completed
# |
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもバックアップしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- リカバリ制御ファイルのバックアップ (ノード1の場合)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /sp/tmp/manage_bk_cl1 <Return>
swstresback completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |

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swstresbackコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
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- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
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- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“D:\backup”として説明します。
クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“D:\backup_cl1”, “D:\backup_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
- 各業務サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 業務サーバ上で swstresbackコマンドを実行し、業務サーバの資源をバックアップします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback D:\backup <Return>
swstresback completed
C:\> |
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもバックアップしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- リカバリ制御ファイルのバックアップ (ノード1の場合)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback D:\backup_cl1 <Return>
swstresback completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |

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- swstresbackコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」を参照してください。
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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
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「業務サーバ側 資源のバックアップ」で業務サーバの資源をバックアップした保全ボリュームを論理ユニット単位でテープ媒体に退避します。

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- ここでは、保全ボリュームを含む論理ユニットを“GR01:OLU000a”として説明します。
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- 保全ボリュームが複数の論理ユニットに分散されている場合は、保全ボリュームを含む全ての論理ユニットをバックアップ対象にしてください。
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- 保全ボリュームを含む論理ユニットに対してバックアップポリシーを設定します。
(以下は、退避先を テーププール「backup_pool」とした例です。)
# lusetpolicy -m TAPE -p backup_pool GR01:OLU000a <Return>
lusetpolicy completed
# |
- 論理ユニットバックアップで、 テープへ退避します。
# lubackup GR01:OLU000a <Return>
lubackup completed
# |

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- 論理ユニットバックアップの操作についての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第10章 論理ユニットバックアップの運用操作」を参照してください。
- 論理ユニットバックアップのコマンドに関しての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。
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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
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AdvancedCopy Manager のバックアップコマンド(stgdbbackup) を使用して、データベースに格納されているデータを、指定したディレクトリへ一括して退避します。
- データを退避するディレクトリを作成します。
# mkdir -p /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |
- 以下のコマンドを入力し、データベースバックアップを起動します。
# /opt/swstorage/bin/stgdbbackup <Return> |
- 処理続行確認をします。
処理を続行する場合は“y”、続行しない場合は“n”を入力します。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースバックアップ
////////////////////////////////////////////////////////////////////
+----------------------------------------------------------------+
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| 全ての格納データを外部ファイルへ退避します。 |
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| [注意] |
| 退避データを格納するディレクトリを用意してください。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- 退避データ格納ディレクトリを入力します。
(手順1. で作成したディレクトリ名を絶対パスで入力します。)
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースバックアップ
////////////////////////////////////////////////////////////////////
退避データを格納するディレクトリを絶対パスで
入力してください。
Enter ==> /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |

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- 指定したディレクトリ内に退避データがすでに存在した場合、処理は実行されません。ディレクトリ内の退避データを削除するか、他のディレクトリを指定して再実行してください。
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- データベースバックアップの処理続行最終確認をします。
データベースバックアップを続行する場合は“y”、中止する場合は"n"を入力します。
“n”を入力した場合は、手順2. に戻ります。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースバックアップ
////////////////////////////////////////////////////////////////////
退避データ格納ディレクトリ:/sp/tmp/manage_bk/ACM
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- データベースバックアップが実行されます。
データベースバックアップの実行中、実行結果が随時画面に表示されます。実行結果例を以下に示します。
/////// AdvancedCopy Manager データベースバックアップ実行 ////////
==================================================================
DB データのバックアップを開始します。
==================================================================
....
データのアンロードが完了しました。(base)
...
データのアンロードが完了しました。(backup)
.
データのアンロードが完了しました。(repl)
==================================================================
DB データのバックアップが完了しました。
==================================================================
データベースのバックアップは正常終了しました。
# |

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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
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各製品のデーモンを停止します。
- AdvancedCopy Managerデーモンを停止します。
# /opt/swstorage/bin/stopacm <Return> |
- SPアシスタントを停止します。
# /etc/init.d/SPassistant stop <Return> |
- ダイレクトバックアップサーバを停止します。
# /etc/init.d/dbu stop <Return> |

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- ダイレクトバックアップサーバを停止する際には以下のマニュアルの注意事項を参照してください。
『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「7.3.1 ダイレクトバックアップサーバ停止に関する注意事項」 |

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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
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以下のダイレクトバックアップ管理ファイルをバックアップします。
- /sp/dbu/primary
- /sp/dbu/log
- /sp/dbu/secondary
- /sp/dbu/adm
- /sp/uty
- データを退避するディレクトリを作成します。
# mkdir /sp/tmp/manage_bk/DBU <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/dbu”ディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_PRIMARY.tar primary <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_LOG.tar log <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_SECONDARY.tar secondary <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_ADM.tar adm <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp”ディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_UTY.tar uty <Return> |
- カレントディレクトリをアーカイブファイルのあるディレクトリに移動します。
# cd /sp/tmp/manage_bk/DBU <Return> |
- tarコマンドで、正しいアーカイブファイルであることを確認します。
# tar tvf DB_PRIMARY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_LOG.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_SECONDARY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_ADM.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_UTY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・ |

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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
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各製品のデーモンを起動します。
- AdvancedCopy Managerデーモンを起動します。
# /opt/swstorage/bin/startacm <Return> |
- ダイレクトバックアップサーバを起動します。
# /etc/init.d/dbu start <Return> |
- SPアシスタントを起動します。
# /etc/init.d/SPassistant start <Return> |
7.2.1.1.2 バックアップ管理データの復元
バックアップ管理データの復元方法について説明します。
復元手順は以下の通りです。記述している順に操作を行ってください。
- 各製品のデーモンの停止
- ダイレクトバックアップ資源のリストア
- 各製品のデーモンの起動
- リポジトリの設定解除とデータベースの作成
- 業務サーバ側資源のテープからの復元
- 業務サーバ側資源のリストア

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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
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各製品のデーモンを停止します。
- AdvancedCopy Managerデーモンを停止します。
# /opt/swstorage/bin/stopacm <Return> |
- SPアシスタントを停止します。
# /etc/init.d/SPassistant stop <Return> |
- ダイレクトバックアップサーバを停止します。
# /etc/init.d/dbu stop <Return> |

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- ダイレクトバックアップサーバを停止する際には以下のマニュアルの注意事項を参照してください。
『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「7.3.1 ダイレクトバックアップサーバ停止に関する注意事項」 |

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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
- LMF制御ファイルを復元する場合は、本作業を行う前に、実施しておく必要があります。詳細については、「7.3.2.1.2 LMF制御ファイルの復元」を参照してください。
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「ダイレクトバックアップ資源のバックアップ」で退避したダイレクトバックアップの管理ファイルをリストアします。
- 共有ディスクをアンマウントします。
バックアップ管理ファイルが格納されていたディレクトリをアンマウントします。
# umount /sp/dbu/primary <Return>
# umount /sp/dbu/log <Return>
# umount /sp/uty <Return>
# umount /sp/dbu/secondary <Return>
# umount /sp/dbu/adm <Return> |
- ファイルシステムを再構築します。
退避データをリストアするために、復元先のファイルシステムを構築し直します。
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb0s0 <Return>
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb0s1 <Return>
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb1s0 <Return>
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb1s1 <Return>
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2s6 <Return> |
- 共有ディスクをマウントします。
バックアップ管理ファイルが格納されていたディレクトリをマウントします。
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb0s0 /sp/dbu/primary <Return>
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb0s1 /sp/dbu/log <Return>
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb1s0 /sp/dbu/secondary <Return>
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb1s1 /sp/dbu/adm <Return>
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2s6 /sp/uty <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/dbu”ディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_PRIMARY.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_LOG.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_SECONDARY.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_ADM.tar <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp”ディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_UTY.tar <Return> |

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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
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各製品のデーモンを起動します。
- ダイレクトバックアップサーバを起動します。
# /etc/init.d/dbu start <Return> |
- SPアシスタントを起動します。
# /etc/init.d/SPassistant start <Return> |

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- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
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データベース領域の再構築を行った後、「データベースのバックアップ」で退避したデータベースをリストアします。
- データベース統合アンセットアップを起動します。
以下のコマンドを入力し、データベース統合アンセットアップを起動します。
# /opt/swstorage/bin/stgdbunset <Return> |
- 処理続行確認をします。
処理を続行する場合は“y”、続行しない場合は“n”を入力します。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage 管理サーバ ( sp5000 )
データベース削除
////////////////////////////////////////////////////////////////////
+----------------------------------------------------------------+
| |
| AdvancedCopy Manager のデータベース環境を全て削除します。 |
| |
| [注意] |
| 処理を開始すると、全ての格納データを消失します。 |
| 実行可能な環境にあることを十分確認して続行してください。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- Storage管理サーバのデータベース削除が実行されます。
データベース削除の実行結果が随時表示されます。実行結果例を以下に示します。

|
|
- 処理中、RDA-SV定義ファイルの上書きの確認メッセージが画面に表示された場合は、“y”を入力してください。
|
//////////// AdvancedCopy Manager データベース削除実行 ///////////
==================================================================
レプリケーション管理の削除を開始します。
==================================================================
==================================================================
データベースのクリアを開始します。(レプリケーション管理)
==================================================================
.
テーブルの削除が完了しました。(レプリケーション管理)
==================================================================
データベースのクリアが完了しました。(レプリケーション管理)
==================================================================
==================================================================
レプリケーション管理の削除が完了しました。
==================================================================
・
・
・
==================================================================
データベース環境のクリアが完了しました。
==================================================================
==================================================================
基本部の削除が完了しました。
==================================================================
データベース削除は正常終了しました。 |
- データベース統合アンセットアップ(stgdbunset)がエラーで失敗した場合、以下の手順で各データを削除してください。
- /sp/acm/SWSTFDB/SWSTFDB を削除します。
# cd /sp/acm/SWSTFDB <Return>
# rm -r SWSTFDB <Return> |
- /sp/acm/rdbdict 配下のファイルを削除します。
# cd /sp/acm/rdbdict <Return>
# rm * <Return> |
- /sp/acm/rdblog 配下のファイルを削除します。
# cd /sp/acm/rdblog <Return>
# rm * <Return> |
- /sp/acm/reposit 配下のファイルを削除します。
# cd /sp/acm/reposit <Return>
# rm * <Return> |
- データベース統合セットアップファイルを削除します。
# cd /opt/FJSVswstf/setup/base <Return>
# rm stgdbset.prm <Return> |
- データベースを再構築します。
以下のコマンドを入力し、データベース統合セットアップを起動します。
# /opt/swstorage/bin/stgdbset <Return> |
- 処理続行確認を行います。
処理を続行する場合は“y”、続行しない場合は“n”を入力します。
+----------------------------------------------------------------+
| AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ共通環境を作成します。 |
| |
| [注意] |
| 処理を開始する前に以下のディレクトリを用意して下さい。 |
| ============================================================== |
| |
| 1) DBファイル用ディレクトリ |
| 2) RDBディクショナリ用ディレクトリ |
| 3) RDBログファイル用ディレクトリ |
| 4) リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- 「DBファイル用ディレクトリ名」を入力します。
DBファイル用ディレクトリとして作成したディレクトリ名を絶対パスで入力します。
-----------------------< DB用デバイス設定 >-----------------------
DBファイル用ディレクトリ名を入力して下さい。
[注意]
ディレクトリ名は絶対パスで入力してください。
Enter ==> /sp/acm/SWSTFDB <Return> |

|
|
- 「DBファイル用ディレクトリ名」に設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「4.3.1 Storage管理サーバの設定」にて入力した、同じ値を入力してください。
|
- 同様に「RDBディクショナリ用ディレクトリ名」、「RDBログファイル用ディレクトリ名」、「リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名」、「リポジトリデータのサイズ」の入力を行います。

|
|
- 「RDBディクショナリ用ディレクトリ名」、「RDBログファイル用ディレクトリ名」、「リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名」、「リポジトリデータのサイズ」に設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「4.3.1 Storage管理サーバの設定」にて入力した、同じ値を入力してください。
|
- 入力内容の確認を行います。
手順7. と手順8. で設定した4つのディレクトリ名とリポジトリデータ容量が表示されます。
表示された内容を確認の上、“y”を入力して<Enter>キーを押します。“n”を入力した場合は、手順6.の画面に戻ります。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
共通環境作成
////////////////////////////////////////////////////////////////////
====================================================================
DBファイル用ディレクトリ名 ...................../sp/acm/SWSTFDB
RDBディクショナリ用ディレクトリ名 ............../sp/acm/rdbdict
RDBログファイル用ディレクトリ名 ................/sp/acm/rdblog
リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名 ./sp/acm/reposit
リポジトリデータ容量 ...........................リポジトリデータのサイズ
====================================================================
これでよろしいですか? [y/n] ==> y <Return> |
- Storage管理サーバ共通環境作成の処理続行最終確認を行います。
Storage管理サーバ共通環境作成を続行する場合は“y”、中止する場合は“n”を入力します。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
共通環境作成
////////////////////////////////////////////////////////////////////
+----------------------------------------------------------------+
| AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 |
| |
| ============================================================== |
| |
| 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 |
| 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- Storage管理サーバ共通環境作成が実行されます。
Storage管理サーバ共通環境作成が実行中、実行結果が随時画面に表示されます。
実行結果例を以下に示します。

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|
- 処理中、RDA-SV定義ファイルの上書きの確認メッセージが画面に表示された場合は、“y”を入力してください。
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==================================================================
データベースのディスク環境の作成を開始します。
==================================================================
==================================================================
データベースのディスク環境の作成が完了しました。
==================================================================
==================================================================
データベースの動作環境の作成を開始します。
==================================================================
DB用定義・設定ファイル複写が完了しました。
ログ管理ファイルの作成が完了しました。
RDBテンポラリログファイルの作成が完了しました。
RDBアーカイブログファイルの作成が完了しました。
RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイルの作成が完了しました。
RDBの起動が完了しました。
==================================================================
データベースの動作環境の作成が完了しました。
==================================================================
==================================================================
データベースの作成を開始します。(基本部)
==================================================================
データベースの定義が完了しました。
データベーススペースの定義が完了しました。
テーブル定義を開始します。
..................
テーブル定義が完了しました。
==================================================================
データベースの作成が完了しました。(基本部)
==================================================================
==================================================================
基本部のセットアップが完了しました。
==================================================================
・
・
・
==================================================================
レプリケーション管理のセットアップが完了しました。
================================================================== |
- Storage管理サーバのIPアドレスを入力します。
論理IPアドレスを使用して運用する場合、論理IPアドレスを入力します。
入力が正しく行われると、データベース統合セットアップは終了します。

|
|
- 入力するIPアドレスは、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「4.3.1 Storage管理サーバの設定」にて入力した、同じ値を入力してください。
|
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベース統合セットアップ
////////////////////////////////////////////////////////////////////
Storage管理サーバのIPアドレスを入力してください。
[注意]
論理IPアドレスで運用する場合は、論理IPアドレスを
入力してください。
( format : ???.???.???.??? )
Enter ==> Storage管理サーバのIPアドレス <Return>
Storage管理サーバを登録しました。 |
- AdvancedCopy Managerデーモンを起動します。
# /opt/swstorage/bin/startacm <Return> |
- データベースリストアを起動します。
以下のコマンドを入力し、データベースリストアを起動します。
# /opt/swstorage/bin/stgdbrestore <Return> |
- 処理続行確認をします。
処理を続行する場合は“y”、続行しない場合は“n”を入力します。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースリストア
////////////////////////////////////////////////////////////////////
+----------------------------------------------------------------+
| |
| 全ての退避データをデータベースへ復元します。 |
| |
| [注意] |
| 退避データが格納されているディレクトリを確認してください。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- 退避データ格納ディレクトリを入力します。
退避データが格納されているディレクトリ名を絶対パスで入力します。

|
|
- ディレクトリ内の退避データがひとつでも欠落していた場合、データ間の整合性がとれない恐れがあるため、処理は実行されません。
|
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースリストア
////////////////////////////////////////////////////////////////////
退避データが格納されているディレクトリを絶対パスで
入力してください。
Enter ==> /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |
- データベースリストアの処理続行最終確認をします。
データベースリストアを続行する場合は“y”、中止する場合は“n”を入力します。
“n”を入力した場合は、手順14. の画面に戻ります。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースリストア
////////////////////////////////////////////////////////////////////
退避データ格納ディレクトリ:/sp/tmp/manage_bk/ACM
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- データベースリストアが実行されます。
データベースリストアが実行中、実行結果が随時画面に表示されます。実行結果例を以下に示します。
///////// AdvancedCopy Manager データベースリストア実行 //////////
==================================================================
DB データのリストアを開始します。
==================================================================
....
データのロードが完了しました。(base)
....
最適化情報の更新が完了しました。(base)
....
データのロードが完了しました。(backup)
...
最適化情報の更新が完了しました。(backup)
.
データのロードが完了しました。(repl)
.
最適化情報の更新が完了しました。(repl)
==================================================================
DB データのリストアが完了しました。
==================================================================
データベースのリストアは正常終了しました。
# |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|
「業務サーバ側資源のテープへの退避」でテープに退避した業務サーバ側資源を保全ボリュームに復元します。

|
|
- ここでは、リストア先の保全ボリュームを含む論理ユニットを“GR01:OLU000a”として説明します。
|
- 論理ユニットバックアップで、 テープから復元します。
(以下は、最新のバックアップデータをバックアップ元の論理ユニット“GR01:OLU000a”にリストアした例です。)
# lurestore GR01:OLU000a <Return>
GR01:OLU000a: restore to GR01:OLU000a ? [y/n]:y <Return>
lurestore completed
# |

|
|
- 論理ユニットバックアップの操作についての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第10章 論理ユニットバックアップの運用操作」を参照してください。
- 論理ユニットバックアップのコマンドに関しての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。
|
「業務サーバ側資源のテープからの復元」で保全ボリュームに戻した業務サーバ側の資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)、レプリケーション管理簿を復元します。
バックアップ運用を行っている各プラットフォームの業務サーバで、資源のリストアを行ってください。

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
|
- 業務サーバ上で swstresrstコマンドを実行し、業務サーバの資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)をリストアします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /sp/tmp/manage_bk <Return>
swstresrst completed
# |

|
|
swstresrstコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもリストアしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- リカバリ制御ファイルのリストア (ノード1の場合)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /sp/tmp/manage_bk_cl1 <Return>
swstresrst completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |
- 業務サーバ上で swsrprecoverresコマンド(-r オプション)を実行し、レプリケーション管理簿をリストアします。

|
|
- 本手順によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報がStorageサーバへコピーされ、運用可能な状態になります。
- リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、Storageサーバに存在するレプリケーション管理の運用情報のみが何らかの理由によって不正な状態になってしまった場合は、本手順を実行してください。
|
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
# |

|
|
swsrprecoverresコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のレプリケーション管理簿もリストアしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- レプリケーション管理簿のリストア
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“D:\backup”として説明します。
クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“D:\backup_cl1”, “D:\backup_cl2”として説明します。 |
- 業務サーバ上で swstresrstコマンドを実行し、業務サーバの資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)をリストアします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst D:\backup <Return>
swstresrst completed
C:\> |

|
|
- swstresrstコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」を参照してください。
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもリストアしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- リカバリ制御ファイルのリストア (ノード1の場合)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst D:\backup_cl1 <Return>
swstresrst completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |
- 業務サーバ上で swsrprecoverresコマンド(-r オプション)を実行し、レプリケーション管理簿をリストアします。

|
|
- 本手順によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報がStorageサーバへコピーされ、運用可能な状態になります。
- リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、Storageサーバに存在するレプリケーション管理の運用情報のみが何らかの理由によって不正な状態になってしまった場合は、本手順を実行してください。
|
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
C:\> |

|
|
- swsrprecoverresコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」を参照してください。
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のレプリケーション管理簿もリストアしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- レプリケーション管理簿のリストア
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |
7.2.1.2 SSF/Backup Facilityが Storageサーバの場合
SSF/Backup FacilityをAdvancedCopy Manager の「Storageサーバ」として運用している場合のバックアップ管理データの退避、復元の方法について説明します。
バックアップ管理データの退避方法について説明します。
退避手順は以下の通りです。記述している順に操作を行ってください。
- Storage管理サーバのデータベースのバックアップ
- 業務サーバ側資源のバックアップ
- 業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープへの退避
- 各製品のデーモンの停止
- ダイレクトバックアップ資源のバックアップ
- 各製品のデーモンの起動
Storage管理サーバの資源(データベース領域)は、SSF/Backup Facility におけるバックアップ管理データの復元において必須となる情報です。
バックアップ業務終了後には、当該情報の消失に備えて、Storage管理サーバの資源のバックアップを行います。

|
|
- 本作業はStorage管理サーバ(Solaris OS)上で実施します。
- Storage管理サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、Storage管理サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
AdvancedCopy Manager のデータベース退避コマンド(stgdbdmp) を使用して、データベースに格納されているデータを、指定したディレクトリへ一括して退避します。
- Storage管理サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 以下のコマンドを入力し、データベースバックアップを起動します。
(以下は、Storage管理サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/swstorage/bin/stgdbdmp -d /sp/tmp/manage_bk <Return> |
- 処理続行確認をします。
処理を続行する場合は“y”、続行しない場合は“n”を入力します。

|
|
- Storage管理サーバデータベースのバックアップに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「9.1.1.3.1 データベース退避方法」を参照してください。
|
業務サーバ側の資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)は、SSF/Backup Facility におけるバックアップ管理データの復元において必須となる情報です。
バックアップ業務終了後には、当該情報の消失に備えて、業務サーバ側の資源のバックアップを行います。
バックアップ運用を行っている各プラットフォームの業務サーバで、資源のバックアップを行ってください。

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
- 各業務サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 業務サーバ上で swstresbackコマンドを実行し、業務サーバの資源をバックアップします。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /sp/tmp/manage_bk <Return>
swstresback completed
# |
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもバックアップしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- リカバリ制御ファイルのバックアップ (ノード1の場合)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /sp/tmp/manage_bk_cl1 <Return>
swstresback completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |

|
|
swstresbackコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
|

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“D:\backup”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“D:\backup_cl1”, “D:\backup_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
- 各業務サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 業務サーバ上で swstresbackコマンドを実行し、業務サーバの資源をバックアップします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback D:\backup <Return>
swstresback completed
C:\> |
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもバックアップしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- リカバリ制御ファイルのバックアップ (ノード1の場合)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback D:\backup_cl1 <Return>
swstresback completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |

|
|
- swstresbackコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」を参照してください。
|

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|
「Storage管理サーバのデータベースのバックアップ」、「業務サーバ側 資源のバックアップ」でそれぞれの資源をバックアップした保全ボリュームを論理ユニット単位でテープ媒体に退避します。

|
|
- ここでは、保全ボリュームを含む論理ユニットを“GR01:OLU000a”として説明します。
|

|
|
- 保全ボリュームが複数の論理ユニットに分散されている場合は、保全ボリュームを含む全ての論理ユニットをバックアップ対象にしてください。
|
- 保全ボリュームを含む論理ユニットに対してバックアップポリシーを設定します。
(以下は、退避先を テーププール「backup_pool」とした例です。)
# lusetpolicy -m TAPE -p backup_pool GR01:OLU000a <Return>
lusetpolicy completed
# |
- 論理ユニットバックアップで、 テープへ退避します。
# lubackup GR01:OLU000a <Return>
lubackup completed
# |

|
|
- 論理ユニットバックアップの操作についての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第10章 論理ユニットバックアップの運用操作」を参照してください。
- 論理ユニットバックアップのコマンドに関しての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。
|

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|
各製品のデーモンを停止します。
- AdvancedCopy Managerデーモンを停止します。
# /opt/swstorage/bin/stopacm <Return> |
- SPアシスタントを停止します。
# /etc/init.d/SPassistant stop <Return> |
- ダイレクトバックアップサーバを停止します。
# /etc/init.d/dbu stop <Return> |

|
|
- ダイレクトバックアップサーバを停止する際には以下のマニュアルの注意事項を参照してください。
『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「7.3.1 ダイレクトバックアップサーバ停止に関する注意事項」 |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|
以下のダイレクトバックアップ管理ファイルをバックアップします。
- /sp/dbu/primary
- /sp/dbu/log
- /sp/dbu/secondary
- /sp/dbu/adm
- /sp/uty
- データを退避するディレクトリを作成します。
# mkdir -p /sp/tmp/manage_bk/DBU <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/dbu”ディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_PRIMARY.tar primary <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_LOG.tar log <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_SECONDARY.tar secondary <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_ADM.tar adm <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp”ディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_UTY.tar uty <Return> |
- カレントディレクトリをアーカイブファイルのあるディレクトリに移動します。
# cd /sp/tmp/manage_bk/DBU <Return> |
- tarコマンドで、正しいアーカイブファイルであることを確認します。
# tar tvf DB_PRIMARY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_LOG.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_SECONDARY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_ADM.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_UTY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・ |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|
各製品のデーモンを起動します。
- AdvancedCopy Managerデーモンを起動します。
# /opt/swstorage/bin/startacm <Return> |
- ダイレクトバックアップサーバを起動します。
# /etc/init.d/dbu start <Return> |
- SPアシスタントを起動します。
# /etc/init.d/SPassistant start <Return> |
7.2.1.2.2 バックアップ管理データの復元
バックアップ管理データの復元方法について説明します。
復元手順は以下の通りです。記述している順に操作を行ってください。
- 各製品のデーモンの停止
- ダイレクトバックアップ資源のリストア
- 各製品のデーモンの起動
- 業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープからの復元
- データベースの復旧
- 業務サーバ側資源のリストア

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|
各製品のデーモンを停止します。
- AdvancedCopy Managerデーモンを停止します。
# /opt/swstorage/bin/stopacm <Return> |
- SPアシスタントを停止します。
# /etc/init.d/SPassistant stop <Return> |
- ダイレクトバックアップサーバを停止します。
# /etc/init.d/dbu stop <Return> |

|
|
- ダイレクトバックアップサーバを停止する際には以下のマニュアルの注意事項を参照してください。
『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「7.3.1 ダイレクトバックアップサーバ停止に関する注意事項」 |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
- LMF制御ファイルを復元する場合は、本作業を行う前に、実施しておく必要があります。詳細については、「7.3.2.1.2 LMF制御ファイルの復元」を参照してください。
|
「ダイレクトバックアップ資源のバックアップ」で退避したダイレクトバックアップの管理ファイルをリストアします。
- 共有ディスクをアンマウントします。
バックアップ管理ファイルが格納されていたディレクトリをアンマウントします。
# umount /sp/dbu/primary <Return>
# umount /sp/dbu/log <Return>
# umount /sp/uty <Return>
# umount /sp/dbu/secondary <Return>
# umount /sp/dbu/adm <Return> |
- ファイルシステムを再構築します。
退避データをリストアするために、復元先のファイルシステムを構築し直します。
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb0s0 <Return>
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb0s1 <Return>
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb1s0 <Return>
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb1s1 <Return>
# newfs /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2s6 <Return> |
- 共有ディスクをマウントします。
バックアップ管理ファイルが格納されていたディレクトリをマウントします。
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb0s0 /sp/dbu/primary <Return>
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb0s1 /sp/dbu/log <Return>
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb1s0 /sp/dbu/secondary <Return>
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb1s1 /sp/dbu/adm <Return>
# mount /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2s6 /sp/uty <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/dbu”ディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_PRIMARY.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_LOG.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_SECONDARY.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_ADM.tar <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp”ディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_UTY.tar <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|
各製品のデーモンを起動します。
- AdvancedCopy Managerデーモンを起動します。
# /opt/swstorage/bin/startacm <Return> |
- ダイレクトバックアップサーバを起動します。
# /etc/init.d/dbu start <Return> |
- SPアシスタントを起動します。
# /etc/init.d/SPassistant start <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|
「業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープへの退避」でテープに退避した業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースを保全ボリュームに復元します。

|
|
- ここでは、リストア先の保全ボリュームを含む論理ユニットを“GR01:OLU000a”として説明します。
|
- 論理ユニットバックアップで、 テープから復元します。
(以下は、最新のバックアップデータをバックアップ元の論理ユニット“GR01:OLU000a”にリストアした例です。)
# lurestore GR01:OLU000a <Return>
GR01:OLU000a: restore to GR01:OLU000a ? [y/n]:y <Return>
lurestore completed
# |

|
|
- 論理ユニットバックアップの操作についての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第10章 論理ユニットバックアップの運用操作」を参照してください。
- 論理ユニットバックアップのコマンドに関しての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。
|
「業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープからの復元」で保全ボリュームに戻したStorage管理サーバの資源(データベース)を復旧します。

|
|
- 本作業はStorage管理サーバ(Solaris OS)上で実施します。
- Storage管理サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、Storage管理サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
|
AdvancedCopy Manager のデータベース復旧コマンド(stgdbrcv) を使用して、データベースの復旧を行います。
- AdvancedCopy Manager のログファイル“RDBSWSTF.log”から“qdgメッセージ”を検索して、障害内容、確認対象、復旧モードを決定します。

|
|
- “RDBSWSTF.log”ファイルに“qdgメッセージ”が出力されていない場合は、本作業を行う必要はありません。
|

|
|
- データベースの障害箇所の把握に関する詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「9.1.1.3.2 データベースの障害箇所の把握」を参照してください。
|
- 以下のコマンドを入力し、データベースリストアを起動します。
(以下は、Storage管理サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/swstorage/bin/stgdbrcv -m mode -d /sp/tmp/manage_bk <Return> |

|
|
- データベースの復旧に関する詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「9.1.1.3.3 データベース復旧方法」を参照してください。
|
- AdvancedCopy Managerのデーモンを再起動します。
データベース復旧コマンドが正常終了した後、AdvancedCopy Managerのデーモンを再起動してください。

|
|
- デーモンの起動に関する詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「第2章 デーモンの起動と停止」を参照してください。
|
「業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープからの復元」で保全ボリュームに戻した業務サーバ側の資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)、レプリケーション管理簿を復元します。
バックアップ運用を行っている各プラットフォームの業務サーバで、資源のリストアを行ってください。

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
|
- 業務サーバ上で swstresrstコマンドを実行し、業務サーバの資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)をリストアします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /sp/tmp/manage_bk <Return>
swstresrst completed
# |

|
|
swstresrstコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもリストアしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- リカバリ制御ファイルのリストア (ノード1の場合)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /sp/tmp/manage_bk_cl1 <Return>
swstresrst completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |
- 業務サーバ上で swsrprecoverresコマンド(-r オプション)を実行し、レプリケーション管理簿をリストアします。

|
|
- 本手順によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報がStorageサーバへコピーされ、運用可能な状態になります。
- リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、Storageサーバに存在するレプリケーション管理の運用情報のみが何らかの理由によって不正な状態になってしまった場合は、本手順を実行してください。
|
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
# |

|
|
swsrprecoverresコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のレプリケーション管理簿もリストアしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- レプリケーション管理簿のリストア
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“D:\backup”として説明します。
クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“D:\backup_cl1”, “D:\backup_cl2”として説明します。 |
- 業務サーバ上で swstresrstコマンドを実行し、業務サーバの資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)をリストアします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst D:\backup <Return>
swstresrst completed
C:\> |

|
|
- swstresrstコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」を参照してください。
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもリストアしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- リカバリ制御ファイルのリストア (ノード1の場合)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst D:\backup_cl1 <Return>
swstresrst completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |
- 業務サーバ上で swsrprecoverresコマンド(-r オプション)を実行し、レプリケーション管理簿をリストアします。

|
|
- 本手順によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報がStorageサーバへコピーされ、運用可能な状態になります。
- リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、Storageサーバに存在するレプリケーション管理の運用情報のみが何らかの理由によって不正な状態になってしまった場合は、本手順を実行してください。
|
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
C:\> |

|
|
- swsrprecoverresコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」を参照してください。
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のレプリケーション管理簿もリストアしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- レプリケーション管理簿のリストア
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |
7.2.2 クラスタ構成の場合
SSF/Backup Facility がクラスタ構成の場合におけるバックアップ管理データの保守について説明します。
7.2.2.1 SSF/Backup Facilityが Storage管理サーバの場合
SSF/Backup FacilityをAdvancedCopy Manager の「Storage管理サーバ」として運用している場合のバックアップ管理データの退避、復元の方法について説明します。
バックアップ管理データの退避方法について説明します。
退避手順は以下の通りです。記述している順に操作を行ってください。
- 業務サーバ側資源のバックアップ
- 業務サーバ側資源のテープへの退避
- データベースのバックアップ
- userApplicationの保守モードの起動
- AdvancedCopy Manager資源のバックアップ
- ダイレクトバックアップ資源のバックアップ
- userApplicationの保守モードの停止
業務サーバ側の資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)は、SSF/Backup Facility におけるバックアップ管理データの復元において必須となる情報です。
バックアップ業務終了後には、当該情報の消失に備えて、業務サーバ側の資源のバックアップを行います。

|
|
- レプリケーション管理簿のバックアップは、Storage管理サーバのリポジトリをバックアップすることによって実施します。リポジトリのバックアップについては、後述の「データベースのバックアップ」以降を参照してください。
|
バックアップ運用を行っている各プラットフォームの業務サーバで、資源のバックアップを行ってください。

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
- 各業務サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 業務サーバ上で swstresbackコマンドを実行し、業務サーバの資源をバックアップします。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /sp/tmp/manage_bk <Return>
swstresback completed
# |
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもバックアップしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- リカバリ制御ファイルのバックアップ (ノード1の場合)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /sp/tmp/manage_bk_cl1 <Return>
swstresback completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |

|
|
swstresbackコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
|

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“D:\backup”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“D:\backup_cl1”, “D:\backup_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
- 各業務サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 業務サーバ上で swstresbackコマンドを実行し、業務サーバの資源をバックアップします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback D:\backup <Return>
swstresback completed
C:\> |
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもバックアップしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- リカバリ制御ファイルのバックアップ (ノード1の場合)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback D:\backup_cl1 <Return>
swstresback completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |

|
|
- swstresbackコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」を参照してください。
|

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility の業務稼動ノードで実施します。
|
「業務サーバ側 資源のバックアップ」で業務サーバの資源をバックアップした保全ボリュームを論理ユニット単位でテープ媒体に退避します。

|
|
- ここでは、保全ボリュームを含む論理ユニットを“GR01:OLU000a”として説明します。
|

|
|
- 保全ボリュームが複数の論理ユニットに分散されている場合は、保全ボリュームを含む全ての論理ユニットをバックアップ対象にしてください。
|
- 保全ボリュームを含む論理ユニットに対してバックアップポリシーを設定します。
(以下は、退避先を テーププール「backup_pool」とした例です。)
# lusetpolicy -m TAPE -p backup_pool GR01:OLU000a <Return>
lusetpolicy completed
# |
- 論理ユニットバックアップで、 テープへ退避します。
# lubackup GR01:OLU000a <Return>
lubackup completed
# |

|
|
- 論理ユニットバックアップの操作についての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第10章 論理ユニットバックアップの運用操作」を参照してください。
- 論理ユニットバックアップのコマンドに関しての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。
|

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
AdvancedCopy Manager のバックアップコマンド(stgdbbackup) を使用して、データベースに格納されているデータを、指定したディレクトリへ一括して退避します。
- データを退避するディレクトリを作成します。
# mkdir -p /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |
- 以下のコマンドを入力し、データベースバックアップを起動します。
# /opt/swstorage/bin/stgdbbackup <Return> |
- 処理続行確認をします。
処理を続行する場合は“y”、続行しない場合は“n”を入力します。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースバックアップ
////////////////////////////////////////////////////////////////////
+----------------------------------------------------------------+
| |
| 全ての格納データを外部ファイルへ退避します。 |
| |
| [注意] |
| 退避データを格納するディレクトリを用意してください。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- 退避データ格納ディレクトリを入力します。
(手順1. で作成したディレクトリ名を絶対パスで入力します。)
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースバックアップ
////////////////////////////////////////////////////////////////////
退避データを格納するディレクトリを絶対パスで
入力してください。
Enter ==> /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |

|
|
- 指定したディレクトリ内に退避データがすでに存在した場合、処理は実行されません。ディレクトリ内の退避データを削除するか、他のディレクトリを指定して再実行してください。
|
- データベースバックアップの処理続行最終確認をします。
データベースバックアップを続行する場合は“y”、中止する場合は"n"を入力します。
“n”を入力した場合は、手順2. に戻ります。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースバックアップ
////////////////////////////////////////////////////////////////////
退避データ格納ディレクトリ:/sp/tmp/manage_bk/ACM
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- データベースバックアップが実行されます。
データベースバックアップの実行中、実行結果が随時画面に表示されます。実行結果例を以下に示します。
/////// AdvancedCopy Manager データベースバックアップ実行 ////////
==================================================================
DB データのバックアップを開始します。
==================================================================
....
データのアンロードが完了しました。(base)
...
データのアンロードが完了しました。(backup)
.
データのアンロードが完了しました。(repl)
==================================================================
DB データのバックアップが完了しました。
==================================================================
データベースのバックアップは正常終了しました。
# |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
userApplicationを保守モードで起動します。
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -m on userApp_sp5000 <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|

|
|
- ここでは、AdvancedCopy Managerの共用ディスク用マウントポイントを“/sp/acm/SWSTCLMGR”として説明します。
|
AdvancedCopy Managerの共用データをバックアップします。
- カレントディレクトリをルートディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/ACM/ACM.tar /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |
- カレントディレクトリをアーカイブファイルのあるディレクトリに移動します。
# cd /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |
- tarコマンドで、正しいアーカイブファイルであることを確認します。
# tar tvf ACM.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・ |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
以下のダイレクトバックアップ管理ファイルをバックアップします。
- /sp/dbu/primary
- /sp/dbu/log
- /sp/dbu/secondary
- /sp/dbu/adm
- /sp/uty
- データを退避するディレクトリを作成します。
# mkdir /sp/tmp/manage_bk/DBU <Return> |
- ダイレクトバックアップのデーモンを停止します。
# /opt/FJSVfbupp/cluster/startscript_dbud stop <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/dbu”ディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_PRIMARY.tar primary <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_LOG.tar log <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_SECONDARY.tar secondary <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_ADM.tar adm <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp”ディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_UTY.tar uty <Return> |
- カレントディレクトリをアーカイブファイルのあるディレクトリに移動します。
# cd /sp/tmp/manage_bk/DBU <Return> |
- tarコマンドで、正しいアーカイブファイルであることを確認します。
# tar tvf DB_PRIMARY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_LOG.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_SECONDARY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_ADM.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_UTY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・ |
- ダイレクトバックアップのデーモンを起動します。
# /opt/FJSVfbupp/cluster/startscript_dbud start <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
userApplicationの保守モードを停止します。
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -m off userApp_sp5000 <Return> |
7.2.2.1.2 バックアップ管理データの復元
バックアップ管理データの復元方法について説明します。
復元手順は以下の通りです。記述している順に操作を行ってください。
- サービス(デーモン)の停止
- ダイレクトバックアップ資源のリストア
- AdvancedCopy Manager資源のリストア
- リポジトリの再構築
- サービス(デーモン)の起動
- データベースのリストア
- 業務サーバ側資源のテープからの復元
- 業務サーバ側資源のリストア

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
クラスタで管理されているSSF/Backup Facilityの各デーモンを停止します。
- userApplicationを停止します。
 |
|
- コマンドを実行し、RMS が停止している旨のメッセージが出力されることを確認してください。
|

|
|
- 本作業はuserApplicationが構築されていることを前提にしています。
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
- LMF制御ファイルを復元する場合は、本作業を行う前に、実施しておく必要があります。詳細については、「7.3.2.2.2 LMF制御ファイルの復元」を参照してください。
|
「ダイレクトバックアップ資源のバックアップ」で退避したダイレクトバックアップの管理ファイルをリストアします。
- GDS ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0000 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0001 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0002 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0003 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0009 <Return> |
- 共用ディスクをマウントします。
ダイレクトバックアップの共用ディスクを手動で運用ノードにマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0000 /sp/dbu/primary <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /sp/dbu/log <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002 /sp/dbu/secondary <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0003 /sp/dbu/adm <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0009 /sp/uty <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/dbu”ディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_PRIMARY.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_LOG.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_SECONDARY.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_ADM.tar <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp”ディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_UTY.tar <Return> |
- 共用ディスクのマウントを外します。
手順2. で行った共用ディスクのマウントを外します。
# umount /sp/dbu/primary <Return>
# umount /sp/dbu/log <Return>
# umount /sp/uty <Return>
# umount /sp/dbu/secondary <Return>
# umount /sp/dbu/adm <Return> |
- GDS ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0000 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0001 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0002 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0003 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0009 <Return> |

|
|
- 本作業はuserApplicationが構築されていることを前提にしています。
- また、本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|

|
|
- ここでは、AdvancedCopy Managerの共用ディスク用マウントポイントを“/sp/acm/SWSTCLMGR”として説明します。
|
「AdvancedCopy Manager資源のバックアップ」で退避したAdvancedCopy Managerの共用データをリストアします。
- GDS ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0005 <Return> |
- 共用ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Managerの共用ディスクを手動で運用ノードにマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0005 /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |
- カレントディレクトリをルートディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/ACM/ACM.tar /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |
- 共用ディスクのマウントを外します。
手順2. で行った共用ディスクのマウントを外します。
# umount /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |
- GDS ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0005 <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility 上で実施します。
|

|
|
- ここでは、AdvancedCopy Managerの共用ディスク用マウントポイントを“/sp/acm/SWSTCLMGR”として説明します。
|
AdvancedCopy Manager のリポジトリの再構築を行います。
- userApplication Configuration Wizardを起動します。
「Web-Based Admin View」を表示し、「Global Cluster Services」−「userApplication Configuration Wizard」をクリックします。

- userApplicationやResourceの削除を起動します。
「userApplicationやResourceの削除」を選択し、<次へ>をクリックします。

- 削除するuserApplicationを選択します。
「userApp_sp5000」を選択し、<削除>をクリックします。

- userApplicationのみを削除します。
<userApplicationのみ>をクリックします。


|
|
- 削除を実施すると、以下の画面が表示されることがありますが、そのまま次の作業をおこなってください。
 |
- userApplicationやResourceの削除を起動します。
「userApplicationやResourceの削除」を選択し、<次へ>をクリックします。

- 削除するAdvancedCopy Managerのプロシジャリソースを選択します。
「Procedure0」を選択し、<削除>をクリックします。

- プロシジャリソースを削除します。
<はい>をクリックします。

- Web-Based Admin Viewからログアウトします。
userApplication Configuration Wizard画面で、<完了>をクリックし、Web-Based Admin Viewから「ログアウト」をクリックします。

- セカンダリノードで、GDS ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0005 <Return> |
- セカンダリノードで、共用ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Managerの共有データ用共用ディスク、リポジトリ用共有ディスクをセカンダリノードにマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0005 /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0004 /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- セカンダリノードで、クラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager 共有データ用共有ディスクに他のユーザがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードにおいてクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n sp5000 <Return> |
- 削除対象を確認します。
指定した論理ノードについての情報が表示されます。内容を確認の上、<Return> を押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -n sp5000 <Return>
AdvancedCopy Manager settings were as follows.
Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER
Node type : Secondary
IP Address : 10.10.10.10
Mount point : /sp/acm/SWSTCLMGR
Node name : sp5000
Service : userApp_sp5000
Function : Management Server
MODE : Normal
Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] <Return> |
- データベースの削除が実行されます。
“y”を入力すると、データベースの削除が開始されます。
+----------------------------------------------------------------+
| |
| AdvancedCopy Manager のデータベース環境を全て削除します。 |
| |
| [注意] |
| 処理を開始すると、全ての格納データを消失します。 |
| 実行可能な環境にあることを十分確認して続行してください。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- セカンダリノードのクラスタアンセットアップコマンドが終了したら、以下の完了画面が表示されます。
clset_FJSVswssc completed
clset_FJSVswsrp completed
clset_FJSVswsts completed
clset_FJSVswstf completed
swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
引き続きプライマリノードのクラスタ環境を削除してください。
# |
- セカンダリノードで、共用ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Managerの共有データ用共用ディスク、リポジトリ用共有ディスクをセカンダリノードでアンマウントします。
# umount /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
# umount /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- セカンダリノードで、GDS ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0005 <Return> |
- プライマリノードで、GDS ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0005 <Return> |
- プライマリノードで、共用ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Managerの共有データ用共用ディスク、リポジトリ用共有ディスクをプライマリノードにマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0005 /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0004 /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- プライマリノードで、クラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager 共有データ用共有ディスクに他のユーザがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいてクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n sp5000 <Return> |
- 削除対象を確認します。
指定した論理ノードについての情報が表示されます。内容を確認の上、<Return> を押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -n sp5000 <Return>
AdvancedCopy Manager settings were as follows.
Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER
Node type : Primary
IP Address : 10.10.10.10
Mount point : /sp/acm/SWSTCLMGR
Node name : sp5000
Service : userApp_sp5000
Function : Management Server
MODE : Normal
Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] <Return> |
- データベースの削除が実行されます。
“y”を入力すると、データベースの削除が開始されます。
+----------------------------------------------------------------+
| |
| AdvancedCopy Manager のデータベース環境を全て削除します。 |
| |
| [注意] |
| 処理を開始すると、全ての格納データを消失します。 |
| 実行可能な環境にあることを十分確認して続行してください。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドが終了したら、以下の完了画面が表示されます。
clset_FJSVswssc completed
clset_FJSVswsrp completed
clset_FJSVswsts completed
clset_FJSVswstf completed
swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
# |
- プライマリノードで、共用ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Managerの共有データ用共用ディスク、リポジトリ用共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
# umount /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
# umount /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- プライマリノードで、GDS ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0005 <Return> |
- クラスタアンセットアップコマンドがエラーで失敗した場合、以下の手順で各データを削除してください。

|
|
- 以下 a) 〜 b) の操作は、プライマリ(運用系)ノードのみで実施してください。
c) の操作は、両ノードで実施してください。 |
- プライマリノードで、GDS ボリュームを起動します。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0004 <Return> |
- プライマリノードで、リポジトリ共有ディスクをマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0004 /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- プライマリノードで、リポジトリ共有ディレクトリ配下のファイルを全て削除します。
# cd /sp/acm/SWSTFDB <Return>
# rm -r * <Return> |
- DBセットアップファイルを削除します。 (両ノードで実施)
# cd /opt/FJSVswstf/setup/base <Return>
# rm stgdbset.prm <Return> |
- 再度、リポジトリの解除(クラスタアンセットアップ)を実行します。

|
|
- リポジトリの解除(クラスタアンセットアップ)の手順は、上記 手順1.〜16.と同じです。
|
- プライマリノードで、GDS ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0005 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0006 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0007 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0008 <Return> |
- プライマリノードで、共用ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Managerの共有データ用共用ディスク、リポジトリ用共有ディスクをプライマリノードにマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0005 /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0004 /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- プライマリノードで、クラスタセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager 共有データ用共有ディスク、リポジトリ用共有ディスクに他のユーザがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいてクラスタセットアップコマンドを実行します。
本コマンドを実行すると、クラスタセットアップに加え、リポジトリの作成も行われます。
(以下はAdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイントを“/sp/acm/SWSTCLMGR”、IPアドレスを“10.10.10.10”、論理ノード名を“sp5000”、業務名を“userApp_sp5000”とした例です。)
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Primary -m /sp/acm/SWSTCLMGR -n sp5000 -s userApp_sp5000 -i 10.10.10.10 -f mgr <Return> |

|
|
- stgclset_safeコマンドの各パラメタに設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.7.1 Storage管理サーバの設定」にて入力した同じ値を入力してください。
|
- セットアップ対象を確認します。
指定した論理ノードについての情報が表示されます。内容を確認の上、<Return> を押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Primary -m /sp/acm/SWSTCLMGR -n sp5000 -s userApp_sp5000 -i 10.10.10.10 -f mgr <Return>
AdvancedCopy Manager settings are as follows.
Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER
Node type : Primary
IP Address : 10.10.10.10
Mount point : /sp/acm/SWSTCLMGR
Node name : sp5000
Service : userApp_sp5000
Function : Management Server
Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] <Return> |
- Storage管理サーバ業務の共通環境の構築を開始します。
共通環境を設定する初期画面が表示されますので、内容を確認の上、<Enter> を押します。
+----------------------------------------------------------------+
| AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ共通環境を作成します。 |
| |
| [注意] |
| 処理を開始する前に以下のディレクトリを用意して下さい。 |
| ============================================================== |
| |
| 1) DBファイル用ディレクトリ |
| 2) RDBディクショナリ用ディレクトリ |
| 3) RDBログファイル用ディレクトリ |
| 4) リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- 「DBファイル用ディレクトリ名」を入力します。
論理ボリューム名を指定する際は、一度 <Enter>キーを押した後、論理ボリューム名を入力します。
-----------------------< DB用デバイス設定 >-----------------------
DBファイル用ディレクトリ名を入力して下さい。
[注意]
ディレクトリ名は絶対パスで入力してください。
Enter ==> /sp/acm/SWSTFDB <Return> |

|
|
- 「DBファイル用ディレクトリ名」に設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.7.1 Storage管理サーバの設定」にて入力した、同じ値を入力してください。
|
- 同様に「RDBディクショナリ用ディレクトリ名」、「RDBログファイル用ディレクトリ名」、「リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名」、「リポジトリデータのサイズ」の入力を行います。

|
|
- 「RDBディクショナリ用ディレクトリ名」、「RDBログファイル用ディレクトリ名」、「リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名」、「リポジトリデータのサイズ」に設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.7.1 Storage管理サーバの設定」にて入力した、同じ値を入力してください。
|
- 入力内容の確認を行います。
手順24. と手順25. で設定した4つのディレクトリ名とリポジトリデータ容量が表示されます。
表示された内容を確認の上、“y”を入力して<Enter>キーを押します。
====================================================================
DBファイル用ディレクトリ名 ..................... /sp/acm/SWSTFDB
RDBディクショナリ用ディレクトリ名 .............. /sp/acm/rdbdict
RDBログファイル用ディレクトリ名 ................ /sp/acm/rdblog
リポジトリデータ格納DBスペース用ディレクトリ名 . /sp/acm/reposit
リポジトリデータ容量............................ リポジトリデータのサイズ
====================================================================
これでよろしいですか? [y/n] ==> y <Return> |
- Storage管理サーバ共通環境作成の処理続行最終確認を行います。
Storage管理サーバ共通環境作成を続行する場合は“y”、中止する場合は“n”を入力します。
+----------------------------------------------------------------+
| AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 |
| |
| ============================================================== |
| |
| 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 |
| 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- リポジトリアクセス用の設定を行います。
AdvancedCopy Manager のリポジトリアクセス用の設定画面が表示されますので、ユーザ名とパスワードを順次入力して、 <Enter>キーを押します。
AdvancedCopy Managerのリポジトリアクセス用の
ユーザ名とパスワードを入力して下さい。
[注意]
root以外の一般ユーザの入力を推奨します。
ユーザ名 : ユーザ名 <Return>
パスワード : パスワード <Return> ←入力した値は表示されません。
パスワード(再入力) : パスワード <Return> ←入力した値は表示されません。 |

|
|
- ユーザ名とパスワードをに設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.7.1 Storage管理サーバの設定」にて入力した、同じ値を入力してください。
|
- プライマリノードのクラスタセットアップが実行されます。
パスワードの登録およびクラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
リポジトリアクセスパスワードを登録しました。
データベース統合セットアップは正常終了しました。
swstf8100 プライマリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。引き続きセカンダリ
ノードのクラスタ環境を作成してください。
# |
- プライマリノードで、共用ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Managerの共有データ用共用ディスク、リポジトリ用共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
# umount /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
# umount /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- プライマリノードで、GDS ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0005 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0006 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0007 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0008 <Return> |
- セカンダリノードで、GDS ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0005 <Return> |
- セカンダリノードで、共用ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Managerの共有データ用共用ディスク、リポジトリ用共有ディスクをセカンダリノードにマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0005 /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0004 /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- セカンダリノードで、クラスタセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager 共有データ用共有ディスク、リポジトリ用共有ディスクに他のユーザがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードにおいてクラスタセットアップコマンドを実行します。
本コマンドを実行すると、クラスタセットアップに加え、リポジトリの作成も行われます。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary -m /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |

|
|
- stgclset_safeコマンドの各パラメタに設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.7.1 Storage管理サーバの設定」にて入力した同じ値を入力してください。
|
- セットアップ対象を確認します。
指定した論理ノードについての情報が表示されます。内容を確認の上、<Enter> を押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclset_safe -k Secondary -m /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
AdvancedCopy Manager settings are as follows.
Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER
Node type : Secondary
IP Address : 10.10.10.10
Mount point : /sp/acm/SWSTCLMGR
Node name : sp5000
Service : userApp_sp5000
Function : Management Server
Do you want to continue with setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] <Return> |
- Storage管理サーバ共通環境作成の処理続行最終確認を行います。
Storage管理サーバ共通環境作成を続行する場合は“y”、中止する場合は“n”を入力します。
+----------------------------------------------------------------+
| AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ環境作成を開始します。 |
| |
| ============================================================== |
| |
| 処理を開始すると、システム情報の書き換えも行います。 |
| 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- セカンダリノードのクラスタセットアップが実行されます。
クラスタセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8101 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。
# |
- セカンダリノードで、共用ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Managerの共有データ用共用ディスク、リポジトリ用共有ディスクをセカンダリノードでアンマウントします。
# umount /sp/acm/SWSTCLMGR <Return>
# umount /sp/acm/SWSTFDB <Return> |
- セカンダリノードで、GDS ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0004 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0005 <Return> |
- AdvancedCopy Managerのプロシジャリソースを作成します。

|
|
- プロシジャリソースに設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.11.4 プロシジャリソースの作成」にて入力した、同じ値を入力してください。
|

|
|
- プロシジャリソースの作成手順については、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.11.4 プロシジャリソースの作成」を参照してください。
|
- userApplicationを作成します。

|
|
- userApplicationに設定する値は、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.12 userApplicationの作成」にて入力した、同じ値を入力してください。
|

|
|
- userApplicationの作成手順については、『SSF/Backup Facility 導入手引書』の「5.12 userApplicationの作成」を参照してください。
|
- 両ノードで、システムを再起動します。
# shutdown -y -g0 -i6 <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
クラスタで管理されているSSF/Backup Facilityの各デーモンを起動します。
- userApplicationを起動します。
 |
|
- コマンドを実行し、出力されたuserApplicationのステータスがOnlineであることを確認します。
|

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
データベース領域の再構築を行った後、「データベースのバックアップ」で退避したデータベースをリストアします。
- データベースリストアを起動します。
以下のコマンドを入力し、データベースリストアを起動します。
# /opt/swstorage/bin/stgdbrestore <Return> |
- 処理続行確認をします。
処理を続行する場合は“y”、続行しない場合は“n”を入力します。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースリストア
////////////////////////////////////////////////////////////////////
+----------------------------------------------------------------+
| |
| 全ての退避データをデータベースへ復元します。 |
| |
| [注意] |
| 退避データが格納されているディレクトリを確認してください。 |
| |
+----------------------------------------------------------------+
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- 退避データ格納ディレクトリを入力します。
退避データが格納されているディレクトリ名を絶対パスで入力します。

|
|
- ディレクトリ内の退避データがひとつでも欠落していた場合、データ間の整合性がとれない恐れがあるため、処理は実行されません。
|
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースリストア
////////////////////////////////////////////////////////////////////
退避データが格納されているディレクトリを絶対パスで
入力してください。
Enter ==> /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |
- データベースリストアの処理続行最終確認をします。
データベースリストアを続行する場合は“y”、中止する場合は“n”を入力します。
“n”を入力した場合は、手順1. に戻ります。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
AdvancedCopy Manager Storage管理サーバ ( sp5000 )
データベースリストア
////////////////////////////////////////////////////////////////////
退避データ格納ディレクトリ:/sp/tmp/manage_bk/ACM
処理を続けますか? [y/n] ==> y <Return> |
- データベースリストアが実行されます。
データベースリストアが実行中、実行結果が随時画面に表示されます。実行結果例を以下に示します。
///////// AdvancedCopy Manager データベースリストア実行 //////////
==================================================================
DB データのリストアを開始します。
==================================================================
....
データのロードが完了しました。(base)
....
最適化情報の更新が完了しました。(base)
....
データのロードが完了しました。(backup)
...
最適化情報の更新が完了しました。(backup)
.
データのロードが完了しました。(repl)
.
最適化情報の更新が完了しました。(repl)
==================================================================
DB データのリストアが完了しました。
==================================================================
データベースのリストアは正常終了しました。
# |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility の業務稼動ノードで実施します。
|
「業務サーバ側資源のテープへの退避」でテープに退避した業務サーバ側資源を保全ボリュームに復元します。

|
|
- ここでは、リストア先の保全ボリュームを含む論理ユニットを“GR01:OLU000a”として説明します。
|
- 論理ユニットバックアップで、 テープから復元します。
(以下は、最新のバックアップデータをバックアップ元の論理ユニット“GR01:OLU000a”にリストアした例です。)
# lurestore GR01:OLU000a <Return>
GR01:OLU000a: restore to GR01:OLU000a ? [y/n]:y <Return>
lurestore completed
# |

|
|
- 論理ユニットバックアップの操作についての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第10章 論理ユニットバックアップの運用操作」を参照してください。
- 論理ユニットバックアップのコマンドに関しての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。
|
「業務サーバ側資源のテープからの復元」で保全ボリュームに戻した業務サーバ側の資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)、レプリケーション管理簿を復元します。
バックアップ運用を行っている各プラットフォームの業務サーバで、資源のリストアを行ってください。

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
|
- 業務サーバ上で swstresrstコマンドを実行し、業務サーバの資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)をリストアします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /sp/tmp/manage_bk <Return>
swstresrst completed
# |

|
|
swstresrstコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもリストアしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- リカバリ制御ファイルのリストア (ノード1の場合)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /sp/tmp/manage_bk_cl1 <Return>
swstresrst completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |
- 業務サーバ上で swsrprecoverresコマンド(-r オプション)を実行し、レプリケーション管理簿をリストアします。

|
|
- 本手順によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報がStorageサーバへコピーされ、運用可能な状態になります。
- リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、Storageサーバに存在するレプリケーション管理の運用情報のみが何らかの理由によって不正な状態になってしまった場合は、本手順を実行してください。
|
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
# |

|
|
swsrprecoverresコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のレプリケーション管理簿もリストアしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- レプリケーション管理簿のリストア
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“D:\backup”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“D:\backup_cl1”, “D:\backup_cl2”として説明します。
|
- 業務サーバ上で swstresrstコマンドを実行し、業務サーバの資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)をリストアします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst D:\backup <Return>
swstresrst completed
C:\> |

|
|
- swstresrstコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」を参照してください。
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもリストアしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- リカバリ制御ファイルのリストア (ノード1の場合)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst D:\backup_cl1 <Return>
swstresrst completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |
- 業務サーバ上で swsrprecoverresコマンド(-r オプション)を実行し、レプリケーション管理簿をリストアします。

|
|
- 本手順によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報がStorageサーバへコピーされ、運用可能な状態になります。
- リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、Storageサーバに存在するレプリケーション管理の運用情報のみが何らかの理由によって不正な状態になってしまった場合は、本手順を実行してください。
|
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
C:\> |

|
|
- swsrprecoverresコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」を参照してください。
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のレプリケーション管理簿もリストアしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- レプリケーション管理簿のリストア
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |
7.2.2.2 SSF/Backup Facilityが Storageサーバの場合
SSF/Backup FacilityをAdvancedCopy Manager の「Storageサーバ」として運用している場合のバックアップ管理データの退避、復元の方法について説明します。
バックアップ管理データの退避方法について説明します。
退避手順は以下の通りです。記述している順に操作を行ってください。
- Storage管理サーバのデータベースのバックアップ
- 業務サーバ側資源のバックアップ
- 業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープへの退避
- userApplicationの保守モードの起動
- AdvancedCopy Manager資源のバックアップ
- ダイレクトバックアップ資源のバックアップ
- userApplicationの保守モードの停止
Storage管理サーバの資源(データベース領域)は、SSF/Backup Facility におけるバックアップ管理データの復元において必須となる情報です。
バックアップ業務終了後には、当該情報の消失に備えて、Storage管理サーバの資源のバックアップを行います。

|
|
- 本作業はStorage管理サーバ(Solaris OS)上で実施します。
- Storage管理サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、Storage管理サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
AdvancedCopy Manager のデータベース退避コマンド(stgdbdmp) を使用して、データベースに格納されているデータを、指定したディレクトリへ一括して退避します。
- Storage管理サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 以下のコマンドを入力し、データベースバックアップを起動します。
(以下は、Storage管理サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/swstorage/bin/stgdbdmp -d /sp/tmp/manage_bk <Return> |
- 処理続行確認をします。
処理を続行する場合は“y”、続行しない場合は“n”を入力します。

|
|
- Storage管理サーバデータベースのバックアップに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「9.1.1.3.1 データベース退避方法」を参照してください。
|
業務サーバ側の資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)は、SSF/Backup Facility におけるバックアップ管理データの復元において必須となる情報です。
バックアップ業務終了後には、当該情報の消失に備えて、業務サーバ側の資源のバックアップを行います。
バックアップ運用を行っている各プラットフォームの業務サーバで、資源のバックアップを行ってください。

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

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|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
- 各業務サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 業務サーバ上で swstresbackコマンドを実行し、業務サーバの資源をバックアップします。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /sp/tmp/manage_bk <Return>
swstresback completed
# |
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもバックアップしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- リカバリ制御ファイルのバックアップ (ノード1の場合)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresback /sp/tmp/manage_bk_cl1 <Return>
swstresback completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |

|
|
swstresbackコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」
|

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

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|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“D:\backup”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“D:\backup_cl1”, “D:\backup_cl2”として説明します。
これらの退避先のディレクトリは予め、作成しておいてください。 |
- 各業務サーバにおいて、サーバ種別専用の共用ディスク上の保全ボリュームをそれぞれマウント/認識させ、ファイルシステムを作成します。
- 業務サーバ上で swstresbackコマンドを実行し、業務サーバの資源をバックアップします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback D:\backup <Return>
swstresback completed
C:\> |
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもバックアップしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- リカバリ制御ファイルのバックアップ (ノード1の場合)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback D:\backup_cl1 <Return>
swstresback completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |

|
|
- swstresbackコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.1.3.2 資源バックアップコマンド(swstresback)」を参照してください。
|

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility の業務稼動ノードで実施します。
|
「Storage管理サーバのデータベースのバックアップ」、「業務サーバ側 資源のバックアップ」でそれぞれの資源をバックアップした保全ボリュームを論理ユニット単位でテープ媒体に退避します。

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|
- ここでは、保全ボリュームを含む論理ユニットを“GR01:OLU000a”として説明します。
|

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|
- 保全ボリュームが複数の論理ユニットに分散されている場合は、保全ボリュームを含む全ての論理ユニットをバックアップ対象にしてください。
|
- 保全ボリュームを含む論理ユニットに対してバックアップポリシーを設定します。
(以下は、退避先を テーププール「backup_pool」とした例です。)
# lusetpolicy -m TAPE -p backup_pool GR01:OLU000a <Return>
lusetpolicy completed
# |
- 論理ユニットバックアップで、 テープへ退避します。
# lubackup GR01:OLU000a <Return>
lubackup completed
# |

|
|
- 論理ユニットバックアップの操作についての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第10章 論理ユニットバックアップの運用操作」を参照してください。
- 論理ユニットバックアップのコマンドに関しての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。
|

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
userApplicationを保守モードで起動します。
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -m on userApp_sp5000 <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|

|
|
- ここでは、AdvancedCopy Managerの共用ディスク用マウントポイントを“/sp/acm/SWSTCLMGR”として説明します。
|
AdvancedCopy Managerの共用データをバックアップします。
- データを退避するディレクトリを作成します。
# mkdir -p /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |
- カレントディレクトリをルートディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/ACM/ACM.tar /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |
- カレントディレクトリをアーカイブファイルのあるディレクトリに移動します。
# cd /sp/tmp/manage_bk/ACM <Return> |
- tarコマンドで、正しいアーカイブファイルであることを確認します。
# tar tvf ACM.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・ |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
以下のダイレクトバックアップ管理ファイルをバックアップします。
- /sp/dbu/primary
- /sp/dbu/log
- /sp/dbu/secondary
- /sp/dbu/adm
- /sp/uty
- データを退避するディレクトリを作成します。
# mkdir /sp/tmp/manage_bk/DBU <Return> |
- ダイレクトバックアップのデーモンを停止します。
# /opt/FJSVfbupp/cluster/startscript_dbud stop <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/dbu”ディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_PRIMARY.tar primary <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_LOG.tar log <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_SECONDARY.tar secondary <Return>
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_ADM.tar adm <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp”ディレクトリに移動します。
- tarコマンドで管理ファイルをアーカイブファイルに格納します。
# tar cpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_UTY.tar uty <Return> |
- カレントディレクトリをアーカイブファイルのあるディレクトリに移動します。
# cd /sp/tmp/manage_bk/DBU <Return> |
- tarコマンドで、正しいアーカイブファイルであることを確認します。
# tar tvf DB_PRIMARY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_LOG.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_SECONDARY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_ADM.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# tar tvf DB_UTY.tar <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・ |
- ダイレクトバックアップのデーモンを起動します。
# /opt/FJSVfbupp/cluster/startscript_dbud start <Return> |
■userApplicationの保守モードの停止

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|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
userApplicationの保守モードを停止します。
# /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -m off userApp_sp5000 <Return> |
7.2.2.2.2 バックアップ管理データの復元
バックアップ管理データの復元方法について説明します。
復元手順は以下の通りです。記述している順に操作を行ってください。
- サービス(デーモン)の停止
- ダイレクトバックアップ資源のリストア
- AdvancedCopy Manager資源のリストア
- サービス(デーモン)の起動
- 業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープからの復元
- データベースの復旧
- 業務サーバ側資源のリストア

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|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
クラスタで管理されているSSF/Backup Facilityの各デーモンを停止します。
- userApplicationを停止します。
 |
|
- コマンドを実行し、RMS が停止している旨のメッセージが出力されることを確認してください。
|

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|
- 本作業はuserApplicationが構築されていることを前提にしています。
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
- LMF制御ファイルを復元する場合は、本作業を行う前に、実施しておく必要があります。詳細については、「7.3.2.2.2 LMF制御ファイルの復元」を参照してください。
|
「ダイレクトバックアップ資源のバックアップ」で退避したダイレクトバックアップの管理ファイルをリストアします。
- GDS ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0000 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0001 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0002 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0003 <Return>
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0009 <Return> |
- 共用ディスクをマウントします。
ダイレクトバックアップの共用ディスクを手動で運用ノードにマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0000 /sp/dbu/primary <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001 /sp/dbu/log <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0002 /sp/dbu/secondary <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0003 /sp/dbu/adm <Return>
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0009 /sp/uty <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/dbu”ディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_PRIMARY.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_LOG.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_SECONDARY.tar <Return>
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_ADM.tar <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp”ディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/DBU/DB_UTY.tar <Return> |
- 共用ディスクのマウントを外します。
手順2. で行った共用ディスクのマウントを外します。
# umount /sp/dbu/primary <Return>
# umount /sp/dbu/log <Return>
# umount /sp/uty <Return>
# umount /sp/dbu/secondary <Return>
# umount /sp/dbu/adm <Return> |
- GDS ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0000 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0001 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0002 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0003 <Return>
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0009 <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|

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|
- ここでは、AdvancedCopy Managerの共用ディスク用マウントポイントを“/sp/acm/SWSTCLMGR”として説明します。
|
「AdvancedCopy Manager資源のバックアップ」で退避したAdvancedCopy Managerの共用データをリストアします。
- GDS ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0005 <Return> |
- 共用ディスクをマウントします。
userApplicationの停止によりアンマウントされたAdvancedCopy Managerの共用ディスクを手動で運用ノードにマウントします。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0005 /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |
- カレントディレクトリをルートディレクトリに移動します。
- アーカイブファイルを展開します。
# tar xpf /sp/tmp/manage_bk/ACM/ACM.tar /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |
- 共用ディスクのマウントを外します。
手順2. で行った共用ディスクのマウントを外します。
# umount /sp/acm/SWSTCLMGR <Return> |
- GDS ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0005 <Return> |

|
|
- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
|
クラスタで管理されているSSF/Backup Facilityの各デーモンを起動します。
- userApplicationを起動します。
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|
- コマンドを実行し、出力されたuserApplicationのステータスがOnlineであることを確認します。
|

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- 本作業はSSF/Backup Facility のプライマリ(運用)ノードのみで実施します。
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「業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープへの退避」でテープに退避した業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースを保全ボリュームに復元します。

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|
- ここでは、リストア先の保全ボリュームを含む論理ユニットを“GR01:OLU000a”として説明します。
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- 論理ユニットバックアップで、 テープから復元します。
(以下は、最新のバックアップデータをバックアップ元の論理ユニット“GR01:OLU000a”にリストアした例です。)
# lurestore GR01:OLU000a <Return>
GR01:OLU000a: restore to GR01:OLU000a ? [y/n]:y <Return>
lurestore completed
# |

|
|
- 論理ユニットバックアップの操作についての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第10章 論理ユニットバックアップの運用操作」を参照してください。
- 論理ユニットバックアップのコマンドに関しての詳細は、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。
|
「業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープからの復元」で保全ボリュームに戻したStorage管理サーバの資源(データベース)を復旧します。

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|
- 本作業はStorage管理サーバ(Solaris OS)上で実施します。
- Storage管理サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
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- ここでは、Storage管理サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
|
AdvancedCopy Manager のデータベース復旧コマンド(stgdbrcv) を使用して、データベースの復旧を行います。
- AdvancedCopy Manager のログファイル“RDBSWSTF.log”から“qdgメッセージ”を検索して、障害内容、確認対象、復旧モードを決定します。

|
|
- “RDBSWSTF.log”ファイルに“qdgメッセージ”が出力されていない場合は、本作業を行う必要はありません。
|

|
|
- データベースの障害箇所の把握に関する詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「9.1.1.3.2 データベースの障害箇所の把握」を参照してください。
|
- 以下のコマンドを入力し、データベースリストアを起動します。
(以下は、Storage管理サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/swstorage/bin/stgdbrcv -m mode -d /sp/tmp/manage_bk <Return> |

|
|
- mode には、手順1. で決定した「復旧モード」を指定します。
- -d オプションで指定するディレクトリには、「Storage管理サーバのデータベースのバックアップ」で退避した保全ボリュームのパスを指定します。
|

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- データベースの復旧に関する詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「9.1.1.3.3 データベース復旧方法」を参照してください。
|
- AdvancedCopy Managerのデーモンを再起動します。
データベース復旧コマンドが正常終了した後、AdvancedCopy Managerのデーモンを再起動してください。

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- デーモンの起動に関する詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「第2章 デーモンの起動と停止」を参照してください。
|
「業務サーバ側資源、Storage管理サーバのデータベースのテープからの復元」で保全ボリュームに戻した業務サーバ側の資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)、レプリケーション管理簿を復元します。
バックアップ運用を行っている各プラットフォームの業務サーバで、資源のリストアを行ってください。

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“/sp/tmp/manage_bk”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“/sp/tmp/manage_bk_cl1”, “/sp/tmp/manage_bk_cl2”として説明します。
|
- 業務サーバ上で swstresrstコマンドを実行し、業務サーバの資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)をリストアします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /sp/tmp/manage_bk <Return>
swstresrst completed
# |

|
|
swstresrstコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもリストアしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- リカバリ制御ファイルのリストア (ノード1の場合)
# /opt/FJSVswsts/bin/swstresrst /sp/tmp/manage_bk_cl1 <Return>
swstresrst completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |
- 業務サーバ上で swsrprecoverresコマンド(-r オプション)を実行し、レプリケーション管理簿をリストアします。

|
|
- 本手順によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報がStorageサーバへコピーされ、運用可能な状態になります。
- リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、Storageサーバに存在するレプリケーション管理の運用情報のみが何らかの理由によって不正な状態になってしまった場合は、本手順を実行してください。
|
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
# |

|
|
swsrprecoverresコマンドに関しての詳細は、以下を参照してください。
- プラットフォームがSolaris OSの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Solaris版)』の「10.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがHP-UXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(HP-UX版)』の「9.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがLinuxの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Linux版)』の「10.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
- プラットフォームがAIXの場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(AIX版)』の「9.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のレプリケーション管理簿もリストアしてください。
- 環境変数の設定 (bsh の場合)
# SWSTGNODE=論理ノード名 <Return>
# export SWSTGNODE <Return> |
- レプリケーション管理簿のリストア
# /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
# |
- 環境変数の設定解除
# unset SWSTGNODE <Return> |

|
|
- 本作業は業務サーバ上で実施します。
- 業務サーバがクラスタ構成の場合は、各ノードで保全ボリュームを用意して、それぞれのノードで保守してください。
|

|
|
- ここでは、業務サーバがシングル構成の場合の保全ボリュームのパスを“D:\backup”として説明します。
- クラスタ構成の場合の保全ボリュームのパスは、ノード別に“D:\backup_cl1”, “D:\backup_cl2”として説明します。
|
- 業務サーバ上で swstresrstコマンドを実行し、業務サーバの資源(バックアップ管理簿、リカバリ制御ファイル)をリストアします。
(以下は、業務サーバがシングル構成の場合の例です。)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst D:\backup <Return>
swstresrst completed
C:\> |

|
|
- swstresrstコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.1.3.3 資源リストアコマンド(swstresrst)」を参照してください。
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のリカバリ制御ファイルもリストアしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- リカバリ制御ファイルのリストア (ノード1の場合)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst D:\backup_cl1 <Return>
swstresrst completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |
- 業務サーバ上で swsrprecoverresコマンド(-r オプション)を実行し、レプリケーション管理簿をリストアします。

|
|
- 本手順によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報がStorageサーバへコピーされ、運用可能な状態になります。
- リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、Storageサーバに存在するレプリケーション管理の運用情報のみが何らかの理由によって不正な状態になってしまった場合は、本手順を実行してください。
|
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
C:\> |

|
|
- swsrprecoverresコマンドに関しての詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「12.3.3.1 資源整合コマンド(swsrprecoverres)」を参照してください。
|
- 業務サーバがクラスタ構成の場合、各ノードで環境変数 SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定後、クラスタ用のレプリケーション管理簿もリストアしてください。
- 環境変数の設定
C:\>set SWSTGNODE=論理ノード名 <Return> |
- レプリケーション管理簿のリストア
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres -r <Return>
swsrprecoverres completed
C:\> |
- 環境変数の設定解除
C:\>set SWSTGNODE= <Return> |
7.2.3 バックアップ管理データのテープライブラリでの管理
バックアップ管理データをテープライブラリの記憶媒体で管理する場合の方法について説明します。

|
|
- テープライブラリの取り扱い事項や操作方法については、各テープライブラリに添付されるマニュアルも参照してください。
|
7.2.3.1 留意事項
ダイレクトバックアップで使用しているテープライブラリを用いて、バックアップ管理データのテープへの退避を行う場合、バックアップ運用しているテープとバックアップ管理データを退避先として使用するテープは混在して使用しないようにしてください。
同じテープを使用するような登録を行うと、ダイレクトバックアップでバックアップした業務データのバックアップ継続運用が保証されない(バックアップした業務データが破壊される)場合があります。
テープ登録時の混乱を避けるため、テープボリューム名(=テープに貼付されたバーコード)についてルールを設定することを推奨します。
(例:テープボリューム名の先頭がA〜Lで始まる媒体はダイレクトバックアップで使用するなど)
■ダイレクトバックアップへのテープ登録に関する留意事項
バックアップ管理データの退避先として使用するテープは、本書の「5.1.1.5.2 テープの登録」の方法でテープ登録しないでください。
■LMF Liteの運用に関する留意事項
バックアップ管理データの退避時にテープをテープドライブにマウントする時は、ダイレクトバックアップで使用するテープをマウント(使用)しないように気をつけてください。
7.2.3.2 退避手順
以下の手順でバックアップ管理データをテープに退避してください。

|
|
- テープボリュームの操作についての詳細は、『LMF Lite 使用手引書』の「第4章 運用」を参照してください。
|
- lmvolinfコマンドでマウントしたいテープボリュームのボリューム情報を獲得します。
# /opt/FJSVlmf/bin/lmvolinf テープボリューム名 <Return> |
- テープをテープドライブにマウントします。
# /opt/FJSVlmf/bin/lmmount テープボリューム名 <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/tmp/manage_bk”ディレクトリに移動します。
# cd /sp/tmp/manage_bk <Return> |
- バックアップ管理データをテープに退避します。
以下は、テープボリュームをマウントしたテープドライブの特殊ファイル名を“/dev/rmt/1”とした例です。
# tar cpf /dev/rmt/1 ./* <Return> |
- tarコマンドで、正しいアーカイブファイルであることを確認します。
以下は、テープボリュームをマウントしたテープドライブの特殊ファイル名を“/dev/rmt/1”とした例です。
# tar tvf /dev/rmt/1 <Return>
-rw------- 0/1 xxxx xxxx-xx-xx xx:xx ・・・
# |
- テープへの退避が完了したら、テープをテープドライブからイジェクトします。
以下は、テープボリュームをマウントしたテープドライブの特殊ファイル名を“/dev/rmt/1”とした例です。
# mt -f /dev/rmt/1 offline <Return> |
- テープをテープドライブからアンマウントします。
# /opt/FJSVlmf/bin/lmumount テープボリューム名 <Return> |
7.2.3.3 復元手順
以下の手順でバックアップ管理データをテープから復元してください。

|
|
- テープボリュームの操作についての詳細は、『LMF Lite 使用手引書』の「第4章 運用」を参照してください。
|
- lmvolinfコマンドでマウントしたいテープボリュームのボリューム情報を獲得します。
# /opt/FJSVlmf/bin/lmvolinf テープボリューム名 <Return> |
- テープをテープドライブにマウントします。
# /opt/FJSVlmf/bin/lmmount テープボリューム名 <Return> |
- カレントディレクトリを“/sp/tmp/manage_bk”ディレクトリに移動します。
# cd /sp/tmp/manage_bk <Return> |
- アーカイブファイル(バックアップ管理データ)をテープから“/sp/tmp/manage_bk”ディレクトリに復元します。
以下は、テープボリュームをマウントしたテープドライブの特殊ファイル名を“/dev/rmt/1”とした例です。
# tar xpf /dev/rmt/1 <Return> |
- バックアップ管理データのテープからの復元が完了したら、テープをテープドライブからイジェクトします。
以下は、テープボリュームをマウントしたテープドライブの特殊ファイル名を“/dev/rmt/1”とした例です。
# mt -f /dev/rmt/1 offline <Return> |
- テープをテープドライブからアンマウントします。
# /opt/FJSVlmf/bin/lmumount テープボリューム名 <Return> |
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