SSF/Backup Facility 運用手引書 |
目次
索引
![]() ![]() |
第7章 保守 |
以下に搭載製品の管理ファイルの保守方法について説明します。
AdvancedCopy Managerは、運用情報として各種リポジトリや管理情報を保持しています。
それらを総称して本章ではデータベースと呼びます。データベースは大切な情報であり、不慮の事故に備え定期的なバックアップの実施をお勧めします。(ORACLEのデータベースなどの業務に利用されるデータベースとは異なります。)
SSF/Backup Facility が「Storage管理サーバ」の時と「Storageサーバ」の時で、バックアップ対象が異なります。
以下に各サーバ種別の取得対象、契機、方法について示します。
SSF/Backup Facility の |
退避対象 |
退避する契機 |
退避方法 |
Storage管理サーバ |
認証管理簿 |
■認証の設定後 |
定義情報出力シェルスクリプト |
レジストリ |
■Storageサーバの追加やStorage管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合 |
cp コマンド |
|
Storageサーバ |
レジストリ |
■Storageサーバの追加やStorage管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合 |
cp コマンド |
認証機構の保守は、SSF/Backup Facilityが「Storage管理サーバ」の時、SSF/Backup Facility で実施します。
|
|
|
|
|
|
レジストリの保守は、SSF/Backup Facility が「Storage管理サーバ」または「Storageサーバ」の時、SSF/Backup Facility で実施します。
|
|
|
|
|
|
LMF制御ファイルの保守について、説明します。
SSF/Backup Facility の |
退避対象 |
退避する契機 |
退避方法 |
※SSF/Backup Facilityには、 |
/var/opt/FJSVlmf/* |
■カートリッジを投入、属性変更、または、排出したとき |
tar コマンド |
SSF/Backup Facility がシングル構成の場合でのLMF制御ファイルの保守について、説明します。
LMF制御ファイルは、/var/opt/FJSVlmf ディレクトリ配下に配置されており、本ディレクトリ配下を一括して退避します。以下の手順でバックアップを実施してください。
# /etc/opt/FJSVlmf/rc.d/FJSVlmf stop <Return> |
# cd /var/opt/FJSVlmf <Return> |
# tar cvf /tmp/lmfbkup_yymmdd.tar * <Return> |
※yymmdd - 作業時の日付です。 例)2004年1月1日 → 040101
# /etc/opt/FJSVlmf/rc.d/FJSVlmf start <Return> |
# cd /tmp <Return> |
# tar tvf /dev/rmt/0 <Return> |
# rm /tmp/lmfbkup_yymmdd.tar.Z <Return> |
バックアップしていたLMF制御ファイルの復元は、以下の手順で行ってください。
# tar tvf /dev/rmt/0 <Return> |
# cd /tmp <Return> |
# /etc/opt/FJSVlmf/rc.d/FJSVlmf stop <Return> |
# cd /var/opt/FJSVlmf <Return> |
# tar xvf /tmp/lmfbkup_yymmdd.tar <Return> |
# /etc/opt/FJSVlmf/rc.d/FJSVlmf start <Return> |
# rm /tmp/lmfbkup_yymmdd.tar <Return> |
|
|
|
SSF/Backup Facility がクラスタ構成の場合でのLMF制御ファイルの保守について、説明します。
|
|
|
LMF制御ファイルは、/var/opt/FJSVlmf ディレクトリ配下に配置されており、本ディレクトリ配下を一括して退避します。以下の手順でバックアップを実施してください。
# hvshut -a <Return> |
![]() |
|
|
# hvdisp -a <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0010 <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0010 /sp/tapelib <Return> |
# cd /sp/tapelib <Return> |
# tar cvf /tmp/lmfbkup_yymmdd.tar FJSVlmf <Return> |
※yymmdd - 作業時の日付です。 例)2004年1月1日 → 040101
# cd / <Return> |
# umount /sp/tapelib <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0010 <Return> |
# hvcm -a <Return> |
![]() |
|
|
# hvdisp -a <Return> |
# cd /tmp <Return> |
# tar tvf /dev/rmt/0 <Return> |
# rm /tmp/lmfbkup_yymmdd.tar.Z <Return> |
|
|
|
バックアップしていたLMF制御ファイルの復元は、以下の手順で行ってください。
# tar tvf /dev/rmt/0 <Return> |
# cd /tmp <Return> |
# hvshut -a <Return> |
![]() |
|
|
# hvdisp -a <Return> |
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0010 <Return> |
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0010 /sp/tapelib <Return> |
# cd /sp/tapelib <Return> |
# tar xvf /tmp/lmfbkup_yymmdd.tar <Return> |
# cd / <Return> |
# umount /sp/tapelib <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0010 <Return> |
# hvcm -a <Return> |
![]() |
|
|
# hvdisp -a <Return> |
# rm /tmp/lmfbkup_yymmdd.tar <Return> |
|
|
|
NetWorkerの管理ファイルは、退避対象や退避方法を変更したときに退避を行ってください。
savegrpコマンドでNetWorkerサーバ自身をバックアップします。savegrpコマンドでNetWorkerサーバ自身をバックアップすると、NetWorkerサーバのブートストラップファイルがバックアップされ、NetWorkerサーバ用に設定されたデフォルトのプリンタにブートストラップがプリントアウトされます。
NetWorkerの管理ファイルを復旧するには、mmrecovコマンドを使用します。この際、ブートストラップファイルを使用します。
|
|
|
|
|
|
データベース、回復ログ、またはストレージ・プールの障害や消失は、クライアント・データの消失の原因になる可能性があります。管理ファイルの保守だけでなく、サーバの保護および、必要に応じてサーバの回復を実施します。
|
|
|
Storage Cruiserは、ストレージシステム管理情報としてリポジトリなど各種情報を保持しています。不慮の事故に備え定期的なバックアップの実施をお勧めします。
SSF/Backup Facility が「運用管理サーバ」の時と「サーバノード」の時で、バックアップ対象が異なります。
以下に各サーバ種別の取得対象、契機、方法について示します。
SSF/Backup Facility のサーバ種別 |
退避対象 |
退避する契機 |
退避方法 |
運用管理サーバ |
データベース |
■ストレージ管理の管理対象または管理方法を変更した場合 |
cp コマンド |
サーバノード |
エージェント定義ファイル |
■Storage Cruiserからのアクセスパス設定時 |
自動退避 |
|
|
|
SSF/Backup Facilityを「運用管理サーバ」として運用している時、運用管理サーバで使用しているデータベースの保守を行います。データベースの保守は、SSF/Backup Facility で実施します。
ここで保守するデータベースとは、以下のデータのことです。
|
|
|
|
|
|
Systemwalker Operation Managerでは、運用環境を誤って削除したり、破壊した場合に備えて、ユーザ登録情報や運用管理情報をバックアップ/リストアするコマンドを提供しています。
以下に取得対象、契機、方法について示します。
SSF/Backup Facility の |
退避対象 |
退避する契機 |
退避方法 |
※SSF/Backup Facilityには |
定義情報ファイル |
■定義や設定を変更した場合 |
バックアップコマンド (mpbkoコマンド) |
Systemwalker Operation Manager運用中に作成された、サーバ上のユーザ登録情報、管理情報(レジストリ)およびログ情報を、mpbkoコマンドを使って退避します。
|
|
Systemwalker Operation Manager情報のバックアップについての詳細は、以下を参照してください。
|
mpbkoコマンドにより退避したサーバ上のユーザ登録情報および管理情報を、mprsoコマンドを使って復元します。
|
|
Systemwalker Operation Manager情報のリストアについての詳細は、以下を参照してください。
|
Systemwalker Centric Managerでは、運用環境を誤って削除したり、破壊した場合に備えて、ユーザ登録情報や運用管理情報をバックアップ/リストアするコマンドを提供しています。
以下に取得対象、契機、方法について示します。
SSF/Backup Facility の |
退避対象 |
退避する契機 |
退避方法 |
※SSF/Backup Facilityには |
Systemwalker Centric Managerの各機能の資源 |
■環境設定に変更があった場合 |
バックアップコマンド (mpbkcコマンド) |
Systemwalker Centric Managerの資源を、mpbkcコマンドを使って退避します。
|
|
Systemwalker Centric Manager資源のバックアップについての詳細は、以下を参照してください。
|
mpbkcコマンドにより退避したSystemwalker Centric Managerの資源を、mprscコマンドを使って復元します。
|
|
Systemwalker Centric Manager資源のリストアについての詳細は、以下を参照してください。
|
Systemwalker Resource Coordinatorの管理ファイルの保守手順はありません。再インストールして復旧してください。
|
|
Systemwalker Resource Coordinatorエージェントの再インストールについての詳細は、『Systemwalker Resource Coordinator インストールガイド』の「第7章 エージェントのアンインストール」と「第6章 エージェントのインストールとセットアップ」を参照して下さい。 |
Systemwalker Service Quality CoordinatorのAgentの動作定義を保全します。
|
|
Systemwalker Service Quality Coordinatorの動作定義のバックアップ・リストアについての詳細は、『Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド』の「第21章 環境保全」を参照して下さい。 |
目次
索引
![]() ![]() |