PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
目次 前ページ次ページ

付録F トラブルシューティング> F.1 トラブルへの対処方法

F.1.11 ディスク装置の異常

異常が発生したディスク装置の特定

GDS運用管理ビューでは、I/Oエラーが発生したディスクは赤いディスクアイコンによって特定することができます。また、I/Oエラーが発生すると、sdxinfo -e long コマンドで表示されるディスク情報のEフィールドの値が1になります。

ただし、ディスク装置のハードウェア的な異常箇所は、/var/log/messagesファイルに記録されるディスクドライバのログメッセージなどをもとにして特定してください。
なお、GDS運用管理ビューやsdxinfoコマンドで表示されるスライスのデータ不当状態(invalidまたはINVALID)は、スライスのデータが不当であることを示します。そのスライスでハードウェア的な異常が発生しているとは限りません。

たとえば、ミラーボリュームの等価性コピー処理中にコピー元のスライスでハードウェア的な異常によるI/Oエラーが発生した場合、コピー先のスライスがデータ不当(invalidまたはINVALID)状態になり、コピー元のスライスは正常な状態(active, stop, ACTIVE, またはSTOP)のままです。詳細については、「スライス状態に関する異常」を参照してください。

 

ディスクの交換方法については、「ホットスワップ」、「ディスク交換」、「sdxswap - ディスクの交換」を参照してください。



目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006