PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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付録D コマンドリファレンス

D.6 sdxinfo − オブジェクトの構成および状態情報の表示

■形式

sdxinfo [-ACDGSV] [-c class] [-o object] [-e long]

 

■機能説明

sdxinfoは、自ノードが共用しているオブジェクトの構成および状態情報を表示するためのコマンドです。sdxinfoコマンドを使用して、SDXオブジェクト、プロキシオブジェクト、シャドウオブジェクトの構成および状態情報を確認することができます。

 

■基本オプション

基本オプションとして、表示するオブジェクトの種類を指定できます。何も指定されなかった場合は、該当するオブジェクトの情報だけが表示されます。

オブジェクトの種類は、以下の基本オプションから任意の組合せで指定できます。

 

-A
All
該当するオブジェクトと、それに関連しているすべてのオブジェクト情報が表示されます。-CDGSVが指定された場合と同じ表示結果となります。他の基本オプションとの組合せで指定された場合、他の基本オプションは無視されます。

 

-C
Class
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、クラスの情報を表示します。

 

-D
Disk
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、ディスクの情報を表示します。

 

-G
Group
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、グループの情報を表示します。

 

-S
Slice
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、スライスの情報を表示します。

 

-V
Volume
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、ボリュームの情報を表示します。

 

■サブオプション

サブオプションとして、表示するオブジェクトの名前を指定できます。何も指定されなかった場合は、自ノード内のすべてのオブジェクトが指定されたものとみなします。

-c class
class には、情報を表示するクラスのクラス名を指定します。本オプションが省略された場合、すべてのクラスが指定されたものとみなされます。

-oオプションとの組合せで指定された場合、指定されたclass の中からobject を検索します。

 

-e long
オブジェクトの情報をより詳細に出力します。

 

-o object
object には、情報を表示するオブジェクトのオブジェクト名(クラス名、ディスク名、グループ名、ボリューム名のいずれか)を指定します。本オプションが省略された場合、すべてのオブジェクト名が指定されたものとみなします。

-cオプションとの組合せで指定された場合、class の中から指定されたobject を検索します。

 

■表示内容

sdxinfoコマンドが表示する情報の意味は次のとおりです。

◆クラスの情報

OBJ
オブジェクト種別として、class を表示します。

 

NAME
クラス名を表示します。

 

TYPE
タイプ属性値として、次のいずれかを表示します。
root【Itanium】
ルートクラス
local【Linux2.6】
ローカルクラス
shared
共用クラス

 

SCOPE
スコープ属性値として、ノード名を表示します。PRIMECLUSTERシステムでは、ルートクラスの場合は(local)と表示し、ローカルクラスの場合はノード識別名(CFノード名)を表示し、共用クラスの場合はノード識別名をコロン(:)で区切って表示します。

 

HS
-e longオプションが指定された場合、ホットスペアの動作として、次のいずれかを表示します。
on
ホットスペアは有効です。
off
ホットスペアは無効です。スペアディスクの自動接続が抑止されます。
シャドウクラスの場合、onと表示されますが、シャドウクラスにはスペアディスクを登録できないため、実質的にはホットスペアは無効です。

 

SPARE
グループに接続されていないスペアディスクの数を表示します。

 

SHADOW
-e longオプションが指定された場合、クラスの種別として、次のいずれかを表示します。
0
sdxdisk -Mコマンドで作成されたクラスです。
1
sdxshadowdisk -Mコマンドで作成されたシャドウクラスです。

 

HSMODE
-e long オプションが指定された場合、ホットスペアで自動接続するスペアディスクの選択方式として、次のいずれかを表示します。シャドウクラスの場合は、アスタリスク(*)を表示します。
exbox
筐体外優先方式。ディスクアレイ装置のディスクでI/Oエラーが発生した場合、そのディスクとは別のディスク筐体に属しているスペアディスクを優先して選択します。ディスクアレイ装置以外のディスクでI/Oエラーが発生した場合、そのディスクとは別のコントローラに接続されているスペアディスクを優先して選択します。条件を満たす未接続のスペアディスクが存在しない場合は、I/Oエラーが発生したディスクと同じディスク筐体に属しているスペアディスク、または、同じコントローラに接続されているスペアディスクを選択します。
bybox
筐体内限定方式。ディスクアレイ装置のディスクでI/Oエラーが発生した場合、そのディスクと同じディスク筐体に属しているスペアディスクを選択します。ディスクアレイ装置以外のディスクでI/Oエラーが発生した場合、そのディスクと同じコントローラに接続されているスペアディスクを選択します。条件を満たす未接続のスペアディスクが存在しない場合は、スペアディスクは自動接続されません。

 

◆ディスクの情報

OBJ
オブジェクト種別として、diskを表示します。

 

NAME
ディスク名を表示します。

 

TYPE
タイプ属性値として、次のいずれかを表示します。
mirror
ミラー。ミラーグループに接続されています。
stripe
ストライプ。ストライプグループに接続されています。
concat
コンカチネーション。コンカチネーショングループに接続されています。
switch
スイッチ。スイッチグループに接続されています。
keep【Itanium】
キープ。クラスへの登録、グループへの接続のとき、ディスクのフォーマットやデータが保存されます。
single
シングル。シングルボリュームを作成することができます。
spare
スペア。グループに接続されている場合も"spare"と表示されます。
undef
未定義。用途が決まっていません。

 

CLASS
属しているクラスのクラス名を表示します。

 

GROUP
このディスクが接続されているグループのグループ名を表示します。接続されていない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

DEVNAM
物理ディスク名を、次のいずれかの形式で表示します。自ノードに接続されていない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

sdX     (通常のハードディスクの場合)
emcpowerX      (emcpowerディスクの場合)
Xはデバイス識別名です。

 

DEVBLKS
物理ディスクのサイズを表示します。サイズはブロック(セクタ)数です。自ノードに接続されていない場合は、0を表示します。

 

FREEBLKS
-e longオプションが指定された場合、新しいボリュームに割当て可能な空きブロック(セクタ)数を表示します。シングルディスクでない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

DEVCONNECT
物理ディスクが接続されているノードのノード識別名のリストをコロン(:)で区切って表示します。PRIMECLUSTERが導入されていない場合、または、物理ディスクがPRIMECLUSTERのリソースデータベースに登録されていない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

STATUS
ディスクの状態として、次のいずれかを表示します。
ENABLE
動作可能な状態です。
DISABLE
動作不可能な状態です。
SWAP
動作不可能な状態であり、ディスクを交換可能な状態でもあります。

 

E
-e longオプションが指定された場合、ディスクのエラー状態として、次のいずれかを表示します。
0
自ノードおよび共用ノードでI/Oエラーが発生していない状態です。
1
自ノードあるいは共用ノードでI/Oエラーが発生した状態です。

 

◆グループの情報

OBJ
オブジェクト種別として、group を表示します。

 

NAME
グループ名を表示します。

 

CLASS
属しているクラスのクラス名を表示します。

 

DISKS
このグループに接続されているディスクのディスク名、および下位グループのグループ名のリストを、コロン(:)で区切って表示します。ストライプグループの場合、ストライプされている順に表示します。コンカチネーショングループの場合、コンカチネートされている順に表示します。

 

BLKS
グループのサイズを表示します。グループのサイズとは、グループの有効サイズ(ボリュームとして使用可能な容量)に、占有スライス1つ分のサイズを加えたサイズです。サイズはブロック(セクタ)数です。

 

FREEBLKS
新しいボリュームに割当て可能な空きブロック(セクタ)数です。下位グループの場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

SPARE
接続可能なスペアディスクの数を表示します。ミラーグループでない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

MASTER
-e longオプションが指定された場合、マスタグループのグループ名を表示します。プロキシグループではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

TYPE
-e longオプションが指定された場合、タイプ属性値として、次のいずれかを表示します。
mirror
ミラー
stripe
ストライプ
concat
コンカチネーション
switch
スイッチ

 

WIDTH
-e longオプションが指定された場合、ストライプ幅を表示します。ストライプ幅はブロック(セクタ)数です。ストライプグループではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

ACTDISK
-e longオプションが指定された場合、運用ディスクのディスク名を表示します。スイッチグループではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

◆ボリュームの情報

OBJ
オブジェクト種別として、volumeを表示します。

 

NAME
ボリューム名を表示します。ボリュームとして割当て不可能な領域(占有域)、または割当て可能であるがまだ割当てられていない領域(未割当て領域)である場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

TYPE
-e longオプションが指定された場合、タイプ属性として、次のいずれかを表示します。
mirror
ミラー。ミラーグループに属しています。
stripe
ストライプ。ストライプグループに属しています。
concat
コンカチネーション。コンカチネーショングループに属しています。
switch
スイッチ。スイッチグループに属しています。
single
シングル。シングルディスクに属しています。

 

CLASS
属しているクラスのクラス名を表示します。

 

GROUP
属している最上位グループのグループ名を表示します。シングルディスクに属している場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

DISK
-e longオプションが指定された場合、属しているシングルディスクのディスク名を表示します。グループに属している場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

MASTER
-e longオプションが指定された場合、マスタボリュームのボリューム名を表示します。プロキシボリュームではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

PROXY
-e longオプションが指定された場合、プロキシボリュームの状態として、次のいずれかを表示します。プロキシボリュームではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
Join
結合状態です。
Part
分離状態です。

 

SKIP
等価性回復省略モードとして、次のいずれかを表示します。ミラーボリュームおよびシングルボリュームのどちらでもない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
on
等価性回復処理を省略します。
off
等価性回復処理を行います。

 


このモードを設定・変更するためのインタフェースはありません。

 

JRM
高速等価性回復モードとして、次のいずれかを表示します。ミラーボリュームおよびシングルボリュームのどちらでもない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
on
高速等価性回復モードがオンです。
off
高速等価性回復モードがオフです。

 

MODE
-e longオプションが指定された場合、自ノードにおけるアクセスモード属性値(省略時のアクセスモード)として、次のいずれかを表示します。占有域または未割当て領域の場合は、アスタリスク(*)を表示します。
rw
読書き用モードです。
ro
読取り専用モードです。

 

CMODE
-e longオプションが指定された場合、起動されているボリュームの、自ノードにおける現在のアクセスモードとして、次のいずれかを表示します。起動中のボリュームでない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
rw
読書き用モードです。
ro
読取り専用モードです。

 

LOCK
-e longオプションが指定された場合、自ノードにおける起動ロックモードとして、次のいずれかを表示します。占有域または未割当て領域の場合は、アスタリスク(*)を表示します。
on
以降の起動がロック(抑止)されています。
off
以降の起動がロックされていません。

 

1STBLK
先頭ブロック(セクタ)番号を表示します。このブロック番号は、物理ディスク上のオフセットを表す物理的なブロック番号ではなく、属しているグループ内のオフセットを表す論理的なブロック番号です。ただし、シングルディスクに属している場合は、シングルディスク上の物理的なブロック番号と一致します。また、ディスクが直接接続されているミラーグループまたはスイッチグループに属している場合、そのディスク上の物理的なブロック番号と一致します。

 

LASTBLK
最終ブロック(セクタ)番号を表示します。このブロック番号は、物理ディスク上のオフセットを表す物理的なブロック番号ではなく、属しているグループ内のオフセットを表す論理的なブロック番号です。ただし、シングルディスクに属している場合は、シングルディスク上の物理的なブロック番号と一致します。また、ディスクが直接接続されているミラーグループまたはスイッチグループに属している場合、そのディスク上の物理的なブロック番号と一致します。

 

BLOCKS
サイズとして、ブロック(セクタ)数を表示します。

 

STATUS
自ノードにおけるボリュームの状態として、次のいずれかを表示します。
ACTIVE
動作中の状態です。
STOP
停止中の状態です。
INVALID
停止中の状態であり、データが不当なため起動が不可能な状態です。
FREE
ボリュームとして、まだ割当てられていない状態です。
PRIVATE
GDSが制御用に使用する領域であるため、ボリュームとしては割当て不可能な状態です。

 

PSLICE
-e longオプションが指定された場合、ボリュームの物理スライス属性として、次のいずれかを表示します。占有域または未割当て領域の場合は、アスタリスク(*)を表示します。
on
ボリュームの物理スライス属性はオンです。ボリュームを構成するスライスのうち、シングルディスク上のスライス、スイッチグループに接続されているディスク上、およびミラーグループに直接接続されているディスク上のスライスは、パーティションテーブルに登録され、物理スライスを持ちます。ミラーグループに直接接続されているのが下位グループのみである場合は、物理スライス属性がオンであっても、ボリュームは物理スライスを持ちません。また、ボリュームがストライプグループまたはコンカチネーショングループに属している場合、この属性値がオンになることはありません。
off
ボリュームの物理スライス属性はオフです。ボリュームには物理スライスがなく、ボリュームを構成するどのスライスもパーティションテープルに登録されていません。

シャドウボリュームの場合、シャドウスライスがパーティションテーブルに登録されているかどうかに関係なく、offと表示されます。

 

SNUM
-e long オプションが指定された場合、ボリュームを構成しているスライスのスライス番号を表示します。論理スライス属性がオフの場合、およびボリュームを構成する物理スライスがない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

PJRM
-e long オプションが指定された場合、プロキシボリュームの高速等価性回復モードとして、次のいずれかを表示します。sdxproxy Part コマンドによってマスタボリュームから分離されているプロキシボリュームではない場合は、アクタリスク(*)を表示します。
on
プロキシ用高速等価性回復モードがオンです。
off
プロキシ用高速等価性回復モードがオフです。

 

◆スライスの情報

OBJ
オブジェクト種別として、sliceを表示します。

 

NAME
-e longオプションが指定された場合、スライス名を表示します。sdxslice -Mコマンドによってミラーボリュームから一時的に切り離されているミラースライスではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

CLASS
属しているクラスのクラス名を表示します。

 

GROUP
属している最上位グループのグループ名を表示します。
シングルスライスの場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

DISK
属しているディスクのディスク名または属している下位グループ(関連する最上位グループに直接接続されているグループのうち、このスライスが属しているグループ)のグループ名を表示します。最上位グループがスイッチグループの場合は、運用ディスクのディスク名を表示します。最上位グループがストライプグループまたはコンカチネーショングループの場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

VOLUME
属しているボリュームのボリューム名を表示します。

 

JRM
-e longオプションが指定された場合、高速等価性回復モードとして、次のいずれかを表示します。sdxslice -Mコマンドによってミラーボリュームから一時的に切り離されているミラースライスではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
on
高速等価性回復モードがオンです。
off
高速等価性回復モードがオフです。

 

MODE
-e longオプションが指定された場合、アクセスモードとして、次のいずれかを表示します。sdxslice -Mコマンドによってミラーボリュームから一時的に切り離されているミラースライスでない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
rw
読書き用モードです。
ro
読取り専用モードです。

 

STATUS
自ノードにおけるスライスの状態として、次のいずれかを表示します。
ACTIVE
動作中の状態です。
STOP
停止中の状態です。
INVALID
データが不当なため、ボリュームから一時的に切り離されている状態です。
COPY
データを正当化するために、コピー中の状態です。
TEMP
ボリュームから一時的に切り離されて、スライス単独で動作中の状態です。
TEMP-STOP
ボリュームから一時的に切り離されて、スライス単独で停止中の状態です。
NOUSE
停止中の状態であり、一切の操作が不可能な状態です。

 

COPY
-e longオプションが指定された場合、コピー処理の状態として、次のいずれかを表示します。コピー状態ではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
run
コピー処理を実行中です。
bg
バックグラウンドでコピー処理を実行中ですが、正当なデータにアクセス可能な状態です。
intr
コピー処理を中断中です。sdxcopy -Iコマンドを実行すると、この状態になります。
wait
すでに多くのコピー処理が実行中であるため、スケジューリング待ちの状態です。

 

CURBLKS
-e longオプションが指定された場合、すでにコピーが完了しているブロック(セクタ)数を表示します。CURBLKS が後述の COPYBLKS と一致すると、すべてのコピー処理が完了します。コピー状態ではない場合、および GDS Snapshot を使用して TimeFinder または SRDF によってコピー処理を行っている場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

COPYBLKS
-e longオプションが指定された場合、コピーする必要があるブロック(セクタ)数を表示します。通常は、属しているボリュームのサイズと同じですが、高速等価性回復コピー中の場合は、実際にコピーする必要がある一部のブロック数を表示します。コピー状態ではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

DLY
-e longオプションが指定された場合、コピー遅延時間を表示します。単位はミリ秒です。コピー状態ではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

CPTYPE
-e longオプションが指定された場合、マスタとプロキシとの間のコピー処理で使用しているコピー機能の種類として、次のいずれかを表示します。コピー状態ではない場合、または、マスタとプロキシ間のコピー処理のコピー先ボリュームを構成するスライスではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

soft
GDSのsfdskドライバのコピー機能(ソフトコピー機能)を使用してコピー処理を実行中です。
EC
EC機能を使用してコピー処理を実行中です。
OPC
OPC 機能を使用してコピー処理を実行中です。マスタとプロキシが結合状態で、かつ、コピー元ボリュームが起動中の場合は、コピー処理の一部をソフトコピー機能によって実行していることがあります。
REC
REC 機能を使用してコピー処理を実行中です。
ROPC
ROPC 機能を使用してコピー処理を実行中です。マスタとプロキシが結合状態で、かつ、コピー元ボリュームが起動中の場合は、コピー処理の一部をソフトコピー機能によって実行していることがあります。
TF【Linux2.6】
EMC TimeFinderを使用してコピー処理を実行中です。
SRDF【Linux2.6】
EMC SRDFを使用してコピー処理を実行中です。

 

CPSOURCE
-e long オプションが指定された場合、復元コピー処理のコピー元プロキシボリュームのボリューム名を表示します。復元コピー処理中のコピー先マスタボリュームを構成するスライスではない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

FUNC
-e long オプションが指定された場合、ディスク装置のコピー機能のセッションの種類として、次のいずれかを表示します。セッションが存在しない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
EC
EC セッションのソースまたはターゲットです。
OPC
OPC セッションのソースまたはターゲットです。
REC
REC セッションのソースまたはターゲットです。
ROPC
ROPC セッションのソースまたはターゲットです。
TF【Linux2.6】
EMC TimeFinder のBCV ペアのソースまたはターゲットです。
SRDF【Linux2.6】
EMC SRDF のSRDF ペアのソースまたはターゲットです。

 

CPSTAT
-e long オプションが指定された場合、ディスク装置のコピー機能のセッションの状態として、次のいずれかを表示します。セッションが存在しない場合は、アスタリスク(*)を表示します。
equiv
同期状態です。
copy
コピー処理を実行中です。
suspend
EC セッションまたはREC セッションが一時停止状態です。
split【Linux2.6】
BCV ペアまたはSRDF ペアがスプリット状態です。
error
エラーサスペンド状態です。
halt
ハードウェアサスペンド状態です。

 

PARTNER
-e long オプションが指定された場合、ディスク装置のコピー機能のセッションのソースである場合はターゲットのスライス名、ターゲットである場合はソースのスライス名を表示します。セッションが存在しない場合は、アスタリスク(*)を表示します。

 

■戻り値

正常終了した場合には0を返し、そうでない場合には0以外の値を返します。

 

■使用例

次の例は、自ノード内のすべてのオブジェクト情報を表示します。

sdxinfo

 

次の例は、クラスClass1内に存在しているすべてのオブジェクト情報を表示します。

sdxinfo -A -c Class1

 

次の例では、fooというオブジェクト名が使用されているかどうかを確認できます。

sdxinfo -o foo

 

■注意

将来のバージョンにて提供される新機能に対応して、表示される情報が追加される可能性があります。


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