PowerSORT Workstation V5.0 使用手引書
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第3章 PowerSORTのbsortコマンドを使用する> 3.2 bsortコマンドオプション

3.2.22 テキストファイルオプション(-T)

入力ファイルがテキストファイルであることを指定し、同時にフィールドの指定方法を指定します。

■記述形式

-T { flt | fix } [ ,{ n | w | N } b d i j ]

fltとfixは、キーフィールド、選択フィールド、再編成フィールドおよび集約フィールドの指定方法を表します。
続くn、w、N、b、d、i、j は、キーフィールドの指定を省略し、レコード全体をキーフィールドとする場合のキーフィールドの操作を表します。複数の操作を指定する場合は、続けて記述します。

◆flt

テキストファイル浮動フィールド指定を示します。フィールド分離文字列で区切られた、フィールドの番号で指定する形式です。フィールド分離文字列については、フィールド分離文字オプション(-t)を参照してください。
fixオプション引数とは排他関係にあります。

◆fix

テキストファイル固定フィールド指定を示します。先頭からのバイト位置で指定する形式です。
fltオプション引数とは排他関係にあります。

◆n

符号を含んだ数字の文字列を算術的な値によって比較します。
文字列中に数字以外の文字が存在した場合の結果は保証されません。
wオプション引数およびNオプション引数とは排他関係にあります。

◆w

複数バイトから成る文字が混在していても文字ごとに比較して並べます。
nオプション引数およびNオプション引数とは排他関係にあります。

◆N

英字と数字の連結データ(例えば、data123など)を英字と数値に分けて評価し並べます。
英字だけを比較の対象として比較後、数字だけの文字列を算術的な値で比較します。
指定フィールドの左から評価し、有効データ後に出現したデータは無視します。
nオプション引数およびwオプション引数とは排他関係にあります。

◆b

キーフィールドの先頭の空白とタブを無視します。

◆d

空白と英数字だけを比較の対象にします。

◆i

制御文字コードを無視します。

◆j

英小文字を英大文字として比較します。


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