Apdesigner プログラマーズガイド
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第3部 Apdesigner利用編> 第10章 Javaフォームとアプレットを定義する> 10.6 Beanをレイアウトマネージャを使用して配置する

10.6.4 GridBagLayoutの使用方法

「GridBagLayout」は、「GridBagConstraints」の指定によって配置を任意に変更します。以下に「GridBagConstraints」の指定を示します。

++gridx、gridy

グリッド上の座標を明に指定します。デフォルト(RELATIVE)では左から右に配置されます。

++gridwidth、gridheight

Beanが占めるグリッド枠の数を指定します。デフォルトでは縦横1です。
「REMAINDER」を指定した場合、現在の位置から行の残りまでがすべて使われ、次のBeanは改行されます。「RELATIVE」を指定した場合、現在の位置から行の残りまでから1個を除いたグリッドが使用されます。次のBeanが行の最後でないと位置がずれるので注意が必要です。

++fill

Beanをグリッド枠いっぱいに広げるかどうかを指定します。デフォルトはなしで、Beanは最小サイズで表示されます。なし(NONE)、縦(VERTICAL)、横(HORIZONTAL)、両方(BOTH)が指定できます。

++ipadx、ipady

Beanの最小サイズに追加する値を指定します。デフォルトは共に0です。これを多用すると、サイズ縮小時に画面が乱れる結果となる場合があるので注意してください。

++insets

Beanの余白を指定します。デフォルトはすべて0です。「ipadx」、「ipady」は、Beanのサイズが大きくなり、「insets」は、Beanの間隔が大きくなります。

++anchor

Beanをどちらに寄せるかを指定します。デフォルトは中央です。指定できる値は、「CENTER」、「NORTH」、「NORTHEAST」、「EAST」、「SOUTHEAST」、「SOUTH」、「SOUTHWEST」、「WEST」、「NORTHWEST」の9種類です。

++weightx、weighty

余白をBeanに入れるかどうかを指定します。デフォルトは0です。0以外の行・列があれば、余白をその値にしたがって分配します。値の範囲は特に限定しませんが、合計を1になるようにすると分かりやすいです。
この指定は行・列単位で有効になるため、同じ行・列に対して異なる値を指定した場合、平均化されてしまう場合があります。


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