Apdesigner プログラマーズガイド |
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第3部 Apdesigner利用編 | > 第10章 Javaフォームとアプレットを定義する | > 10.5 Beanを設定する |
以下にBean固有の留意事項について説明します。
分割ペインには、分割部分にパネルを貼る必要があります。そのため、分割ペインを貼ったときに自動でパネルが貼られます。このパネルは削除することはできません。
Swingのリストボックス(JList)などは、その内容がBeanの表示領域を超えてもスクロールバーが自動的に付きません。スクロールバーを付けるためには、まずスクロールペイン(JScrollPane)を貼って、その上にSwingのリストボックス(JList)などを貼ります。これで、スクロールバーが必要なときに表示されるようになります。なお、スクロールペイン(JScrollPane)には、Beanを1つしか貼ることができません。
AWTのBeanは、スクロールペイン(JScrollPane)に貼ってもこのスクロール動作はできません。AWTのBeanは、それ自身がスクロール機能をもつので、スクロールペインを利用する必要はありません。
重量コンポーネントを何かに貼る場合は、その貼り付け先も重量コンポーネントにすることを推奨します。たとえば、AWTボタンやAWTテキストフィールドをパネルに貼る場合、そのパネルもAWTパネルを利用します。
重量コンポーネントのBeanと軽量コンポーネントのBeanを重ねると、必ず重量コンポーネントのBeanが上に表示されます。
GUIをもたない不可視Beanの新規貼り付けでは、可視Beanと同様にコンテナやJavaフォーム上で貼り付け操作を行いますが、貼り付けたあとはJavaフォーム上に表示されず、コンポーネントツリー上にグレー表示されます。プロパティの操作は、コンポーネントツリー上でBeanを選択して行います。
タブは、複数のページで構成されています。以下にページの追加、削除およびページタイトルの指定の操作について説明します。
タブに直接貼り付けたBeanが、タブ上で1つのページになります。一般には、1つのページは複数のBeanで構成します。そのため、各ページには、最初にパネル(JPanel)を貼り(パネルは内部に複数のBeanを貼ることができる)、その上に必要な複数のBeanを貼ります。このとき、パネルのレイアウトマネージャは必要に応じて選択します。なお、タブを新規に貼ったときに、このパネルを貼ったページが複数自動生成されます。
ページを実際に追加するには、パネルをオブジェクトパレットから選択し、タブストリップ(ページ切替え時にクリックするページのタイトルが表示されている箇所)の位置からドラッグを開始します。Beanの貼り付けのドラッグをタブストリップの位置から開始した場合が、ページの追加操作になります。タブストリップの位置がタブの下や横にある場合も同様に、その下や横に付いたタブストリップの位置からドラッグを開始するとページが追加されます。なお、ページが一切ない場合は、どの位置からドラッグしてもページ追加となります。
タブのページを削除するには、ページに貼ってあるパネルを選択して、Beanの削除操作をします。
ページタイトルを指定するには、指定するページのパネルを選択し、パネルの標準プロパティ「配置条件」にタイトル文字列を指定します。
ページの並びを変更するには、変更するページのパネルを選択し、親コンテナへの追加順を指定します。
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