Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0 |
目次
索引
![]() ![]() |
第2部 導入(基本編) | > 第4章 被管理サーバの環境を準備する |
利用状況分析を行うためには、被管理サーバで以下の設定を行う必要があります。
以下に、それぞれの設定方法について説明します。
以下に、被管理サーバがApache HTTP Serverの場合のhttpd.confファイルの設定について示します。
定義例は、以下のとおりです。
CustomLog /usr/local/apache/logs/access_log common |
httpd.confの"CustomLog"の指定を変更した場合には、Webサーバのログを作成し直す必要があります。
以下に、Webサーバのログを作成し直す手順について、説明します。
# /usr/local/apache/bin/apachectl stop |
# mv /usr/local/apache/logs/access_log /tmp/access_log.back |
# /usr/local/apache/bin/apachectl start |
WebサーバがApache HTTP Server以外の場合には、「15.2.1.5 ファイル内部の書式(分析対象ログ定義ブロック)」を参考に、目的に合わせてログ形式を設定してください。
WebサーバがIISの場合、デフォルトの設定のままだと利用状況分析で必要となる項目がログに出力されません。「15.2.1.5 ファイル内部の書式(分析対象ログ定義ブロック)」に記載されている必須トークンがログに出力されるよう設定を変更してください。
利用状況DB環境定義ファイルは以下のサンプルファイルを利用して作成し、格納します。
「3.1 システム構成」で設定した環境の場合には、こちらを参照してください。
ファイル |
パス |
---|---|
サンプルファイル |
/opt/FJSVssqc/sample/DatabaseConfig |
利用状況DB環境定義ファイルの格納先 |
/etc/opt/FJSVssqc/DatabaseConfig |
被管理サーバがWindowsの場合には、以下を参照してください。
ファイル |
パス |
---|---|
サンプルファイル |
<インストールディレクトリ>\sample\DatabaseCongfig |
利用状況DB環境定義ファイルの格納先 |
<インストールディレクトリ(可変)>\control\DatabaseConfig |
以下に、利用状況DB環境定義ファイルの定義の例を示します。
定義例は、以下のとおりです。
[Server] Symbol = HostA1 Name = HostA1 Type = web Domain = xxx.yyy.com DatabaseInterval = week(sun) SearchDNS = yes RequestURLSuffix = "html,htm,shtml,shtm,stm,cgi,asp,pl,tcl,sh" DatabaseMode = both [Log] Symbol = HostA1 Name = HostA1 Path = /usr/local/apache/logs/access_log Format = Common Region = +0900 |
以下の設定に留意してください。
設定項目 |
備考 |
---|---|
Name |
[Server]の"Name"は、環境設定の被管理サーバの設定画面で定義した分析対象サーバ名を指定します。 |
Format |
Webサーバのログ形式に合わせてください。 WebサーバがApache HTTP Serverの場合には、httpd.confのCustomLogで指定したログ形式に合わせてください。 |
Domain |
分析対象サーバのドメイン名の定義です。 詳細は「15.2.1.4 ファイル内部の書式(分析対象サーバ定義ブロック)」を参照してください。 |
利用状況DB定義ファイルの設定の詳細については、オンラインマニュアル「15.2.1 利用状況DB環境定義ファイル」を参照してください。
ここまでの設定を行った後、利用状況DB登録エンジンが起動されるよう、設定されていることを確認してください。
正しく設定されているかどうかは、以下の方法で確認してください。
/opt/FJSVssqc/bin/dbregmng |
以下のログファイルの出力メッセージを確認してください。
/var/opt/FJSVssqc/log/dbreg.log |
コマンド実行の結果、以下のメッセージが出力されていれば、利用状況DBは正しく作成されています。
dd/mmm/yyyy:hh:mm:ss +0900 dbreg[22262] DBReg_Main:1098 103001001i "[server=HostA1][log=HostA1]データベース登録エンジンを開始しました。" dd/mmm/yyyy:hh:mm:ss +0900 dbreg[22262] DBReg_Main:1853 103001002i "[server=HostA1][log=HostA1]データベース登録エンジンを終了しました。" |
以下の観点で確認してください。
正しく作成されていない場合には、オンラインマニュアルの本節およびオンラインマニュアルの「11.1.1.2 起動操作」を参考に、設定を見直してください。
Windowsの場合には、以下の通りに確認してください。
<インストールディレクトリ>\bin\dbregmng.exe |
以下のログファイルの出力メッセージを確認してください。
<インストールディレクトリ(可変)>\log\dbreg.log |
コマンド実行の結果、以下のメッセージが出力されていれば、利用状況DBは正しく作成されています。
dd/mmm/yyyy:hh:mm:ss +0900 dbreg[22262] DBReg_Main:1098 103001001i "[server=HostA1][log=HostA1]データベース登録エンジンを開始しました。" dd/mmm/yyyy:hh:mm:ss +0900 dbreg[22262] DBReg_Main:1853 103001002i "[server=HostA1][log=HostA1]データベース登録エンジンを終了しました。" |
以下の観点で確認してください。
正しく作成されていない場合には、オンラインマニュアルの本節およびオンラインマニュアルの「11.1.1.2 起動操作」を参考に、設定を見直してください。
本製品をインターネット公開WebサーバまたはProxyサーバ上にインストールした場合は、セキュリティ強化のため、以下の手順に従い、インストールした資源へのアクセス権を変更してください。
アクセス権の変更は下に示すコマンドで行いますが、コマンドはNTFSに対してだけ、有効です。
アクセス権の変更は、sqcSetFileSec.exeコマンドで行います。
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe <インストールディレクトリ(可変)> |
上記コマンドを実行することにより、インストールした資源のアクセス権限が、以下のように変更されます。
Administrators:フルコントロール
Everyone :読み込み・実行権のみ
上記方法で、アクセス権限を変更すると、SQC拡張ログが採取できなくなります。
SQC拡張ログの採取が必要な場合は、以下の方法でアクセス権をインストール時の状態に戻してください(セキュリティ上のリスクは大きくなります)。
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe -u <インストールディレクトリ(可変)>\extend-log |
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetFileSec.exe -u <インストールディレクトリ(可変)>\log |
インストール時、インストールする資源のアクセス権限は、以下のように設定されます。
スーパ・ユーザ:読み込み・書き込み・実行権
その他 :読み込み・実行権のみ
インストール直後は、SQC拡張ログが採取できない状態になっています。
SQC拡張ログの採取が必要な場合は、スーパ・ユーザでログインして、以下の方法でアクセス権を変更してください(セキュリティ上のリスクは大きくなります)。
# chmod 777 /var/opt/FJSVssqc/extend-log |
# chmod 777 /var/opt/FJSVssqc/log |
目次
索引
![]() ![]() |