Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第2部 導入(基本編)> 第4章 被管理サーバの環境を準備する

4.1 Webサーバの環境設定

管理サーバと通信するために、Webサーバに対して、仮想ディレクトリを登録する必要があります。

ここでは、以下の4つのWebサーバを例に、登録手順を説明します。

WebサーバがMicrosoft(R) Internet Information Server 5.0の場合、通常はインストールするときにWebサーバは自動的に設定されます。

4.1.1 Microsoft(R) Internet Information Server 5.0の場合

  1. [スタート]メニューから以下のように選択し、インターネットサービスマネージャを起動します。

    [スタート]

    → [プログラム]

    → [管理ツール]

    → [Microsoft Internet Information Server]

    → [インターネットサービスマネージャ]

    環境が上記と異なる場合は、環境にあわせて操作してください。

  2. 仮想ディレクトリを作成します。

    仮想ディレクトリを追加するWebサイトにマウスをあわせて、右クリックでショートカットメニューを表示し、[新規追加]から[仮想ディレクトリ]を選択します。

    新しい仮想ディレクトリを作成するためのウィザードが起動されるので、以下のとおり設定して[完了]ボタンを押下します。

    エイリアス: SQC

    物理パス : インストールディレクトリ\www

    アクセス権: 読み取りアクセスを許可する

  3. 作成した仮想ディレクトリ配下のディレクトリcgi-binにCGIプログラムの実行権を設定します。


    ディレクトリcgi-binにマウスをあわせて、右クリックでショートカットメニューを表示し、[プロパティ]を選択します。プロパティウィンドウが開かれるので、[アプリケーションの設定]で以下のとおり設定して[OK]ボタンを押下します。

    アクセス権: 実行(スクリプトを含む)

4.1.2 Apache HTTP Server 1.3.26の場合

  1. [スタート]メニューから以下のように選択し、コンフィギュレーションファイルを開きます。

    [スタート]

    → [プログラム]

    → [Apache HTTP Server]

    → [Configure Apache Server]

    → [Edit the Apache httpd.conf Configuration File]

    環境が上記と異なる場合は、環境にあわせて操作してください。

  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    # Systemwalker Service Quality Coordinator Agent

    ScriptAlias /SQC/cgi-bin/ "C:/Program Files/SystemwalkerSQC/www/cgi-bin/"

    <Directory "C:/Program Files/SystemwalkerSQC/www/cgi-bin">

    Options ExecCGI

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    Alias /SQC/ "C:/Program Files/SystemwalkerSQC/www/"

    <Directory "C:/Program Files/SystemwalkerSQC/www">

    Options None

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    上記のC:/Program Files/SystemwalkerSQCは、本製品のインストールディレクトリです。

    上記と異なる場合は、環境にあわせて変更してください。また、アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

    仮想ディレクトリの設定は、Apacheのバージョンによって異なります。詳細については、Apacheのマニュアルを参照してください。

  3. 拡張子cgiのファイルがCGIプログラムとして起動されるように設定します。


    ファイル内で以下の行がコメントとなっている場合、コメントを外します。

    AddHandler cgi-script .cgi

  4. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。Apache HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

  1. エディタでコンフィギュレーションファイルを開きます。
  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    # Systemwalker Service Quality Coordinator

    ScriptAlias /SQC/cgi-bin/ "/opt/FJSVssqc/www/cgi-bin/"

    <Directory "/opt/FJSVssqc/www/cgi-bin">

    Options ExecCGI

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    Alias /SQC/ "/opt/FJSVssqc/www/"

    <Directory "/opt/FJSVssqc/www">

    Options None

    AllowOverride None

    Order allow,deny

    Allow from all

    </Directory>

    アクセス権などの設定は、必要に応じて適宜変更してください。

    仮想ディレクトリの設定は、Apacheのバージョンによって異なります。詳細については、Apacheのマニュアルを参照してください。

  3. 拡張子cgiのファイルがCGIプログラムとして起動されるように設定します。


    ファイル内で以下の行がコメントとなっている場合、コメントを外します。

    AddHandler cgi-script .cgi

  4. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。Apache HTTP Serverが起動中の場合、再起動します。

4.1.3 Netscape(R) Enterprise Server 3.0の場合

  1. [スタート]メニューから以下のように選択し、サーバ・アドミニストレーション・ページを表示します。

    [スタート]

    → [プログラム]

    → [Netscape SuiteSpot]

    → [Administration]

    環境が上記と異なる場合は、環境にあわせて操作してください。

  2. 仮想ディレクトリを追加するサーバを選択し、サーバ・マネージャ・ページを表示します。

    仮想ディレクトリを作成します。
    ページ上段の[Content Management]ボタンを押下し、次にページ左欄のリストで[Additional Document Directories]へのリンクを押下し、[Additional Document Directories]のページを表示します。

    以下のとおり設定して[OK]ボタンを押下し、[Save and Apply Changes]のページが表示されたら[Save and Apply]ボタンを押下します。

    URL Prefix : SQC

    Map To Directory: インストールディレクトリ\www

  3. 作成した仮想ディレクトリ配下のディレクトリcgi-binにCGIプログラムの実行権を設定します。

    ページ上段の[Programs]ボタンを押下し、次にページ左欄のリストで[CGI Directory]を押下し、[CGI Directory]のページを表示します。

    以下のとおり設定して[OK]ボタンを押下し、[Save and Apply Changes]のページが表示されたら[Save and Apply]ボタンを押下します。

    URL Prefix : SQC/cgi-bin

    CGI Directory: インストールディレクトリ\www\cgi-bin

4.1.4 InfoProvider Pro(Interstage Application Server同梱)の場合

  1. エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開きます。

  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    # Systemwalker Service Quality Coordinator Agent

    cgi-path-idnt: C:\PROGRA~1\SYSTEM~1\www\cgi-bin SQC/cgi-bin

    link: SQC C:\PROGRA~1\SYSTEM~1\www

    上記のC:\PROGRA~1\SYSTEM~1(8.3形式)は、本製品のインストールディレクトリです。上記と異なる場合は、環境にあわせて変更してください。

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

Interstage Standard Edition V2.0L20同梱よりも前のInfoProvider Proの場合、機能上の制約から上記のように設定できないので、以下のとおり設定してください。

  1. 仮想ディレクトリ相当を作成します。


    Webサーバが公開する最上位ディレクトリ下に新しいディレクトリSQCを作成し、そこへ本製品のインストールディレクトリ下のディレクトリwww配下からcgi-binを除くすべてをコピーします。
    エディタでコピー先のviewer.htmlを開き、<APPLET>タグの間に以下のように<PARAM>タグを追加します。

    <APPLET codebase="./classes/" archive="viewer.jar" code="Viewer.class" width=950 height=512>

    <PARAM name="CGI" value=http://xxx.yyy.com/SQC-cgi-bin/dbref.cgi>

    </APPLET>

    上記の xxx.yyy.com は、Webサーバのホストアドレスです。環境にあわせて変更してください。

  2. エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開き、ファイルの最後に以下の行を追加します。

    # Systemwalker Service Quality Coordinator Agent

    cgi-path-idnt: C:\PROGRA~1\SYSTEM~1\www\cgi-bin SQC-cgi-bin

    上記のC:\PROGRA~1\SYSTEM~1(8.3形式)は、本製品のインストールディレクトリです。上記と異なる場合は、環境にあわせて変更してください。

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

  1. エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開きます。

  2. 仮想ディレクトリを設定します。


    ファイルの最後に以下の行を追加します。

    # Systemwalker Service Quality Coordinator Agent

    cgi-path-idnt: /opt/FJSVssqc/www/cgi-bin SQC/cgi-bin

    link: SQC /opt/FJSVssqc/www/cgi-bin

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。

Interstage Standard Edition 3.0同梱よりも前のInfoProvider Proの場合、機能上の制約から上記のように設定できないので、以下のとおり設定してください。

  1. 仮想ディレクトリ相当を作成します。


    Webサーバが公開する最上位ディレクトリ下に新しいディレクトリSQC-Aを作成し、そこへ本製品のインストールディレクトリ下のディレクトリwww配下からcgi-binを除くすべてをコピーします。
    エディタでコピー先のviewer.htmlを開き、<APPLET>タグの間に以下のように<PARAM>タグを追加します。

    <APPLET codebase="./classes/" archive="viewer.jar" code="Viewer.class" width=950 height=512>

    <PARAM name="CGI" value=http://xxx.yyy.com/SQC-cgi-bin/dbref.cgi>

    </APPLET>

    上記の xxx.yyy.com は、Webサーバのホストアドレスです。環境にあわせて変更してください。

  2. エディタでInfoProvider Proの環境定義ファイルを開き、ファイルの最後に以下の行を追加します。

    # Systemwalker Service Quality Coordinator Agent

    cgi-path-idnt: /opt/FJSVssqc/www/cgi-bin SQC-cgi-bin

  3. 設定を反映します。


    上書き保存してエディタを終了します。InfoProvider Proが起動中の場合、再起動します。


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