Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド Web利用状況管理編 - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0 |
目次
索引
![]() ![]() |
第5部 リファレンス | > 第15章 定義ファイルの形式 |
Webサイトの利用状況分析機能の使用にあたり、事前に必要となる環境設定について説明します。
項目 |
作業の必要性 |
---|---|
利用状況DB環境定義ファイルの設定 |
必須。運用開始前に実施が必要。 |
URLの登録(Webサーバへの登録) |
必須。運用開始前に実施が必要。 |
拡張ログ環境定義ファイルの設定 |
任意。SQC拡張ログを採取する場合は、運用開始前に実施が必要。 |
オプション定義ファイルの設定 |
任意。以下の分析を行う場合は、運用開始前に実施が必要。
|
起動環境定義ファイル |
任意。利用状況登録エンジンの起動時刻を変更する場合に必要。 起動時刻の変更方法の詳細については、「11.1.1.4 起動時刻」を参照してください。 |
「利用状況DB環境定義ファイル」とは、Webサービスに関する各種ログのデータを保存するためのデータベース、利用状況DBの作成条件を記述したファイルです。
分析画面とCSV出力が出力するデータは、すべてこの利用状況DBから供給されます。そのため、両機能の使用にあたっては、事前に利用状況DB環境定義ファイルを設定して利用状況DBが作成されるようにしておく必要があります。
利用状況DB環境定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。
<インストールディレクトリ(可変)>\control\DatabaseConfig |
/etc/opt/FJSVssqc/DatabaseConfig |
インストール時には、利用状況DB環境定義ファイルのサンプルを用意しているので、サンプルを編集すると便利です。利用状況DB環境定義ファイルのサンプルは、以下に格納されています。
<インストールディレクトリ>\sample\DatabaseConfig |
/opt/FJSVssqc/sample/DatabaseConfig |
テキストの文字コードは、以下のとおりです。
シフトJIS |
日本語EUC |
利用状況DB環境定義ファイル内には、先頭行と最終行に正当性チェックのためのタイムスタンプを記述し、その間に分析対象サーバの定義を記述します。分析対象サーバの定義は、以下の個数の範囲で記述できます。
1 〜 20 (個)
1つの分析対象サーバの定義は、以下の定義のかたまり(以降、定義ブロックと呼びます)の組合せです。
ファイル内の全体像は、以下のとおりです。
タイムスタンプ 分析対象サーバ定義ブロック 分析対象ログ定義ブロック 分析対象ログ定義ブロック : 分析対象サーバ定義ブロック 分析対象ログ定義ブロック : タイムスタンプ |
分析するサーバが複数存在する場合は、この定義を複数記述します。
分析対象ログ定義は、分析対象サーバ定義に対して、1つまたは2つ指定できます。
2つ指定をする場合は、以下のログの組合せで有効となります。
分析対象ログ定義1 |
分析対象ログ定義2 |
有効性 |
備考 |
---|---|---|---|
WebサーバまたはProxyサーバのログ |
SQC拡張ログ |
○ |
なし |
WebサーバまたはProxyサーバのログ |
WebサーバまたはProxyサーバのログ |
× |
このようにWebサーバまたはProxyサーバのログを複数定義する場合は、分析対象サーバ定義を分けてください。 この場合は分析対象ログ定義1が有効になります。 |
SQC拡張ログ |
SQC拡張ログ |
× |
このようにSQC拡張ログを複数定義する場合は、分析対象サーバ定義を分けてください。 この場合は分析対象ログ定義1が有効になります。 |
利用状況DB環境定義ファイル内には、以下の形式で記述します。
行の記述形式 |
意味 |
---|---|
[xxxxxxxxxx] |
定義ブロックの開始を意味します。 また、前の定義ブロックの終了を意味します。 |
xxxx = xxxxxxxxxx |
定義ブロック内の各種パラメタの定義を意味します。 '|' は、「または」の意味で、どちらかが指定できることを意味します。 |
|
空行は、コメントとして扱われます。 |
# xxxxxxxxxx |
'#'で始まる行は、コメントとして扱われます。 |
利用状況DB環境定義ファイル内で、分析対象サーバ定義ブロックは、以下の形式で記述します。
[Server]
Symbol = server-symbol
Name = server-name
Type = web | proxy
Domain = domain-name
DatabaseInterval = day | week(sun|mon|tue|wed|thu|fri|sat) | month(1-31)
SearchDNS = yes | no
RequestURLSuffix = "suffix-list"
DatabaseMode = db | csv | both
DefaultURLPage = "default-url"
分析対象サーバ定義ブロックの開始を表します。
分析対象サーバのシンボルの定義です。
server-symbol には、シンボルを半角英数字('a'〜'z'、'A'〜'Z'、'0'〜'9')、 10文字以内で指定します。ただし、先頭1文字には、半角英字('a'〜'z'、'A'〜'Z')を指定してください。
なお、このシンボルは、利用状況DB格納ディレクトリ配下に分析対象サーバに対応したディレクトリを作成する際に、ディレクトリ名として使用されます。
分析対象サーバの名称の定義です。
server-name には、 名称を20文字以内で指定します。
なお、この名称は分析画面上の分析対象サーバボックスに表示され、分析対象サーバを選択する際のキーワードとなります。ただし、名称が長く全体が分析対象サーバボックスに納まらない場合、先頭から納まる範囲での表示となります。分析対象サーバが複数の場合には、名称の前方で区別が付くように指定してください。
分析対象サーバの種別の定義です。
選択肢の意味は、以下のとおりです。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
web |
Webサーバ |
proxy |
Proxyサーバ |
分析対象サーバのドメイン名の定義です。
domain-name には、ドメイン名(サブドメイン名を含む)を指定します。 例えば、FQDN(Fully Qualified Domain Name)が、host.xxxx.yyyy.zzzz の場合の xxxx.yyyy.zzzz を指定します。
分析画面では、ホスト名別の内訳を表示できますが、このホスト名とは FQDNのことです。ここで定義したドメイン名は、分析対象サーバのログのホスト名がドメイン内の名前だけで記録されていた場合に、FQDNへ変換するために使用されます。
分析対象サーバに対応した利用状況DBの、切り替え単位の定義です。
選択肢の意味は、以下のとおりです。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
day |
1日単位 |
week(...) |
1週間単位 |
month(...) |
ひと月単位 |
weekの場合、括弧内に1週間の起点を以下の値で指定します。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
sun |
日曜日 |
mon |
月曜日 |
tue |
火曜日 |
wed |
水曜日 |
thu |
木曜日 |
fri |
金曜日 |
sat |
土曜日 |
monthの場合、括弧内にひと月の起点を以下の値で指定します。 ただし、指定日が存在しない月では、月の最終日になります。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
1 〜 31の整数 |
日にち |
デフォルトは、以下のとおりです。デフォルトの場合、行自体を省略できます。
DatabaseInterval = week(sun)
利用状況DBの切り替えの詳細は、「11.1.1.7 利用状況DBの切り替え」を参照してください。
DNS検索の実行可否の定義です。
分析画面では、ホスト名別の内訳とIPアドレス別の内訳を表示できますが、分析対象サーバのログには、どちらか一方しか記録されていません。もう一方を補うためにDNS検索を実行するか否かを指定します。選択肢の意味は、以下のとおりです。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
yes |
DNS検索を実行します |
no |
DNS検索を実行しません |
デフォルトは、以下のとおりです。デフォルトの場合、行自体を省略できます。
SearchDNS = yes
SearchDNS = noを指定した場合には、利用状況DB登録エンジンは、DNS検索を行わず、分析対象ログファイル内に記録された状態で分析します。分析画面の表示で、以下の影響があります。
分析観点ボックスとドリルダウン先ボックスで以下を指定した場合に、<FQDN>として集計し、表示します。
分析観点ボックスとドリルダウン先ボックスで以下を指定した場合に、<FQDN>として集計し、表示します。
リクエスト分析で対象とするURLの定義です。
リクエスト分析では、クライアントの興味を把握するため、クライアントの意志によって発生するリクエストの観点で分析することが重要です。クライアントの意志によって発生するリクエストでは、拡張子htmlなど、特定の拡張子を持つURLが対象となる傾向があります。suffix-list には、クライアントの意志に対応したURLの拡張子をカンマ(',')で区切って並べます。URLの拡張子の個数は、40個までです。
デフォルトは、以下のとおりです。デフォルトの場合、行自体を省略できます。
RequestURLSuffix = "html,htm,shtml,shtm,stm,cgi,asp,pl,tcl,sh"
分析観点ボックスでURL拡張子別内訳を選択し、URL別でドリルダウンする場合、ドリルダウンする拡張子が利用状況DB 環境定義ファイルの「RequestURLSuffix」に指定されていない場合は分析の対象外とみなし、「この期間のデータはありません」と表示します。
利用状況DBの運用形態の定義です。
本定義は、被管理サーバ(SQC-A)でのみ指定可能です。管理サーバ(SQC-M)で指定された場合は無視されます。選択肢の意味は、以下のとおりです。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
db |
利用状況DBのみによる運用です。 被管理サーバ側で分析を行う場合に指定します。 |
csv |
CSV形式ログファイルのみによる運用です。 CSV形式ログファイルは管理サーバに転送され、管理サーバの利用状況DBに格納されます。 管理サーバ側で分析を行う場合に指定します。 |
both |
利用状況DBとCSV形式ログファイルの両方による運用です。 利用状況DBとともに、CSV形式ログファイルが作成されます。 |
デフォルトは、以下のとおりです。デフォルトの場合、行自体を省略できます。
DatabaseMode = db
DatabaseMode = csvを指定した場合には、分析対象のログ情報は管理サーバに転送されますので、被管理サーバ側では分析を行うことはできません。
分析対象ログにおいて、パス情報のファイル名が省略されている場合に自動的に付加するURLファイルの定義です。
Webサイトにアクセスする場合に、"http://www.fujitsu.com/"などのように、URLの指定時にファイル名を省略する場合がありますが、Webサーバ側では自動的にデフォルトのファイル名が付加されてWebコンテンツにアクセスすることができます。
利用状況分析機能は、デフォルトでは、ファイル名を指定してアクセスした場合とファイル名を省略してアクセスした場合を別々に集計・分析されますが、本定義により、ファイル名を省略してアクセスした場合でも自動的に定義されたファイル名を付加することで、ファイル名を指定してアクセスした場合と同様に集計・分析することができます。
default-urlには、URLでファイル名が省略されている場合に自動的に付加するファイル名を以下の形式で指定します。
" # % , < > \ |
デフォルトでは、本定義は無効です。
定義例は、以下のとおりです。
[Server] Symbol = PUBLIC Name = 公開サーバ Type = web Domain = xxxx.yyyy.zzzz DatabaseInterval = week(sun) SearchDNS = yes RequestURLSuffix = "html,htm,shtml,shtm,stm,cgi,asp,pl,tcl,sh" DatabaseMode = db DefaultURLPage = "index.html" |
利用状況DB環境定義ファイル内で、分析対象ログ定義ブロックは、以下の形式で記述します。
[Log]
Symbol = log-symbol
Name = log-name
Path = log-path
Format = format-symbol | "format"
Region = diff-time
分析対象ログ定義ブロックの開始を表します。
分析対象ログのシンボルの定義です。
log-symbol には、シンボルを半角英数字('a'〜'z'、'A'〜'Z'、'0'〜'9')、 10文字以内で指定します。ただし、先頭1文字は、半角英字('a'〜'z'、'A'〜'Z')を指定してください。
分析対象ログの名称の定義です。
log-name には、名称を20文字以内で指定します。
分析対象ログファイルのパスの定義です。
log-path には、パスを絶対パスで指定します。ログファイルが同一ディレクトリ配下に複数作成される場合には、ファイル名にワイルドカード('*': 0文字以上の任意の文字) を使用して、複数のファイルすべてを包含したかたちで指定します。なお、パスに空白が含まれる場合は、全体をダブルクォーテーション('"')で囲んでください。
分析対象ログファイル内の記録形式の定義です。
記録形式は、format-symbolまたはformatで指定します。
format-symbolの場合、定型の形式に対応したシンボルを指定します。指定できるシンボルについては、後述の一覧表を参照してください。
"format"の場合、データに対応したトークンを実際の区切り文字とあわせて並べて指定します。分析対象ログファイル内の記録形式が定型の形式のどれにも該当しない場合は、こちらの方法で指定してください。
被管理サーバのログの分析を管理サーバで行う場合、管理サーバ側では当該被管理サーバの記録形式は、format-symbolとして"SQC-CSV"を指定してください。
利用状況DB登録エンジンは、formatで、トークンの文字列に一致しないものは、すべて区切り文字として扱います。トークンのスペルミスは、区切り文字として扱われますので、注意してください。
利用状況DB登録エンジンは、分析対象ログファイル内のログを読み出し、ここで指定した記録形式に一致したものだけを処理して利用状況DBへ登録します。ログのレコードにここで指定した記録形式に一致しないものが含まれる場合、それらのレコードについては、処理されません。
したがって、分析対象ログファイルには、指定した記録形式のログが出力されるようにしてください。特に、Microsoft Internet Information Server 3.0の場合には、デフォルトでは、WWWサーバのログとFTPサーバのログが同じログファイルに出力されますので注意が必要です。
なお、利用状況DB登録エンジンは、ここで指定した記録形式に誤りがあった場合に備えて、記録形式に一致しないレコードがログファイルの先頭から一定数だけ連続して存在した場合、処理を終了します。
トークンの種類と意味は、以下のとおりです。
意味 |
|
---|---|
c-host |
クライアントのホスト名またはIPアドレス |
c-user |
クライアントの認証ユーザ名 |
s-time{time-format} |
サーバがリクエストの処理を完了した時刻 |
c-request (*1) |
クライアントがサーバへ送信した最初のリクエスト |
s-method (*1) |
クライアントがサーバへリクエストしたメソッド(c-requestの一部) |
s-url (*1) |
クライアントがサーバへリクエストしたURL(c-requestの一部) |
s-host (*1) |
クライアントがサーバへリクエストしたホスト名または、IPアドレス(s-urlの一部) |
s-path (*1) |
クライアントがサーバへリクエストしたファイルパス(s-urlの一部) |
s-status |
サーバがクライアントへ送信したステータスコード |
r-status |
リモートサーバがサーバへ送信したステータスコード |
s-bytes |
サーバがクライアントへ転送したバイト数 |
r-bytes |
リモートサーバがサーバへ転送したバイト数 |
l-url |
クライアントがサーバへ送信したReferリクエストヘッダの内容 |
c-agent |
クライアントがサーバへ送信したUser-Agentリクエストヘッダの内容 |
s-elapse{elapse-format} |
サーバがリクエストの処理に要した時間 |
c-cookie{cookie-format} |
クライアントがサーバへ送信したCookieの内容 |
* |
上記以外の可変要素 |
\ |
エスケープ文字( " \ を指定する場合は \" \\ のようにエスケープ文字を付けます) |
(*1)c-request、s-method、s-url、s-host、s-pathの関係を以下に記述します。
time-format には、時刻の形式 に対応したトークンを実際の区切り文字とあわせて並べます。トークンは、以下のとおりです。
トークン |
意味 |
---|---|
yyyy |
西暦年(1980 〜 2038) |
yy |
西暦年(00 〜 99) |
mm |
月(01 〜 12) |
mon |
月(Jan、 Feb、 Mar、 Apr、 May、 Jun、 Jul、 Aug、 Sep、 Oct、 Nov、 Dec) |
month |
月(January、 February、 March、 April、 May、 June、 July、 August、 September、 October、 November、 December) |
dd |
日(01〜31) |
HH |
時(00〜23) |
MM |
分(00〜59) |
SS |
秒(00〜59) |
seconds |
通算秒 |
elapse-format には、経過時間の単位を示すトークンを記述します。トークンは、以下のどちらかです。
トークン |
意味 |
---|---|
s |
単位は、秒 |
ms |
単位は、ミリ秒 |
cookie-format には、Cookieの形式に対応したトークンを実際の区切り文字とあわせて並べます。トークンは、以下のとおりです。
トークン |
意味 |
---|---|
id |
Cookieに定義されているアクセスID |
* |
上記以外の可変要素 |
ログの記録形式"format"をトークンの並びで指定する場合は、以下に示す必須トークンが指定されていることを確認してください。必須トークンが指定されていない場合は、分析ができなくなりますので、十分注意してください。
必須トークン |
---|
s-time |
c-host |
s-url(または、c-request、s-path) |
s-status |
s-bytes |
Microsoft Internet Information Serverでは、デフォルトのログファイル形式に必須トークンs-bytes(サーバがクライアントへ転送したバイト数)に対応するログ情報がありません。対応するログ情報(Microsoft Internet Information Serverでは、「送信バイト(sc-bytes)」)がログファイル形式に定義されていることを確認したうえで分析をしてください。
ログの記録形式"format"をトークンの並びで指定する場合は、行いたい分析に必要なトークンが指定されていることを確認してください。
行いたい分析 |
必要なトークン |
---|---|
認証ユーザ別の分析をしたい場合 |
c-user |
リンク元別の分析をしたい場合 |
l-url |
ブラウザ別の分析をしたい場合 |
c-agent |
サーバでのリクエストの処理時間を分析したい場合 |
s-elapse |
Proxyサーバの分析でリモートサーバのエラー状況、キャッシュ状況も分析したい場合 |
r-status |
Webサーバに対する(分析対象サーバ定義にwebを指定した場合)シンボルの種類と意味は、以下のとおりです。
対応するログ |
|
---|---|
"format"の内容 |
|
Common |
W3Cの Common Logfile Format。以下のログに対応。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes" |
|
Common+R+U |
Common にReferリクエストヘッダとUser-Agentリクエストヘッダの内容を追加したもの。以下のログまたはそのカストマイズした形式に適合可能。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes \"l-url\" \"c-agent\"" |
|
Microsoft-MS |
Microsoft Internet Information Server独自の形式。以下のログに対応。
注: 5.0 の拡張ログ形式の場合、出力形式が異なるので、トークンの並びで直接指定してください。 |
"c-host, c-user, s-time{yy/mm/dd, HH:MM:SS}, *, *, *, *, *, s-bytes, s-status, *, s-method, s-path, *" |
|
SQC-Extend |
SQC拡張ログの形式。 |
※シンボル指定だけ |
|
SQC-CSV |
SQCのCSV形式ログファイル。 被管理サーバのログを管理サーバで分析する場合に、当該被管理サーバに対して指定します。 |
※シンボル指定だけ |
|
SQC-ExtCSV |
SQCのCSV形式拡張ログファイル。 被管理サーバのレスポンスログを管理サーバで分析する場合に、当該被管理サーバに対して指定します。 |
※シンボル指定だけ |
シンボルで指定する場合は、シンボルに対応する"format"の内容と実際に採取されているログとを比較し、形式が一致していることを確認したうえで指定してください。特に、日付部分の形式はシステムにより異なる可能性があるので、十分注意してください。
Proxyサーバに対する(分析対象サーバ定義にproxyを指定した場合)シンボルの種類と意味は、以下のとおりです。
シンボル |
対応するログ |
---|---|
"format"の内容 |
|
Common |
W3Cの「Common Logfile Format」。以下のログに対応。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes" |
|
Common+R+U |
CommonにReferリクエストヘッダおよびUser-Agentリクエストヘッダの内容を追加したもの。以下のログまたはそのカストマイズした形式に適合可能。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes \"l-url\" \"c-agent\"" |
|
Common+Ts |
Commonに処理時間(秒)を追加したもの。以下のログまたはそのカストマイズした形式に適合可能。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes s-elapse{s}" |
|
Common+Tms |
Commonに処理時間(ミリ秒)を追加したもの。以下のログまたはそのカストマイズした形式に適合可能。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes s-elapse{ms}" |
|
Netscape-Extend |
Netscape Proxy Server独自の形式。以下のログに対応。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes r-status r-bytes * * * * * * s-elapse{s}" |
|
Squid-Native11 |
Squid独自の形式。以下のログに対応。
|
"s-time{seconds} s-elapse{ms} c-host */s-status s-bytes s-method s-url * */* *" |
|
Microsoft-Native |
Microsoft Proxy Server独自の形式。以下のログに対応。
|
"c-host, c-user, c-agent, *, time{yy/mm/dd, HH:MM:SS}, *, *, *, *, *, *, s-elapse{ms}, s-bytes, r-bytes, *, *, s-method, s-url, *, *, s-status, *" |
|
DeleGate-Default |
DeleGate独自の形式。以下のログに対応。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes :*" |
|
InfoProxy-Extend |
Fujitsu InfoProxy独自の形式。以下のログに対応。
|
"c-host * c-user [s-time{dd/mon/yyyy:HH:MM:SS} *] \"c-request\" s-status s-bytes s-elapse{ms} r-status r-bytes * * * * * * * * * * * * *" |
|
SQC-CSV |
SQCのCSV形式ログファイル。 被管理サーバのログを管理サーバで分析する場合に、当該被管理サーバに対して指定します。 |
※シンボル指定だけ |
シンボルで指定する場合は、シンボルに対応する"format"の内容と実際に採取されているログとを比較し、形式が一致していることを確認したうえで指定してください。特に、日付部分の形式はシステムにより異なる可能性があるので、十分注意してください。
なお、ログの記録形式"format"をシンボルで指定した場合、使用できる分析観点は、以下のとおりです。
No |
Symbol値 |
分析種 |
---|---|---|
1 |
Common |
|
2 |
Common+R+U |
|
3 |
Microsoft-MS |
|
4 |
Common+Ts |
|
5 |
Common+Tms |
(注)「リクエスト状況」、「トラフィック状況」、「キャッシュ状況」の分析で、分析するWebサーバ、Proxyサーバの処理能力を示す経過時間をミリ秒で分析します。経過時間は各分析画面に表示されます。 |
6 |
Netscape-Extend |
(注)「リクエスト状況」、「トラフィック状況」、「キャッシュ状況」の分析で、分析するWebサーバ、Proxyサーバの処理能力を示す経過時間を秒で分析します。経過時間は各分析画面に表示されます。 |
7 |
Squid-Native11 |
(注)「リクエスト状況」、「トラフィック状況」、「キャッシュ状況」の分析で、分析するWebサーバ、Proxyサーバの処理能力を示す経過時間をミリ秒で分析します。経過時間は各分析画面に表示されます。 |
8 |
Microsoft-Native |
(注)「リクエスト状況」、「トラフィック状況」、「キャッシュ状況」の分析で、分析するWebサーバ、Proxyサーバの処理能力を示す経過時間をミリ秒で分析します。経過時間は各分析画面に表示されます。 |
9 |
DeleGate-Default |
|
10 |
InfoProxy-Extend |
(注)「リクエスト状況」、「トラフィック状況」、「キャッシュ状況」の分析で、分析するWebサーバ、Proxyサーバの処理能力を示す経過時間をミリ秒で分析します。経過時間は各分析画面に表示されます。 |
11 |
SQC-Extend |
|
分析対象ログファイルに記録されている時刻データの地域の定義です。
diff-time には、時刻の地域をGMT(グリニッジ標準時)からの時刻差で指定します。 形式は、以下のとおりです。
形式 |
説明 |
---|---|
[+|-]HHMM |
+: 進んでいることを表す -: 遅れていることを表す HH: 時(00〜23) MM: 分(00〜59) |
分析対象のWebサーバ、Proxyサーバの種類により、ログに記録されている時刻データの地域が異なります。
どの形式の時刻データが採取されているかを調査する必要があります。どの形式の時刻データが採取されているかは、各サーバのマニュアルを参照してください。
定義例は、以下のとおりです。
[Log] Symbol = WWW Name = Webサーバログ # W3C Extended ログファイル形式 # オプション:日付、時間、クライアントIPアドレス、メソッド、URI Stem、Httpの状態、送信バイト数 Path = "C:\WINNT\system32\LogFiles\W3SVC1\ex*.log" Format = "s-time{yyyy-mm-dd HH:MM:SS} c-host s-method s-url s-status s-bytes" Region = +0000 |
[Log] Symbol = WWW Name = Webサーバログ Path = /usr/local/apache/logs/access_log Format = Common Region = +0900 |
「拡張ログ環境定義ファイル」とは、SQC拡張ログの蓄積方法を定義したファイルです。
SQC拡張ログを採取する場合、事前に拡張ログ環境定義ファイルを設定しておく必要があります。なお、SQC拡張ログを採取しない場合、設定の必要はありません。
拡張ログ環境定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成や編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。
<インストールディレクトリ(可変)>\control\ExtendLogConfig |
/etc/opt/FJSVssqc/ExtendLogConfig |
インストール時には、拡張ログ環境定義ファイルのサンプルを用意しているので、サンプルを編集すると便利です。拡張ログ環境定義ファイルのサンプルは、以下に格納されています。
<インストールディレクトリ>\sample\ExtendLogConfig |
/opt/FJSVssqc/sample/ExtendLogConfig |
文字コードは、以下のとおりです。
シフトJIS |
日本語EUC |
拡張ログ環境定義ファイル内には、先頭行と最終行に正当性チェックのためのタイムスタンプを記述し、その間に拡張ログの定義を記述します。
拡張ログの定義は、以下の定義のかたまり(以降、定義ブロックと呼びます)です。
ファイル内の全体像は、以下のとおりです。
タイムスタンプ 拡張ログ定義ブロック タイムスタンプ |
拡張ログ環境定義ファイル内は、以下の形式で記述します。
行の記述形式 |
意味 |
---|---|
[xxxxxxxxxx] |
定義ブロックの開始を意味します。 また、前の定義ブロックの終了を意味します。 |
xxxx = xxxxxxxxxx |
定義ブロック内の各種パラメタの定義を意味します。 '|' は、「または」の意味で、どちらかが指定できることを意味します。 |
|
空行は、コメントとして扱われます。 |
# xxxxxxxxxx |
'#'で始まる行は、コメントとして扱われます。 |
拡張ログ環境定義ファイル内で、拡張ログ定義ブロックは、以下の形式で記述します。
[Log]
LogfileInterval = day | week(sun|mon|tue|wed|thu|fri|sat) | month(1-31)
拡張ログ定義ブロックの開始を表します。
ブロック内に情報がない場合、行自体を省略できます。
拡張ログファイルの切り替え単位の定義です。選択肢の意味は、以下のとおりです。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
day |
1日単位 |
week(...) |
1週間単位 |
month(...) |
ひと月単位 |
week の場合、括弧内に1週間の起点を以下の値で指定します。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
sun |
日曜日 |
mon |
月曜日 |
tue |
火曜日 |
wed |
水曜日 |
thu |
木曜日 |
fri |
金曜日 |
sat |
土曜日 |
month の場合、括弧内にひと月の起点を以下の値で指定します。ただし、指定日が存在しない月では、月の最終日になります。
<選択肢> |
<意味> |
---|---|
1 〜 31の整数 |
日にち |
デフォルトは、以下のとおりです。デフォルトの場合、行自体を省略できます。
LogfileInterval = week(sun)
SQC拡張ログファイルの切り替えの詳細は、「15.2.5.3 SQC拡張ログファイルの切り替え」を参照してください。
SQC拡張ログを採取するWebページのサービス提供にあたっては、事前にテストを実施し、実際にSQC拡張ログが採取されることを確認してください。
「オプション定義ファイル」とは、利用状況分析機能において、以下の分析を行うための環境定義を記述したファイルです。
オプション定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。
<インストールディレクトリ(可変)>\control\OptionConfig |
/etc/opt/FJSVssqc/OptionConfig |
インストール時には、オプション定義ファイルのサンプルを用意しているので、サンプルを編集すると便利です。オプション定義ファイルのサンプルは、以下に格納されています。
<インストールディレクトリ>\sample\OptionConfig |
/opt/FJSVssqc/sample/OptionConfig |
文字コードは、以下のとおりです。
シフトJIS |
日本語EUC |
オプション定義ファイルは、以下の定義ブロックで構成されます。
ファイル内の全体像は、以下のとおりです。
サブネット単位分析定義ブロック 特定サブネット分析除外定義ブロック 特定URL分析除外定義ブロック |
オプション定義ファイル内には、以下の形式で記述します。
行の記述形式 |
意味 |
---|---|
[xxxxxxxxxx] |
定義ブロックの開始を意味します。 また、前の定義ブロックの終了を意味します。 |
xxxx = xxxxxxxxxx |
定義ブロック内の各種パラメタの定義を意味します。 |
|
空行は、コメントとして扱われます。 |
# xxxxxxxxxx |
'#'で始まる行は、コメントとして扱われます。 |
サブネット単位分析定義ブロックは、利用状況分析機能において、IPアドレスをグループ化したサブネット単位に観点をおいた分析を行いたい場合に、分析対象となるサブネットに名前を定義します。
サブネット単位分析定義ブロックは、以下の形式で記述します。
[SubnetName]
subnet-region=subnet-name
サブネット単位分析定義ブロックの開始を表します。
サブネット名を定義する対象となるサブネット範囲を指定します。
サブネット範囲は、以下の形式で指定します。
<形式> |
<意味> |
---|---|
i.i.i.i-j.j.j.j |
i.i.i.iからj.j.j.jまでの範囲 |
i.i.i.i |
i.i.i.iからi.i.i.255までの範囲 |
i.i.i.* |
i.i.i.0からi.i.i.255までの範囲 |
i.i.* |
i.i.0.0からi.i.255.255までの範囲 |
i.* |
i.0.0.0からi.255.255.255までの範囲 |
* |
0.0.0.0から255.255.255.255までの範囲 |
上記において、i, jはそれぞれ0以上255以下の整数、*(アスタリスク)はワイルドカード指定を意味します。
ひとつの定義文内で、ワイルドカード(*)を複数指定することはできません。
サブネット範囲に対応するサブネット名を指定します。
サブネット名は、以下の形式で指定します。
サブネット単位分析定義ブロックを定義する際の注意事項を以下に示します。
定義例は、以下のとおりです。
[SubnetName] 10.20.125.0-10.20.125.127=サブネット例 192.168.*=Subnet_Example |
[SubnetName] 10.*=SQC 10.20.30.*=SQC_Agent 10.20.30.0-10.20.30.127=SQC_Manager |
[SubnetName] 10.20.30.*=SQC_Manager 10.20.30.128-10.20.30.255=SQC_Agent 10.*=SQC |
特定サブネット分析除外定義ブロックは、利用状況分析機能において、Webサイトの管理部門のネットワークなどIPアドレスをグループ化したサブネット単位に分析対象から除外したい場合に、分析の除外対象となるサブネットを定義します。
特定サブネット分析除外定義ブロックは、以下の形式で記述します。
[SubnetExcepted]
subnet-region
分析対象から除外するサブネット範囲を指定します。
サブネット範囲は、以下の形式で指定します。
<形式> |
<意味> |
---|---|
i.i.i.i-j.j.j.j |
i.i.i.iからj.j.j.jまでの範囲 |
i.i.i.i |
i.i.i.iからi.i.i.255までの範囲 |
i.i.i.* |
i.i.i.0からi.i.i.255までの範囲 |
i.i.* |
i.i.0.0からi.i.255.255までの範囲 |
i.* |
i.0.0.0からi.255.255.255までの範囲 |
* |
0.0.0.0から255.255.255.255までの範囲 |
上記において、i, jはそれぞれ0以上255以下の整数、*(アスタリスク)はワイルドカード指定を意味します。
特定サブネット分析除外定義ブロックを定義する際の注意事項を以下に示します。
定義例は、以下のとおりです。
[SubnetExcepted] 10.25.125.1-10.25.125.127 192.168.* |
特定URL分析除外定義ブロックは、利用状況分析機能において、Webサイトの管理用コンテンツなど特定のURLを分析対象から除外したい場合に、分析の除外対象となるURLを定義します。
特定URL分析除外定義ブロックは、以下の形式で記述します。
[URLExcepted]
url-name
分析対象から除外するWebコンテンツのサーバ名部分を除いたパス名を指定します。
パス名は、以下の形式で指定します。
^ | [ ] { } < > ( ) & $ # " ' * , ? |
特定URL分析除外定義ブロックを定義する際の注意事項を以下に示します。
定義例は、以下のとおりです。
[URLExcepted] /SSQC /SQC/viewer.html /SQC/html/swwm03/swwm0168.html /cgi-bin/program.cgi |
dbprtコマンド実行後に作成されるCSVファイルについて説明します。
dbprtコマンド実行後に作成されるCSV(Comma Separated Value)ファイルの形式を説明します。
CSVファイルは、テキストファイルです。テキストの文字コードは、各プラットフォームによって異なります。
文字コード |
---|
シフトJIS |
文字コード |
---|
日本語EUC |
ファイル中にはデータがカンマ「,」で区切られて出力されています。 ファイル内は、以下の行で構成されています。
タイトル行 データ行 データ行 : : データ行 |
各行の説明を以下に記述します。
各行 |
説明 |
---|---|
タイトル行 |
1行目だけタイトル行として、各フィールドのフィールド名(項目名)が出力されます。各フィールドはカンマ(,)で区切られます。 |
データ行 |
2行目以降には、編集結果のデータ行が複数出力されます。1つのデータ行には、1時間単位に編集された1つのデータが出力されます。データの順番は、日付・時刻の昇順(古い順)です。 各フィールドはカンマ(,)で区切られ、先頭から日付フィールド、時刻フィールドと続き、以降はデータ種別に応じたフィールドが並びます。 日付フィールドの形式は、以下のとおりです。
|
データ種別ごとのタイトル行やデータ行の詳細は、下表のとおりです。表中、1行目は文書の都合上2行にまたがって記述されている場合がありますが、実際の出力は1行になります。
データ種別 |
ファイル出力形式 |
|
---|---|---|
session (セッション情報) |
タイトル行 (1行目) |
date,hour,c-host,c-ip,authuser,r-host,r-ip,url,entry-request,exit-request,session,c-acsid |
データ行 (2行目以降) |
yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","authuser","r-host","r-ip","url",entry-request,exit-request,session,"c-acsid" |
|
request (リクエスト情報) |
タイトル行 (1行目) |
date,hour,c-host,c-ip,authuser,r-host,r-ip,url,s-traffic,e-traffic,e-request,c-hit,s-hit,r-hit,c-acsid |
データ行 (2行目以降) |
yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","authuser","r-host","r-ip","url",s-traffic,e-traffic,e-request,c-hit,s-hit,r-hit,"c-acsid" 備考:総リクエスト回数は、e-request、c-hit、s-hit、r-hitの合計で求めます。 |
|
error (エラー情報) |
タイトル行 (1行目) |
date,hour,c-host,c-ip,authuser,r-host,r-ip,url,s-error-code,r-error-code,e-request,c-acsid |
データ行 (2行目以降) |
yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","authuser","r-host","r-ip","url","s-error-code","r-error-code",error-num,"c-acsid" |
|
agent (エージェント情報) |
タイトル行 (1行目) |
date,hour,c-host,c-ip,url,agent,session |
データ行 (2行目以降) |
yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","url","agent",session |
|
link (リンク元情報) |
タイトル行 (1行目) |
date,hour,l-host,l-ip,l-url,r-host,r-ip,r-url,url,session |
データ行 (2行目以降) |
yyyy/mm/dd,h,"l-host","l-ip","l-url","r-host","r-ip","r-url","url",session |
|
response (レスポンス情報) |
タイトル行 (1行目) |
date,hour,c-host,c-ip,url,avr-response,max-response,min-response |
データ行 (2行目以降) |
yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","url",avr-response,max-response,min-response |
各データ種別の2行目以降のフィールドの説明
フィールド |
意味 |
---|---|
yyyy/mm/dd |
日付フィールド |
h |
時刻フィールド |
"agent" |
エージェント名 |
"authuser" |
認証ユーザ名。データがない場合には、"-"が出力されます。 |
"c-host" |
クライアントホスト名。データがない場合には、"-"が出力されます。 |
"c-ip" |
クライアントIPアドレス名。データがない場合には、"-"が出力されます。 |
"c-acsid" |
Cookieに設定されたアクセスID |
"url" |
WebページのURL名 |
"l-host" |
リンク元のホスト名 |
"l-ip" |
リンク元のIPアドレス名 |
"l-url" |
リンク元のURL名 |
"r-host" |
リモートホスト名 |
"r-ip" |
リモートIPアドレス名 |
"r-url" |
リモートURL名 |
"s-error-code" |
サーバで発生したエラーコード。データがない場合には、"-"が出力されます。 |
"r-error-code" |
リモートサーバで発生したエラーコード。データがない場合には、"-"が出力されます。 |
session |
セッション回数 |
c-hit |
クライアントでヒットした回数 |
s-hit |
サーバでヒットした回数 |
r-hit |
リモートサーバでヒットした回数 |
entry-request |
訪問開始時リクエスト回数 |
exit-request |
訪問終了時リクエスト回数 |
s-traffic |
成功リクエストのトラフィック量 |
e-request |
失敗リクエストの回数 |
e-traffic |
失敗リクエストのトラフィック量 |
error-num |
エラー発生回数 |
avr-response |
平均レスポンス時間(単位は、ミリ秒) |
max-response |
最大レスポンス時間(単位は、ミリ秒) |
min-response |
最小レスポンス時間(単位は、ミリ秒) |
以下の条件の場合で容量概算例を示します。これを参考にCSV出力する各データ種別や期間などを当てはめて容量見積りを行ってください。
データ種別 |
訪問情報 |
---|---|
1行あたりのサイズ |
約150バイト (クライアント名やURL名の長さによって増減します。) |
アクセス回数 |
約1万件/日 |
約150バイト* 約1万件 = 約1.5メガバイト(/1日分)
実際には、同じ1時間内に同一訪問者(クライアント)が同一URLに複数回アクセスすることも多くあると考えられます。この場合、そのデータは1行にまとめられるので、総アクセス回数が同じであれば実際には上記サイズより小さくなります。
SQC拡張ログファイルについて説明します。
SQC拡張ログファイルはSQC拡張ログ採取によってSQC拡張ログの蓄積時に自動作成されます。
SQC拡張ログファイルは、以下のディレクトリ下に格納されます。
<インストールディレクトリ(可変)>\extend-log\ |
/var/opt/FJSVssqc/extend-log/ |
SQC拡張ログファイル名は、以下の形式で、SQC拡張ログファイル切り替えごとに新しく作成されます。青文字箇所は、可変です。
logyyyymmdd_nn
[可変箇所の説明]
記号 |
意味 |
---|---|
yyyy |
作成日の西暦年(1970〜) |
mm |
作成日の月(01〜12) |
dd |
作成日の日(01〜31) |
nn |
作成日の中でのSQC拡張ログファイルの通番(01〜99) |
1日あたりの容量の見積り式は、以下のとおりです。青文字箇所は、可変です。
(1日あたりの容量) =(50+A+B)×C
記号 |
意味 |
---|---|
A |
クライアントフィールドの平均バイト数 |
B |
ドキュメントフィールドの平均バイト数 |
C |
ドキュメントに対する1日の平均アクセス数 |
SQC拡張ログ採取は、SQC拡張ログファイルのバックアップなどの作業を簡単にするため、一定期間ごとに新しいSQC拡張ログファイル(15.2.5.1に記述したファイル名:logyyyymmdd_nn)を作成し、SQC拡張ログの蓄積先を新しいログファイルの方へ変更します。これを「SQC拡張ログファイルの切り替え」と呼びます。
SQC拡張ログファイルの切り替えは、拡張ログ環境定義ファイル「ExtendLogConfig」の設定内容に従って行われます。
拡張ログ環境定義ファイルの設定方法については、「15.2.2 拡張ログ環境定義ファイル」を参照してください。
利用状況DB登録エンジンにより作成されるCSV(Comma Separated Value)形式ログファイルについて説明します。
CSV形式ログファイルの形式について説明します。
CSV形式ログファイルは、WebサーバやProxyサーバのログ用のものであり、その他に、レスポンス状況分析用のCSV形式拡張ログファイルがあります。
CSV形式ログファイルは、以下のディレクトリに作成されます。
|
※ < >はディレクトリです。
(*1) サーバディレクトリは、利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックのSymbolで指定した名前で作成されます。
(*2) CSV形式ログファイル名の変数(yyyymmdd_nnn)は以下のとおりです。年月日は、利用状況DBの切り替え(作成)が行われた時点の日付になります。
yyyy |
西暦年(1980〜) |
mm |
月(01〜12) |
dd |
日(01〜31) |
nnn |
通番(001〜999) |
レスポンス状況の分析を行う場合には、上記のサーバディレクトリ配下に、レスポンス状況分析用のCSV形式拡張ログファイルが以下のファイル名で作成されます。CSV形式拡張ログファイル名の変数(yyyymmdd_nnn)は、CSV形式ログファイルの変数と同じです。
eyyyymmdd_nnn.csv
また、CSV形式ログファイルを被管理サーバから管理サーバに転送する際のCSV形式ファイルへのアクセスを効率化するために、インデックスファイルがサーバディレクトリ配下に以下のファイル名で作成されます。このインデックスファイルは、利用状況DB登録エンジン用の特殊ファイルですので、使用しないでください。
dbyyyymmdd.index
eyyyymmdd.index
CSV形式ログファイルおよびCSV形式拡張ログファイルは、テキストファイルです。テキストの文字コードは、各プラットフォームによって異なります。
文字コード |
---|
シフトJIS |
文字コード |
---|
日本語EUC |
ファイル中にはデータがカンマ「,」で区切られて出力されています。 ファイル内は、以下の行で構成されています。
タイトル行 データ行 データ行 : : データ行 |
各行の説明を以下に記述します。
各行 |
説明 |
---|---|
タイトル行 |
1行目だけタイトル行として、各フィールドのフィールド名(項目名)が出力されます。各フィールドはカンマ(,)で区切られます。 |
データ行 |
2行目以降には、データ行が複数出力されます。1つのデータ行には、Webサーバのログの有効なレコードが1つ出力されます。データの順番は、日付・時刻の昇順(古い順)です。 各フィールドはカンマ(,)で区切られます。 なお、該当データがないフィールドはハイフン(-)が出力されます。 |
タイトル行やデータ行の詳細は、下表のとおりです。表中、1行目は文書の都合上、数行にまたがって記述されている場合がありますが、実際の出力は1行になります。
行 |
ファイル出力形式 |
---|---|
タイトル行 (1行目) |
server,s-date,s-time,c-host,c-ip,s-method,s-protocol,s-host,s-ip,s-path,s-status,r-status,s-byte,r-byte,l-url,c-agent,s-elaps,c-cookie-id,c-user |
データ行 (2行目以降) |
"server","yyyy/mm/dd","hh:mm:ss","c-host","c-ip","s-method","s-protocol","s-host","s-ip","s-path","s-status","r-status","s-byte","r-byte","l-url","c-agent","s-elaps","c-cookie-id","c-user" |
行 |
ファイル出力形式 |
---|---|
タイトル行 (1行目) |
server,s-date,s-time,c-host,s-url,c-response |
データ行 (2行目以降) |
"server","yyyy/mm/dd","hh:mm:ss","c-host","c-ip","s-url","c-response" |
データ行(2行目以降)のフィールドの説明
フィールド |
意味 |
---|---|
"server" |
Webサーバ名 |
"yyyy/mm/dd" |
サーバがリクエストの処理を完了した日付 |
"hh:mm:ss" |
サーバがリクエストの処理を完了した時刻 |
"c-host" |
クライアントのホスト名 |
"c-ip" |
クライアントのIPアドレス |
"s-method" |
クライアントがサーバへリクエストしたメソッド |
"s-protocol" |
クライアントがサーバへリクエストしたプロトコル |
"s-host" |
クライアントがサーバへリクエストしたホスト名 |
"s-ip" |
クライアントがサーバへリクエストしたホストのIPアドレス |
"s-path" |
クライアントがサーバへリクエストしたファイルパス |
"s-status" |
サーバがクライアントへ送信したステータスコード |
"r-status" |
リモートサーバがサーバへ送信したステータスコード |
"s-byte" |
サーバがクライアントへ送信したバイト数 |
"r-byte" |
リモートサーバがサーバへ送信したバイト数 |
"l-url" |
リンク元URL |
"c-agent" |
クライアントがサーバへ送信したUser-Agentリクエストヘッダの内容 |
"s-elaps" |
サーバがリクエストの処理に要した時間(ミリ秒) |
"c-cookie-id" |
Cookieに定義されているアクセスID |
"c-user" |
クライアントの認証ユーザ名 |
フィールド |
意味 |
---|---|
"server" |
Webサーバ名 |
"yyyy/mm/dd" |
サーバがリクエストの処理を完了した日付 |
"hh:mm:ss" |
サーバがリクエストの処理を完了した時刻 |
"c-host" |
クライアントのホスト名 |
"s-url" |
クライアントがサーバへリクエストしたHTML文書へのパス |
"c-response" |
レスポンス時間。単位はミリ秒。 |
以下の条件の場合で容量概算例を示します。これを参考にCSV形式ログファイルを出力する期間などを当てはめて容量見積りを行ってください。
データ種別 |
訪問情報 |
---|---|
1行あたりのサイズ |
約250バイト (クライアント名やURL名の長さによって増減します。) |
アクセス回数 |
約1万件/日 |
約250バイト× 約1万件 = 約2.5メガバイト(/1日分)
CSV形式ログファイルは、被管理サーバのログ情報を管理サーバに転送し、管理サーバ側で分析を行う場合に作成されますが、管理サーバ側に転送され、利用状況DBへの登録が完了するとこのファイルは不要となります。
管理サーバ側の利用状況DBに登録され、不要となったCSV形式ログファイルの削除方法について、以下に説明します。なお、CSV形式ログファイルの削除に際しては、利用状況DBの破壊等のトラブルに対処するため、必要に応じて、CSV形式ログファイルをバックアップしてください。
管理サーバ側に転送され、利用状況DBに登録されたCSV形式ログファイルが削除対象となります。
なお、被管理サーバ側と管理サーバ側の両方のファイルが削除対象となります。
削除対象となるファイルは以下の通りとなります。
dbyyyymmdd_nnn.csv
eyyyymmdd_nnn.csv
dbyyyymmdd.index
eyyyymmdd.index
dbyyyymmdd.index、及び、eyyyymmdd.indexは被管理サーバ側のみ格納されています。
削除対象ファイルの格納場所は、以下のとおりとなります。
<インストールディレクトリ(可変)>\database\csv\サーバディレクトリ\ |
<インストールディレクトリ(可変)>\database\csv\サーバディレクトリ\Server_Csv_Backup\ |
<インストールディレクトリ(可変)>\database\csv\サーバディレクトリ\Extend_Csv_Backup\ |
/var/opt/FJSVssqc/database/csv/サーバディレクトリ/ |
/var/opt/FJSVssqc/database/csv/サーバディレクトリ/Server_Csv_Backup/ |
/var/opt/FJSVssqc/database/csv/サーバディレクトリ/Extend_Csv_Backup/ |
サーバディレクトリは、利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックのSymbolで指定した名前になります。
以下の条件を満たしたCSV形式ログファイルのみ削除を行ってください。
以下のディレクトリに格納されているログファイルをエディタで開き、それぞれの分析対象のサーバにエラーがない場合、CSV形式ログファイルが格納されているディレクトリ内に格納された、最新の日付の3日前(サーバの実稼働日)までの日付のファイルを削除対象とします。
もし、エラーがある場合は、削除を行わないでください。
<インストールディレクトリ(可変)>\log\dbreg.log |
/var/opt/FJSVssqc/log/dbreg.log |
管理サーバのCSV形式ログファイルが格納されているディレクトリ内に転送されているファイルを確認し、最新の日付の3日前(サーバの実稼働日)までの日付のファイルを削除対象とします。
各CSV形式ログファイルの日付の見方については、「15.2.6.1 CSV形式ログファイルの形式」の「格納先とファイル名」を参照願います。
CSV形式ログファイルの削除を行うときは、以下のプロセスが起動していないことをご確認ください。
dbregmng.exe |
dbreg.exe |
dbregmng |
dbreg |
既に管理サーバ側に転送され、利用状況DBに登録されており、不要となったCSV形式ログファイルを自動で削除したい場合があります。
不要なCSV形式ログファイルを自動で削除するには、削除用のバッチファイル(またはシェルスクリプト)を作成し、スケジューラ機能で動作させます。
スケジューラ機能としては、以下に示すようなOSの標準機能を使用したり、Systemwalker Operation Managerなどのようなスケジュール機能を持つ製品を導入し、使用することができます。
ATコマンド
cronコマンド
目次
索引
![]() ![]() |