Interstage Application Server 運用ガイド
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付録E Interstage動作環境定義> E.2 Interstage動作環境定義ファイル

E.2.14 OTS Multiple degree

 データベース連携サービスのスレッド多重度(OTSシステムのスレッド多重度)を設定します。
 運用形態でTYPE2を選択し、OTS Setup modeに“sys”を設定した場合に指定できます。
 設定できる値は、1〜31です。
 本ステートメントを省略した場合、省略値として5が設定されます。
 指定した数だけ、begin、commitおよびrollbackなどのCurrentインタフェースやUserTransactionインタフェースを同時に動作させることが可能になります。
 最大値を超えた場合は、警告メッセージ(ots9013)を出力し、31を自動的に設定します。

 OTSシステムのスレッド多重度は、トランザクション処理性能を最大限に引き出すようにチューニングされているため、デフォルト値を変更する必要はありません。
 変更する場合は、以下の関係を保つように設定してください。
  OTSシステムのスレッド多重度 =< リソース管理プログラムの多重度(注1)
  OTSシステムのスレッド多重度 =< 1リソース管理プログラムのトランザクションの最大多重度

 1リソース管理プログラムのトランザクションの最大多重度に関しては、“チューニングガイド”のConfigファイルに関する記事を参照してください。

 注1)JTS用リソース管理プログラムにおける多重度は以下の式で求めてください。
    JTS用のリソース管理プログラムのプロセス多重度
    × JTS用のリソース管理プログラムのスレッド多重度


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