Interstage Application Server 運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

付録C Interstage統合コマンドによる運用操作

C.4 システムの運用形態を変更する

 システムの運用形態を変更するには以下の手順で実施します。

 運用形態をTYPE1、TYPE2からTYPE3に変更し、別サーバのネーミングサービスまたはインタフェースリポジトリを使用する場合には、自サーバのネーミングサービスまたはインタフェースリポジトリが削除されます。必要に応じバックアップしてください。なお、運用形態およびネーミングサービスまたはインタフェースリポジトリの配置については"Interstageの初期化"を参照してください。

1) Interstageの停止

 isstopコマンド(全強制停止モード)を使用して、Interstageを停止します。

 isstop -f

 -f:全強制停止モード

2) Interstage動作環境定義のカストマイズ

 初期化対象のサービスに対し、必要に応じてInterstage動作環境定義をカストマイズしてください。

3) Interstageの初期化

 変更する運用形態をisinitコマンド実行時に指定します。本コマンドにより、パラメタで指定した運用形態を構成するサービスを初期化し、Interstageが実行可能になります。初期化されたInterstage環境は、次回の初期化までシステムに保持されます。

 isinit TYPE1 | TYPE2 | TYPE3 | type1 | type2 | type3 [EJB|ejb]

 TYPEn(運用形態)として指定できるのは次のサービスパターンだけです。

運用形態

OD

NS

IR

TD

OTS

TYPE1/type1

×

TYPE2/type2

TYPE3/type3

×

○:初期化対象、△:リモートのサーバを参照する、×:初期化できない

 OD:CORBAサービス  NS:ネーミングサービス  IR:インタフェースリポジトリ
 TD:コンポーネントトランザクションサービス  OTS:データベース連携サービス

  1. EJBサービスを利用する場合は、運用形態のほかにEJBオプションを指定してください。
  2. 初期導入を除く契機でisinitコマンドを実行する場合、以下の条件と一致するサービスの登録資源が削除される場合があります。事前に、Interstageの全資源のバックアップを行うことを推奨します。バックアップの詳細については、"メンテナンス(資源のバックアップ)"を参照してください。下記以外の資源については、-fオプションを指定した場合を除き、引き継がれます。

4) Interstageの起動

 isstartコマンドを使用して、Interstageを起動してください。

 isstart


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2004