Interstage Application Server 運用ガイド
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4.3.2.3 Interstage資源のリストア/移入
Interstage資源を一括リストア/移入します。
以下は、リストア対象資源の定義ファイル名を、backupdef.txtとし、サンプルを実行する場合の例です。

リストアの場合
移入の場合

/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore backupdef.txt |

リストアの場合
/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore |
移入の場合
/opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isimport |

- CORBAサービス資源をリストア対象とした場合で、バックアップ時にSSL資源をバックアップした場合は、SSL資源をリストアする必要があります。“CORBAサービス資源のリストア”の“注意事項”を参照してリストアを実施してください。
- 環境変数PORB_HOMEにはPortable-ORBのインストールディレクトリ“/opt/FJSVporb”を指定しておく必要があります(Solaris OEの場合のみ)。また、操作対象は、Portable-ORBのインストールディレクトリ配下のみとなります。Portable-ORBをダウンロードする運用の場合およびSSL運用を行っている場合の資源については対象外となります。これら対象外の資源については、“Portable-ORB資源のリストア”および“Portable-ORB資源の移入”を参照してリストア/移入を実施してください。
- 旧バージョンServletサービスの資源をリストア対象とした場合、Interstage資源の一括バックアップで、手作業でバックアップしたサーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルをリストアする場合は、Interstage資源を一括リストアしてからサーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルをリストアしてください。旧バージョンServletサービスのリストア手順については“旧バージョンServletサービス資源のリストア”を参照してください。
- Interstage HTTP Server資源をリストア/移入対象とした場合で、バックアップ/移出時にコンテンツ、および環境設定時に使用したファイル(httpd.confとパスワードファイル以外)をバックアップ/移出した場合は、別途それら資源をリストア/移入する必要があります。また、SMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境のSSL資源をバックアップした場合は、“Interstage HTTP Server資源のリストア”の“注意事項”を参照してSSL資源をリストア/移入を実施してください。
さらに、移入時にはisrestoreコマンド実行後にInterstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)を以下のように設定する必要があります。
- ServerNameディレクティブに移入先のホスト名(またはIPアドレス)を設定してください。その他にも、移出元のホスト名(IPアドレス)を設定しているディレクティブがある場合は、該当するディレクティブに移入先のホスト名(またはIPアドレス)を設定してください。
- 移出元と移入先でポート番号の設定が異なる場合は、ポート番号を設定しているディレクティブに移入先のポート番号を設定してください。
- isrestoreが異常を検出した場合には、異常となった箇所でエラーメッセージを出力します。isrestoreに記述されているコマンドがエラーとなった場合には、そのコマンドの出力メッセージに対する対処を行ってください。
- isrestoreでは以下のコマンドを使用しています。これらのコマンドからの異常の場合には、コマンドの出力メッセージの確認およびコマンド使用方法に誤りがないか確認してください。
- iscrestoresys
- isguirestore
- odrestoresys
- esrestoresys
- tdrestoresys
- otsrestoresys
- jsrestore
- jar
- issoaprestore
- jmsrestore
- j2eerestore
- ijsrestore

- サンプルのシェルスクリプトには、実行権が付与されていません。使用時には、実行権を付与してください。
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