B.2.12 sfxquotadm(1M) GFSローカルファイルシステムのquotasファイルの管理

PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版）

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sfxquotadm -i filsys

sfxquotadm -e filsys

sfxquotadm -c filsys

sfxquotadm -d filsys

　sfxquotadm は、指定された GFS ローカルファイルシステムの quotas ファイルの管理を行います。

　external quotas ファイルと internal quotas ファイル間の全ユーザの制限値のコピーや制限値の比較、および internal quotas ファイルの削除ができます。

　sfxquotadm は external quotas ファイルが削除された場合や、リストアによって external quotas ファイルが上書きされた場合などに使用します。通常、当コマンドを使用する必要はありません。

　filsys はマウント中で、そのルート・ディレクトリに quotas ファイル (external quotas) を持っていなければなりません。filsys にはマウントポイントまたはブロック特殊ファイルを指定できます。

　sfxquotadm は、スーパーユーザのみが実行できます。

　以下のオプションが指定できます。

-i

　external quotas ファイルの全ユーザの制限値を internal quotas ファイルへ反映します。

-e

　internal quotas ファイルの全ユーザの制限値を external quotas ファイルへ反映します。

-c

　external quotas ファイルと internal quotas ファイル間で全ユーザの制限値を比較します。

　スーパーユーザ(ユーザ ID が 0) の場合には、ソフトリミットを超えた場合のブロック数とファイル数の制限時間を比較します。

　ファイル間でユーザの制限値が一致しない場合は、そのユーザ ID とその内容を表示します。

　表示例は以下のとおりです。external quotas ファイルの内容は「<」、internal quotas ファイルの内容は「>」で表します。

--- uid = root(0) ---

< blocks time limit = 0 (default), files time limit = 0 (default)

> blocks time limit = 1.00 week, files time limit = 12.00 days

--- uid = 1000 ---

< block limits (soft = 0, hard = 0) file limits (soft = 0, hard = 0)

> block limits (soft = 0, hard = 5120) file limits (soft = 0, hard = 100)

--- uid = 2100 ---

< block limits (soft = 0, hard = 5120) file limits (soft = 0, hard = 100)

> block limits (soft = 3072, hard = 5120) file limits (soft = 80, hard = 100)

-d

　internal quotas ファイルを削除します。クォータ機能がオフの状態に限り、削除することができます。

# sfxquotadm -i /mnt
# sfxquotadm -e /mnt
# sfxquotadm -c /mnt
# sfxquotadm -d /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol2100

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