PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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付録B リファレンスマニュアル | > B.2 GFSローカルファイルシステム専用コマンド |
sfxedquota [ -p proto_user ] username ...
sfxedquota -t
sfxedquota は GFS ローカルファイルシステムのクォータ用エディタです。1 名以上のユーザをコマンド行で指定することができます。
quotas ファイルを持つマウントされたファイルシステムに対してそのユーザの現在のクォータ情報をASCII 表現を用いて一時ファイルを作成し、そのファイルをエディタで表示します。その後、表示したクォータ情報を修正したり、新しいクォータ情報を追加したりすることができます。エディタを終了すると、sfxedquota はその一時ファイルを読み取り、クォータ情報を変更します。
エディタは、環境変数 EDITOR で他のエディタを指定しない限り、vi(1) が呼び出されます。
スーパーユーザだけがクォータ情報を編集することができます。クォータ情報を設定するためには、そのファイルシステムのルート・ディレクトリに quotas という root が所有するファイルが必要です。(sfxquotaon(1M) を参照してください)。
proto_user および username にはユーザのログイン名、または UID を指定することができます。割り当てられていない UID を指定することもできますが、割り当てられていないログイン名を指定することはできません。割り当てられていない UID を指定した場合、そのクォータ情報は、UID が割り当てられた時に有効となります。
オプションが指定されなかった場合、エディタは一時ファイルを以下のフォーマットで表示します。
fs mount_point blocks (soft = number, hard = number) inodes (soft = number, hard = number)
block は 1024 バイト(1KB)単位で指定します。number を設定する値に変更します。
以下のオプションが指定できます。
-p
指定された proto_user のクォータ情報を、指定された各 username に複写します。これは、ユーザのグループに対しクォータ情報を初期化するために使用されるオプションです。
-t
各ファイルシステムのソフト・タイム・リミットを編集します。タイム・リミットが 0 の場合には、省略時のタイム・リミットである 1 週間を使用します。エディタは一時ファイルを以下のフォーマットで表示します。
fs mount_point blocks time limit = number tmunit, files time limit = number tmunit
number と tmunit に設定する値を記述します。tmunit は “month”, “week”, “day”, “hour”, “min”または “sec”のうちの1つを指定します。これらのキーワードに付属する文字は無視されますので、“months”や“minutes”と書いてもかまいません。タイム・リミットは 1 以上の値を取り得る最も大きな時間の単位で表示されます。tmunit に“default”と表示された場合、0 を表示します(省略時のタイム・リミットを示します)。
# sfxedquota user1 # sfxedquota user1 user2 # sfxedquota -p protuser user1 user2 # sfxedquota -t
sfxquota(1M), sfxquotadm(1M), sfxquotaon(1M), sfxrepquota(1M).
vi(1), passwd(4).
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