PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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付録B リファレンスマニュアル | > B.1 ファイルシステム管理コマンド |
df -F sfxfs [ generic_options ] [ -o specific_options ] [ directory | special ]
df は GFS ローカルファイルシステムの空きディスクブロック数と空き i ノード数を表示します。
使用中と使用可能として報告される領域はファイルシステムの領域より少ないことに注意してください。これは、システムがファイルシステムの一部をリザーブし、ファイルシステム割り当てルーチン処理に使用するためです。リザーブ領域は一般に 10% です。この値は sfxtune(1M) で調整できます。このリザーブ領域以外のファイルシステムのすべての領域が使用中の場合は、スーパーユーザだけが新しいファイルと既存ファイルのデータブロックの割当てが可能です。このようにファイルシステムが過剰に割り当てられた場合は、df はファイルシステムが 100% 以上使用しているよう表示します。
特殊ファイル名またはマウントポイント名のどちらかが指定できます。どちらも指定しない場合は、マウントしているすべてのファイルシステムについて表示します。
マルチパーティション機能により複数のパーティションでファイルシステムが構成されている場合の特殊ファイル名の指定は、代表パーティションのパス名を指定します。
GFS ローカルファイルシステムがマルチパーティションで構成されている場合には、パーティションごとの情報を表示することができます。
- i ノード 使用状況 (i ノード数、空き i ノード数)
- 空きエクステント状況 (leaf 数、空き leaf 数)
- V データ使用状況 (ブロック数、空きブロック数)
- 空きデータ領域サイズ
- ログ領域サイズ
generic_options は汎用 df コマンドでサポートしているオプションです。
df(1M) のオプションを参照してください。
以下のオプションが指定できます。
-a
/etc/mnttab のエントリに ignore オプションセットを含むファイルシステムについても情報を出力します。
-b
使用可能な容量を キロバイト単位で出力します。
-e
使用可能なファイル数だけ出力します。
-g
statvfs 構造体を出力します。
-k
割り当て状態を キロバイト単位で出力します。
-l
ローカルファイルシステムについてだけ出力します。
-n
ファイルシステムタイプだけ出力します。
-t
合計値を含む完全なリストを出力します。
-V
コマンド行を表示しますが、実行はしません。
-o
sfxfs 固有オプションを指定します。オプションとオプションの間はコンマで区切ります。
ii ノードの使用数と空き数を報告します。
vマルチパーティション構成の場合、パーティションごとに情報を表示します。
# df -F sfxfs -o v /mnt Filesystem:/mnt inodes free vdata free leaf free Type /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301 14248 12192 4781 4615 7128 7127 META kbytes used free %used /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301 113992 62664 51328 55% DATA kbytes /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301 5120 LOG # df -F sfxfs -o v /mnt Filesystem:/mnt inodes free vdata free leaf free Type /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301 29686 27630 9922 9756 14848 14846 META kbytes used free %used /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0301 105752 31832 73920 30% DATA kbytes /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0500 5120 LOG kbytes used free %used /dev/sfdsk/gfs/dsk/vol0600 131736 30832 100904 23% DATA
df(1M), mnttab(4), attributes(5).
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