PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第24章 ファイルシステムのバックアップとリストア | > 24.7 GFS 共用ファイルシステムの高速バックアップ・リストア |
ディスク異常などによりコピー処理が失敗した場合、バックアップ元またはバックアップ先の GDS のボリュームがデータ不当 (INVALID) 状態となることがあります。この場合、関連付けを一旦解除し、INVALID 状態となった原因を取り除いた後、再度関連付けを行うという手順で復旧を行います。ここではその手順について示します。
sfcproxybreak により関連付けの解除を行います。再度関連付けを設定する際に備え、関連付けに関する以下の情報を退避しておきます。
(1) 関連付け名
(3) 各パーティションまたはグループ間の対応
このうち、「(3) 各パーティションまたはグループ間の対応」については sfcproxyinfo コマンドに -f オプションと関連付け名を指定して実行することで、sfcproxyjoin の際に -f オプションで指定可能なパーティション対応の出力を得ることができます。
以下は sfcproxyinfo コマンドによりパーティション間の対応を退避する例です。
# sfcproxyinfo -f backup1_for_volume0001 > /var/tmp/relation_backup
上記の情報を退避後、本書の“24.7.9.1 関連付けの解除”に従って関連付けの解除を行います。ボリューム起動ロックについては設定されたままで構いません。
“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”“F.1 トラブルへの対処方法”を参照し、INVALID 状態からの復旧操作を行ってください。
本書の“24.7.12.1 関連付けに関する情報の退避と関連付けの解除”で退避した情報を元に再度関連付けの設定を行います。
関連付けの設定方法の詳細については、“24.7.7.3 関連付けの設定”を参照してください。
以下は sfcproxyinfo コマンドにより作成したパーティション間の対応のファイル /var/tmp/relation_backup を使用して、再度関連付けを設定する例です。
# sfcproxyjoin equivalent -r backup1_for_volume0001 -f /var/tmp/relation_backup
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