Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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第2章 機能 > 2.1 LDAPの基本サービス

2.1.3 検索(Search)

 検索操作は、以下のように行います。

  1. 検索範囲を指定して情報を絞り込みます。
  2. 検索範囲内の各エントリの属性値に対して、フィルタ条件を指定して一致したものだけを取り出します。

 検索範囲およびフィルタについて以下に示します。

検索範囲

 検索する指定範囲には、以下の3種類があります。

検索範囲

内容

ベースオブジェクト検

指定したエントリそのものを検索します。

ワンレベル検

指定したエントリの1階層下を検索します。

サブツリー検

指定したエントリとその階層配下すべてを検索します。

フィル

 フィルタには、以下の5つを指定することができます。

フィルタ

内容


(equal)

指定した値と同じ属性値がある場合に、取り出します。

部分文字
(substring)

指定した部分文字列を含む属性値がある場合に、取り出します。
部分文字列には、前方一致、後方一致、任意一致、およびこれらを組み合わせて指定することができます。

より大き
(greater)

指定した値より大きい値の属性値がある場合に、取り出します。

より小さ
(less)

指定した値より小さい値の属性値がある場合に、取り出します。


(present)

属性値がある場合に、取り出します。

 また、上記の各フィルタは組み合わせることで、より詳細に指定することができます。以下に組み合わせに使用する論理演算を示します。

論理演算

内容

論理
(AND)

複数のフィルタを論理積(AND)条件で結びます。
すべての条件が真の場合に、有効となります。

論理
(OR)

複数のフィルタを論理和(OR)条件で結びます。
いずれかの条件が真の場合に、有効となります。


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