PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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付録B 伝送路監視機能の強化> B.2 伝送路監視機能の導入

B.2.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/switch.conf

このファイルでは、マルチパス方式で束ねるNICのデバイス名とNICに接続されたスイッチのIPアドレスを定義します。使用する論理インタフェースにおいて本伝送路監視機能を使用する場合には、必ず設定してください。
エントリ形式を以下に示します。設定は1つのMPNETインタフェースに対して、複数行(通信パス数分)を使用します。1行目には、MPNETインタフェース名、LANの論理デバイス名、そのデバイス名に対応するNICにケーブルで接続されたスイッチに割り当てられたIPアドレスを記載し、2行目以降はLANの論理デバイス名とスイッチに割り当てられたIPアドレスについて記載します。
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◆interface-name

MPNETのインタフェース名を指定します。
MPNETのインタフェース名は、"3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/config"ファイルで定義したインタフェース名を指定します。設定内で一意となるように指定してください。

◆lan-interface

マルチパス方式で束ねるNICのインタフェース名を指定します。
インタフェース名は、1行につき1つのインタフェースについて指定します。1行に複数のインタフェースについて指定した場合には正常に動作しない場合があります。

◆IP-address

マルチパス方式で束ねるNICに接続されたスイッチに割り当てられたIPアドレスを指定します。
スイッチに割り当てるIPアドレスは、"3.4 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts"ファイルで定義したIPアドレスと同一のネットワークとなるように設定してください。
論理デバイス名やスイッチのIPアドレスの記載する順番は、端に設置されているスイッチからもう一方の端に設置されているスイッチまでカスケードされている順に設定してください。例えば、"図B.5 マルチパス機能構成例"のmpnet1インタフェースの場合、1行目にMPNETインタフェース名(mpnet1)とスイッチ(3)に接続されているNICの論理デバイス名"hme1"とスイッチ(3)のIPアドレス、2行目にスイッチ(4)に接続されているNICの論理デバイス名"qfe2"とスイッチ(4)のIPアドレス、という順番でスイッチ(6)まで記載する必要があります。
"図B.5 マルチパス機能構成例"の構成の場合に、本ファイルの定義例を以下に示します。
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[図B.5 マルチパス機能構成例]

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