PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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付録B 伝送路監視機能の強化> B.2 伝送路監視機能の導入

B.2.1 /opt/FJSVmpnet/daemon/mpnetpolld.conf

このファイルでは、伝送路監視機能の基本動作について定義します。このファイルにはあらかじめ、デフォルト値で定義されています。必要に応じて値を変更してください。
エントリの形式を以下に示します。
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◆TIME

運用NICでの伝送路監視間隔(sec)を指定します。伝送路監視間隔は2〜300秒の間で設定することができます。デフォルト値は5秒です。

◆COUNT

伝送路の異常監視回数(回)を指定します。異常監視回数は1〜300回の間で設定することができます。デフォルト値は2回です。
異常監視においてCOUNT回連続して監視に失敗した場合に、異常として検出し、通信パスの切替えを行います。

◆PATROL_MODE

待機NICの異常監視について指定します。以下の値を指定することができます。
上記以外の値を設定した場合、待機NICの異常監視は行いません。

◆PATROL_TIME

待機NICの異常監視間隔(sec)を指定します。異常監視間隔は、TIME値〜30000秒の間で設定することができます。デフォルト値は300秒です。

◆WAIT_TIME

伝送路監視機能が起動されてから異常監視を開始するまでの監視待ち時間(sec)を指定します。監視待ち時間は、0〜300秒の間で設定することができます。デフォルト値は0秒です。

◆AUTO_RECOVER_MODE

伝送路の自動復旧モードを指定します。以下の値を指定することができます。
異常が検出された通信パスの自動復旧は、ケーブル抜け等のLink Downによって伝送路異常が検出された通信パスにのみ有効です。Link Down以外の要因で異常となった通信パスについては自動復旧の対象外です。
以下に定義例を示します。定義例では、監視間隔3秒、監視回数3回、待機NIC監視間隔600秒、監視待ち時間10秒に変更しています。
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