PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
|
目次

|
3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/config
このファイルには、MPNETが構成する通信パス、すなわち活性化するインタフェースに対して使用するLANの物理デバイス名を定義します。このファイルの定義は省略できません。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写してから定義を行ってください。
エントリの形式を以下に示します。

◆interface-name
MPNETのインタフェース名を指定します。
インタフェース名は、英小文字でドライバ名 "mpnet"とインスタンス番号(10進数)で構成されています。
設定内で一意となるように設定してください。
◆media-type
使用するLANの物理デバイスの種別を指定します。
- ether : FastEthernetまたはGigabit Ethernetカードを使用する場合
- fddi : FDDIカードを使用する場合
- atm : ATMカードを使用し、IPoA(RFC1157 SVC接続)を使用する場合
- lane : ATMカードを使用し、LANエミュレーション接続を使用する場合
◆lan-interface
使用するLANの物理デバイス名を指定します。
- 1つのMPNETインタフェース内にFastEthernetとGigabit Ethernetを混在して使用することはできません。
- ceドライバを使用する場合は、1つのMPNETインタフェースは全てceドライバで構成してください。
- 使用するLANの物理デバイス名を二重定義しないよう注意が必要です。異なるインタフェースで物理デバイス名を二重定義しても異常となりません。
- ATMカードを使用する場合、1つのMPNETインタフェースが指定できる物理デバイス(通信パス)数は2本までです。
- ATMカードを使用する場合、PVC(Permanent Virtual Circuit)はサポートしていません。
- マルチパスが使用する通信パス(例:hme0)に対して、"/etc/hostname.インタフェース名(例:hostname.hme0)"の設定が存在する場合は、必ず削除してください。
存在した場合、活性化がエラーとなる、あるいは通信パスの切替えが発生した際に通信ができなくなる場合があります。
下記に定義例を示します。
- Ethernet接続環境定義例

- FDDI接続環境定義例

- ATM接続環境定義例

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2006