PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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第3章 導入

3.3 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/parameters

インタフェースごとにMPNETの動作情報を定義します。このファイルの定義は省略できません。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写し、通信形態に合わせた設定を行ってください。
エントリの形式を以下に示します。
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各パラメタについて以下に説明します。

◆interface-name

MPNETのインタフェース名を指定します。
インタフェース名は、“3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/config”ファイルで定義したインタフェース名を指定します。
設定内で一意となるように設定してください。

◆MAC-address

MACアドレスを指定します。
指定したMACアドレスは、一つのインタフェースが構成する通信パス間をMACアドレス引き継ぎする際に使用されます。
グローバルMACアドレスで通信パス間のMACアドレス引き継ぎを行う場合は、"-"を指定してください。
それ以外の値でMACアドレス引き継ぎを行う場合は、任意のMACアドレスを16進数12桁で指定してください。
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◆func-mode

動作モードを指定します。以下の値を指定することができます。
上記以外の値を設定した場合、活性化できません。

◆trunk-mode

マルチリンクイーサネット方式でのデータ分散方式を指定します。
func-modeパラメタで、"1 (マルチリンクイーサネット方式)"を指定した場合に有効であり、"0 (マルチパス方式)"を指定した場合は、必ず "0"を指定してください。
以下の値を指定することができます。
上記以外の値を設定した場合、活性化できません。

◆cluster

該当インタフェースがクラスタ対象か非対象か指定します。
クラスタ非対象の場合、必ず "none" を指定してください。
クラスタ対象の場合、スペース(空白)を指定してください。
なお、ATMを使用する場合、クラスタ対象インタフェースおよび非対象インタフェースを混在することはできません。
クラスタの環境設定方法については、"第7章 クラスタシステム上での運用" を参照してください。
下記に定義例を示します。

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