PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 - |
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第8章 DR(Dynamic Reconfiguration)機能 | > 8.2 PCI Hot Plug機能 | > 8.2.2 PCI Hot Plug機能の操作手順 |
故障等でPCIカードを交換するために対象となる通信パスをマルチパス機能から一時的に切り離す場合の手順を"図8.2 切断時の操作手順"に示します。
[図8.2 切断時の操作手順]
- 停止状態にする
マルチパス機能から切り離す通信パスが、運用(active)状態、あるいは待機(standby)状態の場合には、マルチパス制御(iompadm)コマンドの停止(stop)サブコマンドによって停止(stop)状態にする必要があります。停止(stop)サブコマンドについては、"6.3.2.7 stopサブコマンド"を参照してください。
対象通信パスが、停止(stop)状態、あるいは異常(fail)状態の場合、本手順を実行する必要はありません。
- 運用(active)状態の通信パスを活性交換する場合において、他に運用(active)状態、あるいは待機(standby)状態の通信パスが存在しない場合には通信を継続することができません。
- ATMの場合は、接続するNICに該当する通信パス全てに対して停止処理を行います。
- 切断状態にする
マルチパス機能から切り離す通信パスに対してマルチパス制御(iompadm)コマンドのdisconnectサブコマンドによって切断(disconnected)状態にします。disconnectサブコマンドについては、"6.3.2.11 disconnectサブコマンド"を参照してください。
disconnectサブコマンド実行後のMPNETインタフェースの状態を以下に示します。
- ATMの場合は、接続するNICに該当する通信パス全てに対して切断処理を行います。
- ATMの場合は、本コマンド実行後にatmunlinkコマンドを使用してドライバ間のストリームリンクを切断する必要があります。詳細については、"FUJITSU PCI ATM 1.2 説明書"を参照してください。
- アダプタを切り離す
切断(disconnected)状態となった通信パスについて、cfgadmコマンドを使用してアダプタを切り離します。cfgadmコマンドの詳細については、Solaris OSのマニュアルを参照してください。
- Quad FastEthernet等、1アダプタに複数ポートがあるアダプタの活性交換を実施する場合には、対象アダプタの全ポートについて切断(disconnected)状態、あるいは非活性状態にする必要があります。
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