PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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3.7 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostname6
"3.5 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts6"で指定したマルチパス機能のTCP/IP接続するMPNETインタフェースに対するIPv6論理インタフェースを定義します。このファイルの定義は省略できます。本ファイルの定義は、マルチリンクイーサネット方式の送信先/送信元IPアドレス分散方式を使用する場合等、複数のIPv6論理アドレスが必要な場合に有効です。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写し、通信形態に合わせた設定を行ってください。
エントリの形式を以下に示します。

各パラメタについて以下に説明します。
◆interface-name(VIF)
MPNETインタフェースに対する論理インタフェース名を指定します。
論理インタフェース名は、"3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/config"ファイルで定義したMPNETインタフェース名に":"とインスタンス番号(1-255の数字)で構成されています。
◆hostname
IPv6アドレスを定義します。論理インタフェースの設定では、IPv6アドレスを省略することはできません。
下記に定義例を示します。

- 本定義を行い、mpnet_ifinit6コマンドまたはmpnet_ifconfig6コマンドを実行することで、TCP/IPインタフェースの活性化・非活性化を行うことができます。ただし、クラスタシステムで使用するインタフェースの場合、本コマンドを使用して活性化・非活性化することはできません。
- ホスト名を指定することはできません。また、IPv6アドレスの指定を省略することはできません。
- クラスタシステム使用時、論理IPアドレスでのIPアドレス引き継ぎは未サポートです。IPアドレス引き継ぎを行う場合には、MPNETインタフェースのIPv6アドレスでIPアドレス引き継ぎを行う必要があります。
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