PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (マルチパス機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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3.5 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts6
TCP/IP接続するIPv6インタフェースを指定します。configおよびparametersファイルで定義したインタフェースがFNA、SNA接続のみで使用する場合は、本定義を省略することができます。
- 本定義を行い、mpnet_ifinit6コマンドまたはmpnet_ifconfig6コマンドを実行することで、TCP/IPインタフェースの活性化・非活性化を行うことができます。ただし、クラスタシステムで使用するインタフェースの場合、本コマンドを使用して活性化・非活性化することはできません。
- 本定義を行う際は、/etc配下にhostname6.mpnetXの設定を行わないでください。
マルチパス機能では、/etc/opt/FJSVmpnet/conf/hosts6ファイルに設定するインタフェースが、"hostname6.インタフェース名"に相当することから、"/etc/hostname6.インタフェース名"の設定は不要になります。
- ホスト名を指定することはできません。IPv6アドレスを直接指定する必要があります。IPv6アドレスの指定を省略した場合には、Solaris OSのシステムにより任意のIPv6アドレスが割り当てられます。
- クラスタシステムでTCP/IPインタフェースを使用する場合、運用ノードおよび待機ノードに本設定を行う必要があります。
- 本製品は、トレーラプロトコルは未サポートです。
あらかじめ、このファイルに以下の定義サンプルが用意されているので、定義サンプルの行を複写し、通信形態に合わせた設定を行ってください。
エントリの形式を以下に示します。

各パラメタについて以下に説明します。
◆interface-name
MPNETのインタフェース名を指定します。
インタフェース名は、“3.2 /etc/opt/FJSVmpnet/conf/config”ファイルで定義したインタフェース名を指定します。
設定内で一意となるように設定してください。
◆hostname
IPv6アドレスを定義します。
IPv6アドレスは省略することができます。IPv6アドレスを省略した場合、Solaris OSシステムによって任意に割り当てられたIPv6アドレスで活性化されます。
下記に定義例を示します。

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