InfoDirectory SDK 使用手引書
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第8章 資料採取> 8.1 資料採取を行う場合の対処

8.1.2 LDAP-APIの対処

 LDAPコマンドでトラブルが発生した場合、以下の手順で対処してください。

トラブル発生直後の対処

  1. LDAPコマンドでの再現確認

     LDAP-APIを使用して作成したアプリケーションで、トラブルが発生している箇所が特定できる場合、その箇所で行う処理がLDAPコマンドで実行可能か確認してください。実行可能ならば、InfoDirectoryサーバに対して同様の要求をLDAPコマンドで実行し、コマンド結果とトラブル内容が同様の現象か確認してください。
     コマンド結果とトラブル内容が違う場合は、LDAP-APIの使用方法に誤りがある可能性があります。再度プログラムを見直してください。
     

  2. トラブルの内容確認

     トラブルシューティングを参照して、同様のトラブル事例があるか確認してください。同じ事例があれば、その事例における対処方法にしたがってください。同じ事例が見つからなければ、次の手順に進んでください。
     

  3. 常時取得されているログ情報の取得

     DIB配下のすべてのファイルを取得してください。もし、ディスクサイズが大きくなり取得できない場合やユーザデータを提供できない場合は、DIB配下の"ds.D.00"を除くすべてのファイルを取得してください。
     

  4. 以下の情報の取得

     以下の情報を取得してください。

  5. 資料の送付

     上記3.と4.の情報を取得して技術員まで連絡してください。

トラブルの再現性がある場合

 LDAP-APIおよびInfoDirectoryサーバをデバッグモードで起動してさらに詳細な資料を採取してください。

  1. デバッグモードでの情報取得

     mtldapdプロセスのログ(レベル15)と、odsldap、odsldapv3プロセスのログ(レベル31)およびLDAP-APIのトレース(レベル3)を取得してください。プロセスのログの取得については、SolarisまたはWindowsのInfoDirectory使用手引書 管理ツール編 > 機能 > サーバ管理 > [ログファイル]タブ > [トレースログプロパティ]ダイアログを参照してください。LDAP-APIのトレースの取得については、LDAP-APIのトレース取得を参照してください。
     

  2. 資料の送付

     「◆トラブル発生直後の対処」の3.、4.および「◆トラブルの再現性がある場合」の1.の情報を取得して技術員まで連絡してください。


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