InfoDirectory SDK 使用手引書
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第2章 アプリケーション開発環境(LDAP C API)> 2.1 クライアントAPIライブラリの機能> 2.1.1 LDAP操作の流れ

2.1.1.5 検索結果の解析

エントリの解

 同期型の検索やldap_result()によって検索結果を受信した場合、以下の関数を使用して検索結果に含まれているエントリを参照します。

 これ以降の関数は、ldap_first_entry()またはldap_next_entry()で通知されたエントリのアドレスをパラメタに指定します。

 

属性名の参

 エントリ内の属性名を参照する場合、以下の関数を使用します。

属性値の読込

 以下に示す関数は、エントリの属性値を参照する場合に使用します。

 ldap_get_values()およびldap_count_values()は、属性値を文字列データとして取扱う場合に使用します。バイナリデータが設定されている属性に対して使用できません。
 ldap_get_values_len()およびldap_count_values_len()は、属性値をバイナリデータとして取扱う場合に使用します。
 通知される属性値の形式については、属性値の読込み処理を参照してください。

 

DNの読込みと解

 エントリのDNを参照する場合、ldap_get_dn()を使用します。

 DNを各構成要素に分解してRDNを求める場合、ldap_explode_dn()を使用します。notypesパラメタを指定すると、RDNから属性を取除いた形式で通知されます。また、RDNを構成要素に分解する場合、ldap_explode_rdn()を使用します。DNの読込みと解析に使用する関数については、DNの読込み/解析を参照してください。

 

InfoDirectoryサーバで検索結果をソートする

 InfoDirectoryサーバで検索結果をソートする場合、LDAPコントロールを参照してください。

 

リフェラル情報の解

 同期型の検索やldap_result()によって検索結果を受信した場合、以下の関数を使用して検索結果に含まれるリフェラル情報のメッセージ(LDAP_RES_SEARCH_REFERENCE)を参照/解析します。

 ldap_first_reference()およびldap_next_reference()でリフェラル情報が含まれるメッセージを取得して、ldap_parse_reference()でメッセージに含まれるリフェラル情報(LDAP URL)を取得します。


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