InfoDirectory SDK 使用手引書

2.1.5 LDAPコントロール

　LDAP V3プロトコルでは、InfoDirectoryサーバに対してLDAP要求を送信する際にLDAPコントロールを指定できます。LDAPコントロールには、サーバコントロールとクライアントコントロールがあります。

　サーバコントロールは、InfoDirectoryサーバの処理を制御するための情報です。サーバコントロールは、LDAP要求に付加してInfoDirectoryサーバに送信されます。また、クライアントコントロールは、LDAP-APIライブラリ内部の処理を制御します。

1. サーバコントロール
   　
   • result情報のページング処理

     　検索結果をページング処理で通知するためのサーバコントロールです。以下の関数で作成したサーバコントロールを使用することによって、InfoDirectoryサーバからクライアントに対する検索結果の送信を制御できます。

     • ldap_create_paging_control() ：ページング情報を初期設定するためのサーバコントロールを作成します。
     • ldap_create_more_paging_control() ：次のページング情報を取得するためのサーバコントロールを作成します。
       　
   • 検索結果のソート処理

     　InfoDirectoryサーバで検索結果をソートするためのサーバコントロールです。
     　以下の関数で作成したサーバコントロールを使用することによって、InfoDirectoryサーバ上で検索結果をソートできます。

     • ldap_create_sort_control() ：ソート処理を行うためのサーバコントロールを作成します。
       　
2. クライアントコントロール

   　本ライブラリでは、クライアントコントロールをサポートしていません。

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2.1.5.1 result情報のページング処理

2.1.5.2 検索結果のソート処理