InfoDirectory SDK 使用手引書
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第2章 アプリケーション開発環境(LDAP C API)> 2.1 クライアントAPIライブラリの機能> 2.1.1 LDAP操作の流れ

2.1.1.3 InfoDirectoryサーバへのアクセス

エントリの検索

 InfoDirectoryサーバに対してエントリの検を要求すると、検索でヒットしたエントリの情報が通知されます。エントリを検索する場合、以下の関数を使用します。

 エントリを検索する場合、以下のパラメタを指定できます。

 上記のパラメタで、検索フィルタと属性名リストは省略できます。検索フィルタと属性名リストを省略した場合、通知される情報は以下のようになります。

 また、以下に示すセションハンドルオプションのパラメタの設定により、検索処理の環境を指定できます。

属性値の比較

 属性値の比は、属性値を読込まずに属性値を判定できます。InfoDirectoryサーバは、指定されたエントリの属性値が、クライアントが指定した値と一致しているかどうかを通知します。
 属性値を比較する場合、以下の関数を使用します。

 属性値を比較する場合、クライアントは、以下のパラメタを指定します。

エントリの変更

 エントリの変では、指定された属性を追加/削除/置換ができます。指定されなかった属性は変更されません。

 エントリを変更する場合には、以下の関数を使用します。

 エントリを変更する場合、クライアントは、以下のパラメタを指定します。

 InfoDirectoryサーバは、指定された変更操作にしたがって以下のように処理します。

名前の変

 DNまたはRDNを変更する場合は、以下の関数を使用します。

 各関数の仕様については、エントリ名の変更を参照してください。エントリのDNまたはRDNを変更する場合、クライアントは、パラメタに以下を指定します。

エントリの追

 エントリを追加する場合は、以下の関数を使用します。

 ディレクトリツリー上にエントリを追加する場合、クライアントは、以下のパラメタを指定します。

エントリの削

 エントリを削除する場合、以下の関数を使用します。

 エントリの削除は、クライアントはパラメタにエントリのDNを指定します。

 

非同期操作の取消

 非同期型の関数を使用してInfoDirectoryサーバに要求を送信した場合、以下の関数を使用することで要求を取消すことができます。

 非同期要求を取消す場合には、取消したい非同期要求のメッセージIDを指定します。メッセージIDは、非同期要求を発行する際に通知されます。
 ldap_abandon()、またはldap_abandon_ext()を発行した時点で、取消したい非同期要求のresult情報をすでに受信していた場合、result情報は破棄されます。


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