FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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付録A 容量見積り> A.4 Symfoware抽出レプリケーションでのデータベース抽出コマンドの作業域の容量見積り

A.4.2 全件抽出時の作業域の容量見積り

全件抽出を行う場合は、-tオプションで指定した作業ディレクトリに以下の空き容量が必要です。

見積り式

ディスク空き容量 = R × 抽出件数 + W + D

R:抽出レコード長(単位はバイト)

W:抽出定義時に条件指定(WHERE)を行った場合に使用する作業域のサイズ(単位はバイト)。抽出定義時に条件指定を行わなかった場合は0となります。

D:抽出対象の表がDSI分割されている場合に使用する作業域のサイズ(単位はバイト)。抽出対象の表がDSI分割されていない場合は0となります。

条件指定時の作業域サイズ(W) = R × Wn

R:抽出レコード長(単位はバイト)

Wn:条件指定の各条件値の中での最大の抽出件数。
条件指定が“C1 = (?) USING (10),(20)”の場合で、C1=10である抽出件数が100件、C2=20である抽出件数が200件の場合、200となります。

DSI指定時の作業域サイズ(D) = R × Dn

R:抽出レコード長(単位はバイト)

Dn:抽出対象の表の各DSIの中での最大の抽出件数。
表がDSI1とDSI2に分割されている場合で、DSI1からの抽出件数が100件、DSI2からの抽出件数が200件の場合、200となります。

抽出レコード長(R) = G + 2 + ( N1 + D1 ) + ( N2 + D2 ) + … ( Ni + Di )

G:グループ単位のレプリケーションの場合の制御情報の長さ(単位はバイト)。
グループ単位のレプリケーションの場合で、抽出する項目にナル表示域を指定した場合は8となります。ナル表示域を指定しない場合は6となります。
表単位のレプリケーションの場合は、0となります。

N1、N2…Ni:ナル表示域の長さ。抽出する項目にナル表示域を指定した場合は2となります。指定しない場合は0となります。(単位はバイト)

D1、D2…Di:抽出する各項目の長さ。可変長の場合は、最大長で見積りを行ってください。また、グループ単位のレプリケーションの場合は、当該グループに属するすべての表の項目の長さを含めてください。(単位はバイト)

注意事項

DSI分割および項目の長さについては、“Symfoware Server RDBユーザーズガイド データベース定義編”および“付録B 抽出データ項目の形式”を参照してください。


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