FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第6章 コマンドリファレンス | > 6.34 LinkexpressのDB連携機能系コマンド | > 6.34.1 lxgensvコマンド |
REPLICAGROUP定義文は、グループ単位のレプリケーションの場合にレプリケーショングループの定義を行う定義文です。
NAMEオペランド
[内容]
レプリケーショングループ名を指定します。
[形式]
指定値については、以下に示す規約に沿って指定してください。
使用可能な文字は、半角の“#”、“@”、英大文字および数字です。
先頭の文字に数字は使用できません。
指定できるグループ名は最大8文字です。
MEMBERオペランド
[内容]
1つのレプリケーショングループに属するDBサービス定義の識別名(OUTTABLE識別名)を指定します。
[形式]
レプリケーショングループに属するDBサービス定義の識別名(OUTTABLE識別名)を記述します。OUTTABLE識別名の指定には以下の制約があります。
OUTTABLE識別名の並びは、抽出定義のレプリケーショングループと同じ順番で指定する必要があります。
1つのOUTTABLE識別名は同時に複数のレプリケーショングループに属することはできません。
1つのレプリケーショングループに同じOUTTABLE識別名を重複して指定することはできません。
指定できるOUTTABLE識別名の数は、複写先データベースのSymfoware/RDBのバージョンに依存します。以下のSymfoware/RDBとの組合せでは、最大128個まで指定可能です。これ以外のSymfoware/RDBとの組合せでは、最大63個まで指定可能です。
Symfoware Server Standard Edition 5.0以降
Symfoware Server Enterprise Edition 5.0以降
Symfoware Server Enterprise Extended Edition 4.0以降
指定に当たっては、Symfoware/RDBの動作環境ファイルに“MAX_SQL”を指定する必要があります。詳細は、“6.34.2 lxstrdbコマンド”を参照してください。
FILEオペランド
[内容]
入力ファイル名を指定します。本指定値は、一括差分複写時に有効となります。全複写の場合、INTABLE定義文のFILEオペランドの指定値を使用します。
[形式]
以下の形式で指定してください。
Windows NT、Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003の場合
入力ファイル名を128バイト以内の絶対パスで指定してください。
Solaris、Linuxの場合
入力ファイル名を255バイト以内の絶対パスで指定してください。
TEMPDIRオペランド
[内容]
作業用ディレクトリ名を指定します。本オペランドを省略した場合、以下のディレクトリを作業用ディレクトリとして使用します。
Windows NT、Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003の場合
Linkexpressのインストールディレクトリ\dbtemp\db
Solaris、Linuxの場合
/tmp
[形式]
128バイト以内の絶対パスで指定してください。
INCODEオペランド
[内容]
入力データのコード系を指定します。本オペランドを省略した場合、以下の値が採用されます。
Windows NT、Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003の場合
シフトJIS(MS)系が採用されます。
Solaris、Linuxの場合
Linkexpressインストール時に指定したコード系(EUC、シフトJIS(MS)またはUTF8)を採用します。
[形式]
指定可能な値は以下のとおりです。
sjis-ms:入力データのコード系はシフトJIS(MS)です。
euc-s90:入力データのコード系はEUC(S90)です。
euc-u90:入力データのコード系はEUC(U90)です。
unicode:入力データのコード系がUNICODEです。
IN_UNICODE_TYPEオペランド
[内容]
入力データのコード系がUNICODEの場合のデータ形式を指定します。本オペランドは、入力データのコード系として(INCODEオペランド)、“unicode”を指定した場合に指定します。
本オペランドが省略された場合、“ucs2”が採用されます。
[形式]
指定可能な値は以下のとおりです。
ucs2:データ形式はUCS-2です。
utf8:データ形式はUTF-8です。
ucs2-ms:データ形式はMicrosoft独自形式のUCS-2です。
confused:データ形式はSymfoware/RDBのUNICODEデータベースから編集しないで抽出したデータ形式です。CHARACTER型がUTF-8で、NATIONAL CHARACTER型がUCS-2で表現された混在型データ形式です。
confused-ms:データ形式がSymfoware/RDBのUNICODEデータベースからCOBOLアプリケーションを使用して抽出したデータ形式です。CHARACTER型がUTF-8で、NATIONAL CHARACTER型がMicrosoft独自形式のUCS-2で表現された混在型データ形式です。
INBYTEORDERオペランド
[内容]
入力データのコード系がシフトJIS(MS)の場合、入力データに含まれる数値の表現形式を指定します。
[形式]
本オペランドで指定する値は以下のとおりです。本オペランドを省略した場合、“big”が採用されます。
big:前進法です。
little:後退法です。
DATABASEオペランド
[内容]
格納先のデータベース名を指定します。
[形式]
18文字以内の日本語文字列、半角英数字文字列、または日本語文字と半角英数字文字の混在文字列で指定してください。各データベース・システムで使用可能な文字は、各データベース・システムのマニュアルを参照してください。
Symfoware Serverの場合
格納先データベース名を指定してください。
Oracle8i、Oracle9iまたはOracle10gの場合
Oracleインスタンス識別子を指定してください。
[注意事項]
対応可能なデータベース・システムの種別は、動作するシステムによって変化します。詳細は、利用可能なデータベース種別の説明を参照してください。
OUTCODEオペランド
[内容]
データベースへ反映するデータのコード系を指定します。本オペランドを省略した場合、以下の値が採用されます。
Windows NT、Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003の場合
シフトJIS(MS)系が採用されます。
Solaris、Linuxの場合
Linkexpressインストール時に指定したコード系(EUC、シフトJIS(MS)またはUTF8)を採用します。
[形式]
指定可能な値は以下のとおりです。
sjis-ms:入力データのコード系はシフトJIS(MS)です。
euc-s90:入力データのコード系はEUC(S90)です。
euc-u90:入力データのコード系はEUC(U90)です。
unicode:出力データのコード系はUNICODEです。
[注意事項]
各データベース・システムで扱えるデータのコード系は、各データベースシステムのマニュアルを参照してください。
OUT_UNICODE_TYPEオペランド
[内容]
出力データのコード系がUNICODEの場合のデータ形式を指定します。本オペランドは、出力データのコード系として(OUTCODEオペランド)、“unicode”を指定した場合に指定します。
本オペランドが省略された場合、“ucs2”が採用されます。
[形式]
指定可能な値は以下のとおりです。
ucs2:データ形式はUCS-2です。
utf8:データ形式はUTF-8です。
ucs2-ms:データ形式はMicrosoft独自形式のUCS-2です。
confused:データ形式はSymfoware/RDBのUNICODEデータベースから編集しないで抽出したデータ形式です。CHARACTER型がUTF-8で、NATIONAL CHARACTER型がUCS-2で表現された混在型データ形式です。
confused-ms:データ形式がSymfoware/RDBのUNICODEデータベースからCOBOLアプリケーションを使用して抽出したデータ形式です。CHARACTER型がUTF-8で、NATIONAL CHARACTER型がMicrosoft独自形式のUCS-2で表現された混在型データ形式です。
ENVFILEオペランド
[内容]
コマンド実行時に参照するDB動作環境定義のファイル名を指定します。
[形式]
Windows NT、Windows 2000、Windows XPまたはWindows Server 2003の場合
DB動作環境定義のファイル名を128バイト以内の絶対パス、またはファイル名だけで指定します。ファイル名だけを指定した場合は、DB動作環境定義として“Linkexpressのインストールディレクトリ\manager\db\_gen\DBサービスグループ名\本オペランドのファイル名”が採用されます。
なお、DBサービスグループの登録抹消を行う場合は、“Linkexpressのインストールディレクトリ\manager\db\_gen\DBサービスグループ名\本オペランドのファイル名”のDB動作環境定義が削除されます。
本オペランド省略時は、環境変数“LXDBENV”の指定値が採用されます。このファイル名を持つDB動作環境定義は事前に用意する必要があります。ファイルが存在しない場合、コマンドは異常終了します。
Solaris、Linuxの場合
DB動作環境定義のファイル名を255バイト以内の絶対パス、またはファイル名だけで指定します。ファイル名だけを指定した場合は、DB動作環境定義として“Linkexpressのインストールディレクトリ/MANAGER/DB/_GEN/DBサービスグループ名/本オペランドのファイル名”が採用されます。
なお、DBサービスグループの登録抹消を行う場合は、“Linkexpressのインストールディレクトリ/MANAGER/DB/_GEN/DBサービスグループ名/本オペランドのファイル名”のDB動作環境定義が削除されます。
本オペランド省略時は、環境変数“LXDBENV”の指定値が採用されます。このファイル名を持つDB動作環境定義は事前に用意する必要があります。ファイルが存在しない場合、コマンドは異常終了します。
[注意事項]
DB動作環境定義の各指定方法による関係を以下に示します。
優先 順位 |
種別 | 指定の有無 | |
---|---|---|---|
指定あり | 指定なし(省略) | ||
1 | lxextdbの-dオプション | 有効 | REPLICAGROUP定義文の ENVFILEオペランド |
2 | REPLICAGROUP定義文の ENVFILEオペランド |
有効 | 環境変数:LXDBENV |
3 | 環境変数:LXDBENV | 有効 | デフォルトの DB動作環境定義 |
4 | デフォルトの DB動作環境定義 |
有効 | エラー (動作環境破壊) |
LOGTYPEオペランド
[内容]
差分ログの形式を指定します。
複写元システムの抽出定義に指定した差分ログ形式(LOGTYPE)に合わせて指定します。
[形式]
指定可能な値は以下のとおりです。本オペランド省略時は、normalを指定したとみなされます。
normal:差分ログ形式は、標準形式です。
little:差分ログ形式は、可変長ログ形式です。
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