FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第2章 オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション | > 2.7 レプリケーションの運用 | > 2.7.5 レプリケーション業務の取消し |
レプリケーション業務が異常完了した場合、同一の抽出定義名またはレプリケーショングループ名を指定したレプリケーション業務を開始することができません。
この場合は、まず、レプリケーション業務の取消しを実行します。その後、異常完了したレプリケーション業務の異常原因を取り除きます。また、異常完了したレプリケーション業務の種類または取り消した状態により、レプリケーション業務の復旧作業が必要な場合があります。レプリケーション業務の復旧作業については以下に説明します。また、レプリケーション業務の復旧作業を実施した後で、レプリケーション業務の再開を行うか、以下に示す方法でレプリケーション業務の開始の操作を行ってください。異常完了したレプリケーション業務の再開方法については、“2.9.1 レプリケーション業務の監視”または“2.8.4.3 業務の再開”を参照してください。
全複写業務で全件抽出処理の実行中の場合
(全件抽出処理の実行前を含む)
必要な復旧作業はありません。
全複写業務で全件抽出処理の実行後の場合
(データ送信またはデータ受信、格納処理、確定処理を含む)
先頭のイベントから再開するモードで再開する場合は、取消し対象の業務に対して、業務確定コマンドを実行する必要があります。業務確定コマンドについては“6.15 lxcmtdbコマンド”を参照してください。
一括差分複写業務で差分抽出処理の実行中の場合
(差分抽出処理の実行前を含む)
必要な復旧作業はありません。
一括差分複写業務で差分抽出処理の実行後の場合
(データ送信またはデータ受信、格納処理、確定処理を含む)
レプリケーション業務を取り消した後に再開する場合には、必要な復旧作業はありません。
レプリケーション業務を取り消した後にレプリケーション業務の運用を止める場合には、取消し対象の業務に対して、業務確定コマンドを実行する必要があります。業務確定コマンドについては“6.15 lxcmtdbコマンド”を参照してください。
さらに、業務確定コマンドを実行後、再開する場合には、必ず対象のデータベースに対する全複写業務を実行してください。
複写元システム |
複写先システム |
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1. 取消し作業の開始 |
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2. レプリケーション業務の復旧作業 |
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3. レプリケーション業務の開始 |
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複写元システム |
複写先システム |
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1. 取消し作業の開始 |
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2. レプリケーション業務の復旧作業 |
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3. レプリケーション業務の開始 |
異常完了したレプリケーション業務は、業務中止コマンド(lxcanwrkコマンド)またはLinkexpressクライアントの“業務監視ウィンドウ”の操作を行うことにより、取り消すことができます。
異常完了したレプリケーション業務の異常原因を取り除いた後で、異常完了したレプリケーション業務の種類または取り消した状態により、レプリケーション業務の復旧作業を実施します。復旧作業の中で実行する業務確定コマンド(lxcmtdbコマンド)に抽出定義名またはレプリケーショングループ名を指定します。
レプリケーション業務の復旧作業の中で、グループ単位のレプリケーションの場合は、レプリケーショングループに属するすべての抽出定義に対して、全複写業務を開始します。
その後、必要に応じてレプリケーション業務を開始してください。
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