FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第2章 オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション> 2.2 レプリケーション運用のためのセットアップ> 2.2.1 レプリケーションシステムの設計

2.2.1.5 業務のスケジュール間隔

レプリケーション業務で、スケジュール間隔を指定する場合、以下の点について考慮し、スケジュール間隔を設定する必要があります。

業務スケジュールの詳細は、“Linkexpressのヘルプ”を参照してください。

考慮する点

考え方

業務のスケジュール間隔内で発生する差分データ量

例えば、5分間隔でレプリケーション業務をスケジュールしたくても、発生する差分データ量が、5分間以内にレプリケーション業務が完了できる量でない場合、5分間隔でスケジュールを設定することはできません。
発生する差分データ量(トランザクション数)を減らすか、スケジュール間隔を延ばす(差分データ量は固定)必要があります。

一時的なエラーが発生した場合

ネットワークが不安定な場合のファイル転送エラーや、格納処理で一時的なエラーが発生した場合、レプリケーションできなかった差分データは、次のスケジュールで、新たに発生した差分データと共にレプリケーションの対象となります。
つまり、次のレプリケーション業務で扱う差分データ量が約2倍になります。
したがって、1回のスケジュール間隔では、最低2回分の差分データを処理できるだけの間隔を指定する必要があります。

レプリケーション間隔は、大体以下の総和で見積もります。

ただし、レプリケーション間隔は5分以上にしてください。見積り値の合計が5分以下になった場合でも、レプリケーション間隔は、5分以上に切り上げてください。

注1) 抽出時間、格納時間は、文字コード変換なしの場合の見積り値です。
注2) 転送時間は、転送ファイルの圧縮、暗号化がない場合の見積り値です。
注3) 業務時間は、レプリケーション業務が起動し、正常終了するまでの時間です。


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