FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第2章 オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション> 2.2 レプリケーション運用のためのセットアップ> 2.2.1 レプリケーションシステムの設計

2.2.1.3 ネットワークの一時エラー・無応答の考慮

レプリケーション業務の運用中は、回線異常などの理由により一時的な通信異常や、ファイル送信/ファイル受信または相手側ジョブ起動時に通信異常が発生した場合、業務が無応答となる可能性があります。

このため、Linkexpress Replication optionでは、Linkexpressのネットワーク定義および業務定義で応答監視やリトライを設定することにより、業務の無応答を防することをお勧めします。ネットワーク定義および業務定義については、“Linkexpressのヘルプ”を参照してください。

設定内容

設定個所

推奨値

相手側無通信応答監視時

ネットワーク定義のpath定義命令のrecvtimeオペランド

ネットワーク定義のpath定義命令のrecvtimeオペランドに以下の値を指定します。

  • 3分

イベントリトラ

業務定義のイベントリトライ回数とイベントリトライ間隔

ファイル送信イベントやファイル受信イベント、および相手側ジョブ起動イベントや相手側DB格納イベントの起動に対して、イベントのリトライ回数と間隔を指定します。
イベントリトライ回数は、1〜3回を推奨します。
以下のどちらかの方法で指定します。

  • Linkexpressクライアントの業務定義ウィンドウで、“START”イベントの“イベントリトライ回数”および“イベントリトライ間隔”を指定する

  • 業務定義の業務定義命令(lxdwork)のretryオペランドを指定する

各イベントで実行されるバッチファイルまたはシェルスクリプト

本設定により、相手側ジョブ起動のジョブ結果通知で一時的な通信エラーが発生しても、エラーを回避できる可能性を高くすることができます。
lxrspjobコマンドの復帰値が、12、または0以外の場合、最低5回はリトライすることを推奨します。
詳細は、以降の“バッチファイルまたはシェルスクリプトによるリトライの例”を参照してください。

ッチファイルまたはシェルスクリプトによるリトライの例


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