FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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第1章 レプリケーションの概要> 1.9 差分ログの取得と操作> 1.9.4 差分ログの操作

1.9.4.1 全複写を行った場合の差分ログの操作

差分ログを取得した状態で全複写を行った場合、トランザクションログファイルまたはトランザクションログデータベースと差分ログファイルに取得済みの差分ログは不要になります。この場合は、“差分ログの追出しコマンド”と“差分ログの破棄コマンド”を実行して、不要になった差分ログを削除する必要があります。

説明1

全複写を行った時点で、複写先データベースの内容は最新になるため、すでに取得済みの差分ログは不要になります。

以下の図は、差分ログを取得した状態で、全複写を実施した場合に、トランザクションログファイル(トランザクションログデータベース)と差分ログファイル内に不要になった差分ログが存在している状態を表しています。

説明2

不要になった差分ログを“差分ログの追出しコマンド”と“差分ログの破棄コマンド”により、削除します。

以下の図は“差分ログの追出しコマンド”と“差分ログの破棄コマンド”を実行することで、トランザクションログファイル(トランザクションログデータベース)と差分ログファイル内の不要な差分ログを破棄する状態を表しています。


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